新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較

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新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較

2022.09.27

トヨタのヤリスクロスとライズは、クラスが異なるものの価格に重複する部分があり、たとえばガソリンエンジンの2WDなら、ヤリスクロスの中間グレード“G”が202万円、ライズのトップグレード“Z”は203万9000円と、わずか1万9000円差と多くの人が迷うであろう価格設定になっています。


小さくても上級グレードのライズか、装備は落ちてもクラスが上のヤリスクロスか迷っている方に、どちらがより装備と使い勝手で比較してみました。


どちらがより自身のライフスタイルにマッチしているのか、検討のヒントにしてください。



■モダンで都会的なデザインのヤリスクロス、コンパクトでも力強いデザインのライズ



新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


ヤリスクロスはトヨタの大人気コンパクトカー、ヤリスのクロスオーバーSUV版です。


ヤリスファミリーらしい、モダンで都会的なデザインに扱いやすいボディサイズと充実した装備というバランスの良い価格が特徴です。


パワートレインは、1.5Lガソリンエンジンモデルと、1.5L+モーターのハイブリッドモデルがあり、それぞれに2WDと4WDが設定されています。


新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


いっぽうライズは、トヨタのSUVでもっともコンパクトな5ナンバーサイズのモデルです。


コンパクトながらSUVらしい力強いスタイリングと、想像以上に広々とした室内空間、使い勝手の良いユーティリティなどが特徴です。


1.0Lガソリンターボエンジンと1.2LガソリンNA、そして発電専用の1.2Lエンジンを搭載し、モーターで駆動するe-SMARTハイブリッドのラインアップがあります。


2WDモデルは1.2Lガソリンとハイブリッド、4WDが1.0Lターボという設定です。


価格帯は、ヤリスクロスが189万6000円〜293万6000円、ライズは170万7000円〜229万9200円と、ハイブリッドの4WDをランナップするヤリスクロスのほうが幅広くなっています。


ところが、前述のガソリン(2WD)の2台をはじめ、ハイブリッド(2WD)モデルでもヤリスクロス HYBRID Gが239万4000円、ライズ Z ハイブリッドが232万8000円、ガソリンの4WDで比較しても、ヤリスクロス Gが225万1000円、ライズ Zが229万9200円と、ほぼ同じと言っても良い価格になっています。


以下ではガソリンモデルの装備を中心に、それぞれの違いを見ていきます。



■室内はライズ、ラゲッジスペースはやっぱりヤリスクロス



新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


室内の寸法は、ヤリスクロスの室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,205mmに対し、 ライズは、室内長1,955mm×室内幅1,420mm×室内高1,250mmと、室内長はライズのほうがあります。


また室内高もヤリスクロスがクーペスタイルを基本としているため、ライズのほうが高くなっています。


それでいて室内幅はほぼ同じなので、荷室を含めない居住スペースで考えるなら、頭上のスペースがあるぶんだけライズのほうが広く感じるでしょう。


新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


ラゲッジスペースは、ヤリスクロスが390L、ライズが369Lで、荷室長はヤリスクロスが820mm、ライズが755mmです。


ライズの場合はラゲッジスペースを削って後席を後方に配置する設計なので、荷室が犠牲になっています。


ロングドライブやアウトドアレジャーなどによく行くというオーナーは、ヤリスクロスの方が便利に感じるでしょう。


燃費は、ヤリスクロス G(ガソリン 2WD)が19.8km/L、ライズ Z(ガソリン 2WD)は20.7km/Lと、排気量の違いから、わずかにライズのほうが上回っていますが、実用ではほとんど気にならないレベル。



■上級グレードのライズはさすがに装備が充実、しかしオーディオには注意が必要



新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


両車の室内の装備・仕様をいくつか比較してみましょう。


まずヤリスクロス Gのおもな装備は、4.2インチカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイ付きデジタルメーター、本革巻きステアリング&シフトノブ、8インチディスプレイオーディオ、上級ファブリックシート、4:2:4分割可倒式リアシート、ピアノブラック加飾インパネセンタークラスター、オートエアコン、6:4分割アジャスタブルデッキボード、8インチディスプレイオーディオ、6スピーカーとなります。


新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


対するライズ Zは、マルチインフォーメーションディスプレイ付き7インチ液晶ディスプレイ+LEDデジタルスピードメーター、本革巻きステアリング&シフトノブ、運転席・助手席シートヒーター、オートエアコン、6:4分割可倒式リアシート、シルバー塗装センターコンソール、デッキボード上下収納、レッドパイピングファブリックシート、6スピーカーという内容。 室内の装備に関して、それほど大きな違いはないように思えますが、ライズ Zはメーターが豪華になることと前席にシートヒーターが付くことがポイント。


ディスプレイオーディオが標準装備されるのはヤリスクロス Gで、ライズ Zはオプション設定となっています。


好みのオーディオやナビをインストールできるというメリットはありますが、そのぶん費用を追加で見なければならないところは注意が必要です。


全体的な質感は、やはり上位クラスのヤリスクロスのほうが高い印象です。


ちなみにヘッドライトはヤリスクロスGがハロゲンタイプ、ライズZがLEDタイプとなります。



■燃費は互角、安全装備はヤリスクロス



新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


ヤリスクロス Gのおもな安全装備は、プリクラッシュセーフティ(歩行者・昼夜)、自転車運転者(昼)検知機能付き、レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、バックガイドモニターです。


対するライズ Zの安全装備は、衝突回避支援ブレーキ機能&衝突警報機能(対車両、対歩行者昼夜)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報、路側逸脱警報、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能(前方・後方)、アダプティブドライビングビーム、標識認識機能、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、サイドビューランプ、レーンキープコントロール、コーナリングトレースアシストです。


新車価格200万円のヤリスクロス(G)とライズ(Z)を比較


基本のシステムが、トヨタとダイハツという違いがあるので名称が異なっているものもありますが、どちらも充実した安全運転支援システムが標準装備されていますので、それほど大きな差は感じないと思いますが、プリクラッシュセーフティが自転車にも対応するなど、安全性ではヤリスクロスが若干上回っている印象。


選ぶ基準としては、普段、人や荷物を乗せる機会が多いか少ないか、街乗りや買い物メインかロングドライブやアウトドアレジャーにも使いたいかで変わります。


人や荷物を乗せる機会が少なく街乗りや買い物が多いという方にはライズ、ロングドライブやアウトドアレジャーに出かけたり、人を乗せる機会もほどほどあるという方にはヤリスクロスがそれぞれオススメします。



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