デリカD:5 (4WD)とアルファードE-Fourのスペックを比較!

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デリカD:5 (4WD)とアルファードE-Fourのスペックを比較!

2019.02.19

三菱 デリカD:5 D パワーパッケージ


ミニバンのボディに悪路での走破性抜群の4WDシステムを搭載した、デリカD:5(以下、デリカ) とトヨタ アルファード ハイブリッド。


今回は、デリカとトヨタのハイブリッド車にのみ搭載される4WDシステム「E-fourが搭載されたアルファードを比較し、どのような特長があるのかを探っていきます。雪道や道の悪い場所へ行かれる方は必見です。


※デリカD:5は、旧モデルをベースに解説しています。画像はイメージです



両車に搭載されるエンジンをチェック

三菱 デリカD:5 D パワーパッケージ

まずは、それぞれに搭載されているエンジンを見ていきましょう。


デリカは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンをラインナップ。ディーゼルエンジンは、2.2Lコモンレール式 DI-Dクリーンディーゼルエンジンで、最高出力148馬力、最大トルクは360N・mを発生します。


特長は、低圧縮とエンジンの軽量化を実現させ、タービン容量を可変コントロールするVGターボチャージャーを採用することで、低回転から力強いトルクと高回転で滑らかに回るように設計されています。燃費はJC08モードで、13.0km/Lです。


ガソリンエンジンは、2.4L MIVEC DOHC 16 バルブで、4WD仕様のみに採用。MIVECという吸気排気ともに連続可変バルブタイミングを採用することで、動力性能とクリーン性能が向上しています。


さらに、シリンダーブロックやシリンダーヘッドカバー等の材質を見直して、軽量化を測っています。最高出力170馬力、最大トルク226N・mを発生し、燃費はJC08モードで10.6km/Lとなっています。


どちらのエンジンも非常にパワフルで、ドライバーが扱いやすいようにセッティングされています。


トヨタ アルファード 2.5S Cパッケージ

一方、アルファード ハイブリッドのエンジンは、2AR-FXEと呼ばれる2.5Lエンジンをベースにハイブリッドシステムを組み合わせることで優れた動力性能と燃費性能を誇っています。


エンジン単体では、最高出力152馬力、最大トルク206N・m、モーターでは、2JMフロントモーターの最高出力143馬力、最大トルク170N・m、リアにもモーターが搭載され、2FMリアモーター最高出力68馬力、最大トルク139N・mを発生します。


燃費もJC08モードで、18.4km/L (2,110kg以上の場合)、19.4km/L (2,100kg以下の場合)を達成。2トン以上ある車体をこの数値のような燃費性能にするのはトヨタが長年ハイブリッドを作り続けてきた技術のなせる技でしょう。



両車の4WDシステムをチェック

三菱 デリカD:5 D パワーパッケージ

まずデリカですが、 デリカには三菱自動車がダカールラリーやWRCで培ってきた4輪駆動技術「AWC(オール・ホイール・コントロール)が導入されています。


AWCは、4輪の接地荷重をコントロールし、制動力配分、4輪のスリップコントロールを同時に電子制御によってコントロールします。モードは4WDオート・4WDロック・2WDから選ぶことができ、車内のダイヤル式ドライブモードセレクターでモードの変更を行います。

また、グランドクリアランスも4WD車は最低地上高が210mmで、アプローチアングル23.5度、ディパーチャーアングル22.5度、ランプブレークオーバーアングル18度を確保しているため、悪路や山道でも対応できるでしょう。


トヨタ アルファード 2.5S Cパッケージ

一方のアルファードに搭載されるE-Fourは、電気式4WDで、前輪駆動での走行状態から路面状況に応じて4WDへと切り替われるようになっているのが特徴です。


機械式4WDの場合、プロペラシャフトを通じて駆動力がリアへ伝えられますが、E-Fourではフロントとリアそれぞれに独立したモーターが設けられているため、プロペラシャフトは必要ありません。これによって燃費性能が向上する他、車内での足元のスペースにゆとりがうまれます。


デリカのように林道を走るのにはあまり向かないかもしれませんが、寒冷地での利用を考えて雪道など徹底的に走りこんで作られているため、安心して雪道も走破することができるでしょう。



両車の走行性能をチェック

三菱 デリカD:5 D パワーパッケージ

デリカには、ASC(アクティブ・スタビリティ・コントロール)と呼ばれる機能が搭載されています。


これは車両の安定性をサポートするための機能で、滑りやすくなっている路面を走るときや緊急時に急なハンドル操作を求められた際にブレーキやエンジン及び駆動力を制御することによって、安全を確保するスタビリティーコントロール機能が装備されています。


また、スリップ時における駆動力を路面に伝えやすくする、トラクションコントロール機能も装備。


サスペンションは、フロントサスペンションにマクファーソンストラットが装着され、リアサスペンションにはマルチリンクを採用。熟成されたサスペンションといえるでしょう。


ホイールは専用に開発された225/55 R18サイズと大径で、高級感のあるホイールと合わせられています。


トヨタ アルファード 2.5S Cパッケージ

アルファード E-Fourでは、VDIM(ビークル・ダイナミクス・インターグレード・マネージメント)が装着されています。


このシステムは、ドライバーが想定するラインをトレースするべく、ABSやTRC、VSC、EPSといった各種車両制御ユニットが働きつつ安全にドライバーの走行ラインをトレースできるように仕向けるシステムです。


また、ボディにもこだわっていて、構造用溶接材の適応範囲を拡大することにより高剛性ボディを備え、リアサスペンションにはダブルウィッシュボーンを採用しています。


空力にも工夫をし、三角窓後端部にはエアロスタビライジングフィンを採用し、リアコンビネーションランプやフロントのエアスパッツなど細かなところに整流効果を高めるパーツを装備しています。


今回は、デリカD:5とアルファードをご紹介しました。悪路走行時だけでなく、普段の街中走行にも便利な4WD。4WDには様々なタイプがあるので、ぜひ自分にあった4WDを選んでみてください。



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