アクティブなイメージの軽トールワゴン。三菱 EKクロスとスズキ スペーシア ギアの違いは

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アクティブなイメージの軽トールワゴン。三菱 EKクロスとスズキ スペーシア ギアの違いは

2022.09.30

SUVテイストの軽自動車が近年話題になっています。


見た目が格好良いだけでなく使い勝手も良好で、あちこち出かけられる性能はあらゆる世代に大人気です。


今回はそんなSUVテイストの軽自動車のなかでも、トップクラスの人気を誇る三菱 ekクロスとスズキ スペーシア ギアを比較してみましょう。



■それぞれに特徴があるエクステリアは好みの分かれるところ



アクティブなイメージの軽トールワゴン。三菱 EKクロスとスズキ スペーシア ギアの違いは


SUVスタイルのクロスオーバー軽トールワゴンとして2019年から販売されている三菱 ekクロス。


“THE CUTE BEAST”をデザインコンセプトに掲げ、三菱自動車のアイコンでもあるダイナミックシールドを採用した迫力のあるフロントマスクが特徴。


アクティブなイメージの軽トールワゴン。三菱 EKクロスとスズキ スペーシア ギアの違いは


このデリカD:5に通じるフロントデザインに加え、フェンダーアーチやオプションのルーフレール、テールゲートガーニッシュなどを用意することで得られる雰囲気は、クラスを超えた仕上がりとなっています。


対するスズキ スペーシアギアは2018年に登場。


ベース車であるスペーシアの派生型モデルとして新しく誕生した軽SUVで、キャッチフレーズは「遊びゴコロにギアを入れろ」です。


クラシカルな雰囲気の漂う丸目型のLEDヘッドランプやメッシュ状のフロントグリル、外観のあらゆる場所に散りばめられたガンメタリック塗装のガーニッシュパネルによって街でもフィールドでも映えるSUVデザインに仕上がっています。


それぞれのボディサイズは、ekクロスが全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,640〜1,660mmにホイールベース2,495mm。


スペーシアギアは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,800mmにホイールベース2,460mmというもので、スペーシアギアはekクロスよりも全高が高くホイールベースは逆に短くなっています。



■室内の広さはスペーシアギアが上



ekクロスの室内サイズは、室内長2,065mm×室内幅1,340mm×室内高1,270mm。


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エンジンルームを小さくし、ホイールベースを可能な限り長くしたパッケージングを採用しているため、大人4人がどの席に座ってもくつろげる広さのキャビンと、たっぷり収納できるラゲッジルームを両立しています。


フロントシートは2人座っても余裕を感じる空間を実現し、運転席の足もとは幅500mmという快適な広さを確保して、シートを前に出しても窮屈さを感じさせません。


リアシートは分割可倒式でスライド機構が備わり、ラゲッジルーム側からでもワンアクションで操作ができるようになっているほか、ニールームは710mmという広さと出っ張りのないフラットなフロアにすることで荷物を置いても邪魔になりません。


ラゲッジスペースは開口部地上高が655mmと低床仕様のため荷物の積載がしやすく、ラゲッジルームの下に2WD車は54L、4WD車は11Lのラゲッジアンダーボックスも用意します。


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そのほかアッパーオープントレイやドリンクホルダー、センタートレイ、助手席シートアンダートレイなど、小物類を収納するスペースも至るところに散りばめられています。


スペーシアギアの室内サイズは、室内長2,155mm×室内幅1,345mm×室内高1,410mm。


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ツールボックスをイメージしたインパネアッパーボックスなど、道具類に囲まれたガレージのような雰囲気の室内空間に仕上がっています。


シートは全席撥水加工、ラゲッジスペースの荷室フロアとリアシート背面部は防汚仕様なので、泥の付いたギアでも気にせず積み込めます。


シートは全席すべてが独立して動くスライド機構付きなので、多彩なシートアレンジが可能なことにくわえ、リアステップの高さは345mmという低床設計で、小さな子供でも乗り降りがしやすくなっています。


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便利機能では後席の折り畳み式テーブルやメッシュタイプの2段ポケット、USB電源ソケットなどが付いています。



■燃費は互角。モーターアシストに違いが



ekクロスのパワートレインは、日産自動車と三菱自動車の合弁会社が開発したBR06型3気筒エンジンに電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドです。


グレードによってエンジンはターボチャージャー付きも用意され、こちらはパワフルな走りも可能です。


電気モーターは加速時に駆動力をアシストし、減速時には回生機構によってリチウム電池に充電するほか、時速13km/h以下になるとエンジンを自動で停止するオートストップ&ゴーシステムも採用して燃費向上に貢献しています。


トランスミッションは新開発のCVTで、駆動方式は2WDと4WDが用意され、滑りやすい道での発進をサポートするグリップコントロールが全車に標準装備されるekクロスの燃費(WLTCモード)は、自然吸気が21.5km/L、ターボが19.4km/Lです。


いっぽうスペーシアギアのパワートレインも、ekクロスと同じくマイルドハイブリッドシステムを採用しています。


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減速エネルギーを利用して効率よく発電するISG(Integrated Starter Generator)を搭載し、モーターでエンジンをアシストするだけでなくモーターによるクリープ走行も可能にしました。


また時速10km/h以下になると自動でエンジンを停止するアイドリングストップシステムも採用し、アイドリングストップ中でも冷たい風を送るエコクールも搭載しています。


エンジンは街中でスムーズな走りが楽しめる自然吸気エンジンと加速力に優れたターボエンジンの2種類を用意。


トランスミッションは全モデルとも軽量化と効率化を実現したCVTが組み合わされ、燃費は自然吸気が21.2km/L、ターボが19.8km/Lです。



■ekクロスは高速道路も得意



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ekクロスは、三菱自動車の安全支援機能である「マイパイロット」を搭載しています。


フロントカメラとミリ波レーダーを用いた「マイパイロット」は、レーダークルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能(LKA)の2つの機能によって高速道路での運転をアシストしてくれます。


さらにekクロスは、「セーフティ・サポートカーSワイド(サポカーSワイド)」の対象車なので、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)をはじめ、踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)、車線逸脱警報システム(LDW)&車線逸脱防止支援機能(LDP)、オートマチックハイビーム(AHB)を全車標準装備します。


そんなekクロスはさまざまな安全装備を搭載し、JNCAP(Japan New Car Assessment Program)の自動車安全性能2020において、総合評価★★★★・衝突安全性能評価「ランクA」・予防安全性能評価「ランクA」に認定されています。


対するスペーシアギアは2020年のスペーシアのマイナーチェンジにともなって仕様変更を行なっており、デュアルカメラブレーキサポートやSRSカーテンネアバッグの標準装備化など、安全装備の強化が図られました。


安全性能には、スズキ独自の予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を採用。


デュアルカメラブレーキサポートと後退時ブレーキサポートによる衝突被害軽減ブレーキをはじめ、誤発進抑制機能や車線逸脱抑制機能、ふらつき警報機能、アダプティブクルーズコントロール、ハイビームアシスト、標識認識機能、先行車発進お知らせ機能などを搭載しています。


また衝突安全では、衝撃を効率よく吸収するボディ構造「TECT」を採用し、頭部へのダメージを軽減する頭部衝撃軽減構造インテリアや頸部衝撃緩和フロントシート、脚部への衝撃をガードするブレーキペダル後退抑制機構などを採用しています。


ekクロスとスペーシア ギアは、いずれも甲乙つけがたいほどの性能を持っており、見た目も走りも安全性も、そしてもちろん使い勝手も優秀。


そんななかで先進安全運転システムなら「マイパイロット」を装備するekクロス、走りで選ぶならパワーモードスイッチでISGのアシストトルクをアップさせることが可能なスペーシアギアが、それぞれおすすめです。



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