三菱 RVRとスバル XVのスペックの違いは?

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三菱 RVRとスバル XVのスペックの違いは?

2019.02.21

三菱 RVR G


現行型のRVRは、は、2010年にデビュー以来、熟成を重ねつつ「アクティブ ギア」という特別仕様車を設定するなど、いまだ根強い人気を誇る三菱のコンパクトSUVです。


対するスバル XVは、2017年にモデルチェンジを行なったスバルのコンパクトSUV。シンメトリカル4WD による優れた走行性能だけでなく、アイサイト(Ver.3)を標準装備する高い安全性能が魅力です。かつて、WRCでしのぎを削った2社の、コンパクトSUVを比較してみましょう。

※画像はイメージです。

MIVECエンジンとボクサーエンジンを比較

三菱 RVR G

RVRに搭載される1.8L 直列4気筒SOHCエンジンは、最高出力102kW(139ps)、最大トルク172Nmを発生します。


注目点は、MIVECという可変バルブタイミングシステムで、吸気バルブのリフト量を連続的に変化させることで、吸気抵抗を低減し、吸入時のエネルギーの損失を防ぎます。


その他、減速エネルギー回生システム(高効率発電制御)や、電動パワー ステアリング、空力性能の向上をはじめとする細部にわたる低燃費化技術の採用によって、 JC08モードで15.4km/L (2WD 全車)、14.8km/L (4WD Mグレード)、14.4km/L (4WD Gグレード4WD)という燃費性能を達成しています。


スバル XV 1.6I-L アイサイト 2018

対するXVは、水平対向4気筒を基本とした1.6L2.0L、2.0L+モーターのe-BOXERという3種類をラインナップしています。


新世代ボクサーと呼ばれる1.6Lおよび2.0Lエンジンは、ほぼすべての部品を新設計し、高剛性化と軽量化、摩擦の低減を実現したもの。2.0Lエンジンには、直噴システムも採用しています。


気になるエンジンスペックは、1.6Lが最高出力85kW(115ps)/最大トルク148Nm、2.0L最高出力113kW(154ps)/最大トルク196Nm。


JC08モード燃費は、1.6Lが16.2km/L、2.0L16.4km/L(2.0i-L)、16.0km/L(2.0i-S) となっています。両エンジンとも、リニアで気持ちの良い加速と優れた燃費性能が魅力です。


とはいえ、現在XVの注目エンジンと言えば、201810月に追加されたe-BOXERです。2.0L直噴エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドエンジンは、JC08モードで19.2km/Lの低燃費を実現しています。


バッテリーをリアに積むことで、シンメトリカルAWDの良さをスポイルすることなく、ハイブリッド化されたe-BOXERは、エンジン駆動をベースにしたもので、エンジンの効率が悪い低速域ではモーターのみ、加速&中速域ではモーターがエンジンをアシスト、高速域ではエンジンで走行します。


スペックは、エンジンが最高出力107kW(145ps)/最大トルク188Nm、モーターは最高出力10kW(13.6ps)、最大トルク65Nmをそれぞれ発生しています。



両車のボディサイズを比較

三菱 RVR G

両車のボディサイズを比較するとRVRが、全長4,365mm×全幅1,770mm×全高1,630mm、最低地上高195mm。XVが全長4,465mm×全幅1,800mm×全高1,550mm、最低地上高200mm。ホイールベースは、ともに2,670mmです。


スバル XV 1.6I-L アイサイト 2018

全長で100mm長いXVですが、全高が一般的な立体駐車場も使える1,550mmになっていることから、荷室容量では385L(Advance340L)XVに対し、RVR406Lと逆転します。


また、最小回転半径はRVRmの5.3mに対し、全幅の大きなXV5.4mとなっており、RVRのほうが取り回しやすいかもしれません。



安全性能をチェック!

三菱 RVR G

近年は、安全装備もクルマを選ぶうえで重要な項目です。


RVRでは、レーザーレーダーとカメラによる安全システム「e-Assist」を搭載。衝突被害軽減ブレーキシステムとオートマチックハイビーム、車線逸脱警報システムを標準装備するほか、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)、後退時車両検知警報システム、スーパーワイドHIDヘッドライト(Mグレードのみ)がオプション設定されています。


スバル XV 2.0I-L アイサイト 2018

一方、XVは、スバル自慢の「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備。プリクラッシュブレーキ、後退時ブレーキアシスト、AT発信抑制制御&AT誤発進抑制制御、全車速追従機能付きクルーズコントロール、アクティブレーンキープ、車線逸脱警報のほか、後側方警戒支援システム、ハイビームアシスト、サイドビューモニターが、オプションとして設定しています。


ともに、約200mmを確保している最低地上高は、アウトドアのオフロード走行では、他のSUVに比べてアドバンテージです。


また、発売から約2年のスバル XVに比べると、安全装備の面で劣るRVRですが、車両の基本部分については熟成の域に達していること、さらに新車の値引き率、手ごろな価格の中古車というポイントでは、魅力があるのも事実。


最新の安全装備や機能で選ぶか、コストパフォーマンスを優先するかによって、選択は違ってくるでしょう。

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