『無骨なイメージが人気の四角いSUV』

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SUVバイヤーズコラム

『無骨なイメージが人気の四角いSUV』

2020.11.26

日常的な使い方を求めるユーザーが増えるにつれて、SUVは流麗なクーペスタイルが増え、四輪駆動車もかつての“ゴツいヨンク”のイメージが薄れてきました。


都会でも映えるスタイリッシュなSUVは確かにカッコイイのですが、アウトドア好きの方やストイックな雰囲気のクロカン4WDが好きな方にとっては、どことなくもの足りなさを感じているのも事実。


もともと本格クロカン4WDの四角いデザインや高い最低地上高、大径タイヤなどは、悪路走破性を優先させたもので、いわゆる“機能美”にあふれています。そんな機能美が魅力の四角いSUVを5台紹介します。



■中身はランクルプラドと共通。トヨタ ハイラックスサーフ


『無骨なイメージが人気の四角いSUV』

ピックアップトラックのハイラックスをベースに、取り外し可能なFRP製リムーバブルトップを備えたSUVとして、1983年に登場。 日本国内販売最終モデルとなった4代目は、2002年から2009年まで販売されました。


主要コンポーネンツを当時のランドクルーザー プラドと共用することでボディサイズや室内スペースを拡大した4代目ハイラックスサーフは、ボリューム間のあるグリルデザインや存在感のあるフェンダーアーチ、根元の幅が広いCピラーが個性を主張しています。


パワートレインは2.7L 直4ガソリンと3.4L V6ガソリン、そして3.0L 直4ディーゼルターボのエンジンラインアップに、FR(後輪駆動)ベースの副変速機付きパートタイム4WDという組み合わせです。


中古車相場は約60万円〜250万円です。



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■北米のデザインスタジオ発SUV。トヨタ FJクルーザー


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2006年に北米市場専用モデルとして投入されたSUVです。丸目ヘッドライトやホワイトルーフ、直立したフロントガラス、“TOYOTA”エンブレムなどは、ランドクルーザー(FJ40型)をモチーフにしたもので、レトロフィーチャーなスタイリングが、いまでも人気です。


ランドクルーザー プラドから流用したシャシーに、パワフルな4.0L V6ガソリンエンジンにリアデフロックを備えたパートタイム4WDというパワートレインを採用。


デザイン性だけでなく高いオフロード走行性能も備えており、本格クロカンSUV性能が非常に高いのも魅力のひとつです。 日本市場へは2010年に導入され、2018年まで販売。現在の中古車相場は約170万円〜300万円です。



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■復刻版なら安心して乗れる。トヨタ ランドクルーザー70


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世界中のあらゆる過酷な環境のもとで、その高性能を実証してきたランドクルーザーの本流、ヘビーデューティ系の最後のモデルが70シリーズです。 1984年に40系の後継モデルとして誕生しましたが、本格的な四輪駆動車が乗用車としても活用される時代になっていたため、快適性や操作性、実用性を向上させたモデルでもありました。


2014年には、70シリーズの発売30周年を記念して、1年の期間限定で“復刻版”が登場。 ボディはダブルキャブ仕様のバンとピックアップを用意。シルエットはかつての70とほぼ同じですが、グリルまわりやヘッドライト、インテリアは現代的なものに変更。


ラダーフレームに、フロントコイル&リアリーフの前後リジッドサス、4.0L V6ガソリンエンジンに副変速機付きのパートタイム4WD、トランスミッションは5MTのみというなんとも玄人好みな仕様となっています。


ランドクルーザー70(復刻版)の中古車相場は、約350万円〜460万円。販売された期間が短いこともあって、高値安定傾向です。



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■手軽な本格クロカン。スズキ ジムニー


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スズキ ジムニーは、モノコックフレームが乗用車の主流となっている現代において、ラダーフレームを採用し続ける本格クロカン4WDという唯一無二の存在です。


初代は1970年に登場。2、3代目とそれぞれ長いモデルサイクルを経て、現行型にあたる4代目は2018年に登場しました。 堅牢なラダーフレーム構造に、パートタイム4WDというメカニズムは初代から変わらず。


シンプルなメカニズムは高い信頼性にもつながりますから、過酷な環境で道なき道を走るオフローダーにとっては非常に重要な機能のひとつです。


もちろん、最新型のジムニーは伝統のメカニズムを採用しながら、LEDヘッドランプやブレーキLSDトラクションコントロールなど先進的な装備も搭載し、ジムニーの価値と魅力をさらに高めています。中古車相場は約150万円〜270万円です。



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■変わらないスタイリングが人気。ジープ ラングラー


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丸目のヘッドライトに7スロットグリル、台形ホイールアーチというジープを象徴するデザインアイコンと本格的な悪路走破性はそのままに、オンロードでの快適性やSUVならではの実用性も兼ね備えたモデルが、最新のラングラーです。


1987年登場の初代から基本的なデザインを変えず、ひと目でラングラーだとわかるスタイリングとなっています。 2018年の最新モデルでは、堅牢なラダーフレームに電子制御センターデフを搭載したセレクトラック 4×4システム、ボディ底部を保護するスキッドプレート、ヒルディセントコントロールなど、とことんオフロードを遊び尽くせる本格的なメカニズム・装備が採用されています。


また限定ながら、2.0Lのダウンサイジングターボを搭載したグレード(サハラ)もリリースされました。 軍用車をルーツとするジープの血統に、最新のメカニズムを付与したラングラーの中古車相場は約350万円〜750万円です。



ラングラーアンリミテッドの中古車を見てみる



年々、環境や安全性に関する規制・基準が厳しくなるにつれて、無骨なデザインは生き残りが厳しくなっています。そんななかで、機能美を身にまとった「カッコいいヨンク」に乗れるのは、あとわずか。いましか乗るタイミングがないのかもしれませんね。

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