150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方

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150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方

2022.12.22

トヨタ ランドクルーザープラド(以下プラドと表記)は、1984年のランドクルーザーワゴンという前身を経て1990年にランドクルーザー70系の派生車種であるライトデューティー4WDとして誕生。

大き過ぎず小さ過ぎず、シティ派過ぎずタフ過ぎず、とまさに丁度良いパッケージングを持つ、トヨタのSUV人気を引っ張るフロントランナーです。


150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


初代から数えて4代目にあたる現行型の150系プラドは、かつて人気を二分したハイラックスサーフの廃止もあって、その使い勝手なども引き継いだまとまりの良さで、15年近くモデルチェンジを受けずに販売されているロングセラー。


その初登場は2009年9月で、2013年9月と2017年9月に大幅なマイナーチェンジを実施。外観はもとより中身もいろいろと進化しています。 それぞれの特徴や違いについて解説しましょう。



■登場以来人気をキープするプラド前期型の特徴(2009年9月~2013年8月)



150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


150系プラドは、2度のマイナーチェンジを境に前期、中期、後期とわかれます。 前期型は、完成度が高かった120系プラドのプラットフォームやエンジンを継続して使用し、その他の部分を一気に近代化することで上質なSUVとして進化したモデルで、2009年9月~2013年8月に生産されました。


都会的かつ大自然のなかにも映えるフロントデザインや、近代的なブリスターフェンダーを一体化したサイドの迫力などがポイント。また中期型と比較してシンプルなグリルなどは精悍さがあります。


リアまわりは先代と比較して立体的かつ高級感のあるデザインを採用し、ナンバーを囲むようなメッキガーニッシュと小ぶりながらも存在感を持ったリアスポイラーで、高級感と高性能をアピール。


上下で赤白に分かれたテールライトのみ先代からの流れを感じさせます。


150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


インテリア(内装)は、シルバーの加飾を縦に走らせたセンターコンソールが先進的かつ洗練された印象。


機能面では可変流量パワーステアリングを新たに採用したことで、速度に応じたリニアなフィードバックを獲得しているほか、状況に合わせて前後スタビライザーの動きを電子制御で変更するキネティックダイナミックサスペンション、悪路での走行をサポートするマルチテレインセレクト、マルチテレインモニター、クロールコントロールなども採用されています。


中古相場は250~350万円で、手を出しやすい価格も魅力です。



■中期型の特徴(2013年9月~2017年8月)



150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


2013年9月のマイナーチェンジで顔付きがより現代的なものとなりました。


一番の特徴は大きく拡大されたフロントグリルと、グリルと一体化した異形ヘッドライトによるフロントマスクで、ハロゲンのみだったヘッドライトはロービーム、ポジションともにLED化し、新しいプラドをアピール。

ボンネット形状などもそれに合わせて洗練され、ルックス的にもっとも都会的な佇まいに仕上がっています。


リアはテールライトユニットの色合いが赤白交互に配置されるよう変更されたほか、前期型の門構えのようなメッキガーニッシュが真一文字に。これによってリアビューにタフさがプラスされました。


150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


インテリアは、シックな色合いに木目パネルを使用することでジェントルな雰囲気に。またステアリングまわりのスイッチ位置をより使いやすく変更しています。


ボディは、サスペンションの最適化を行うことで走行時の快適性や安定性を向上させたほか、マルチテレインセレクトを高度化し、全体的な走行性能も強化されました。


中古相場は350~450万円とやや高めの印象ですが、それだけの価値はあるモデルです。



■後期型の特徴(2017年9月~)



150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


2回目のマイナーチェンジではタフさを全面に押し出したPRが行われ、顔付きも切れ長の直線基調にLEDを効かせた新世代感溢れるものに変更されました。


フロントバンパーも直線を多用したアーバンかつタフな造形へと改められ、フォグランプも丸形からデザインに溶けこむ異形型へと変化。

またボンネット形状は前方視界を拡大するために中心線が凹んだものになるなど、デザインだけでなく機能も進化しています。


リアまわりに大きな変更はありませんが、テールライトにブロック形状とブラックカラーを入れてデザインをパキッとスタイリッシュにしたほか、メッキ部分の形状も変わっています。


ホイールは最上級グレードのTZ-Gで19インチが初めて採用されました。


150系ランクルプラド。前期、中期、後期の見分け方


内装デザインも、ステアリング形状はより上質なものになり、センターコンソールも形状に一体感を持たせた仕上げにるなど大きな変化をとげ、前時代的だった前期型、中期型から一気に近代化した印象を受けます。


また機能面でもテコ入れが行われ、運転支援システムであるトヨタセーフティセンスPを標準で搭載。

急発進の抑制を行うドライブスタートコントロール、ブラインドスポットモニターなどでドライバーの支援機能も充実させたほか、走りの面でもランドクルーザー系として初のトルセンLSDの採用などで強化しています。


中古相場は360~650万円です。


前期~中期型については中古市場価格が落ち着いてきていて、手に入れるには絶好のタイミング。

また後期型についても、程度の良い物件が多く選択肢が広いことも魅力です。


予算にあわせてあわせて選べる150系プラド。

これを機会に、次期愛車の選択肢のひとつにいれてみてください。



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