三菱 デリカD:5のインテリア・荷室の使い勝手を紹介
2022.05.30
「オフロードも走れるミニバン」として唯一無二の存在であるデリカ D:5。
ファミリーのアウトドアレジャーに最適な一台ですが、インテリア(内装)の雰囲気や荷室の使い勝手はどうなのでしょうか。
解説していきます。
■見晴らしの良い高さと上品な仕上げで居心地の良さが感じられる運転席まわり
デリカD:5の運転席は、ミニバンならではの見晴らしの良さと機能的に配置されたスイッチ類が機能性の高さを感じさせるのと同時に、ウッド調やメタル調、ピアノブラックの加飾などが上品に配置され、高級な雰囲気も演出された居心地の良い空間です。
標準モデルの「D:5」はブラウンやグレーの落ち着いた印象のインパネで、「アーバンギア」はブラックを基調としたスポーティな印象です。
シートカラーは標準モデルがブラックもしくはベージュカラー(本革シートはブラック)で、アーバンギアはブラックのみの設定です。
ドアトリムやアームレスト周りはソフト素材を採用し、質感の良い肌触りが得られると共に、丁寧にステッチが施されていて上品な仕上がりです。
快適装備としてはステアリングヒーター、運転席・助手席シートヒーター(一部グレードはオプション設定)が装備され、冬でも快適にドライブが楽しめます。
また左右独立温度コントロール式フルオートエアコン&リアマニュアルクーラーで、それぞれの席に座っている人が快適に過ごせます。
また、レディッシュオレンジのLED照明をインパネダウンライト、フロアコンソール後方に採用し、Pグレードにはルーフビームガーニッシュを装備することで、室内を上質な空間に演出しています。
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※価格は支払総額
■多彩なシートアレンジとゆとりのあるシート設計で快適な後席の居住性
デリカD:5は、2列目シートがキャプテンシートの7人乗りと、ベンチシートの8人乗りが用意されています。
キャプテンシートは独立した2名乗車で、それぞれにアームレストが設置されとても快適です。
シートはリクライニング&リラックスモード、運転席側・助手席側ウォークイン機構、チップアップ機構を装備しています。
ロングドライブでもキャプテンシートなら快適に過ごせそうですね。
8人乗りのセカンドシートは、6:4の分割ベンチシートとなります。
こちらもリクライニング&リラックスモード、ウォークイン機構に加えチップアップ機構もあります。
さらにセカンドシートとサードシートをフラットにすることもでき、車中泊などをしたい場合に便利です。
シートクッションはたっぷりと厚みがあり、ゆったりとソファでくつろぐかのように快適に過ごせます。
またスライドドア側、クォータートリム側にはカップホルダーを備え、運転席&助手席のシートバックにはスマートフォンを収納できるポケットなど、たくさんの収納スペースやユーティリティが備わっています。
またフロアコンソール後方には100WまでのAC電源が使える100Vのアクセサリーコンセントも用意されています(Mグレードを除く)。
また助手席ドアと助手席側スライドドアの開閉と連動して作動する「電動サイドステップ」が上級グレードに標準装備されていますので、小さなお子様やお年寄りの方にとって乗り降りがしやすくなります。
夜間や暗所ではLEDライトが足元を照らし、安全に乗り降りできます。
■跳ね上げ式のサードシートでたっぷり積載できる荷室の使い勝手
テールゲートの開口幅は1,230mm、開口高は1,130mm、地上から開口部までの高さは620mmで、大きくて重い荷物でも積みやすい高さと幅が確保されています。
上級グレードにはテールゲートを電動で開閉できるエレクトリックテールゲートが標準装備されています。
サードシートは跳ね上げ式になっていますので、使用しないときは跳ね上げてたくさんの荷物を積むことができます。
荷室のサイズを見てみましょう。
サードシートを跳ね上げ、セカンドシートを使用した5名乗車の状態での荷室長は1,200mm(8人乗り)、セカンドシートをチップアップして前方にスライドした2名乗車の状態であれば最大1,610mmまで伸ばすことができます。
8名でフル乗車した場合は140mmとなります。
荷室幅は最大で1,245mm、跳ね上げたサードシート間の幅は770mmです。
また8人乗りのセカンドシートの片側をチップアップ、サードシートの片側を跳ね上げると長尺物を積んで、セカンドシートとサードシートのもう片方の側に人が乗ることもできます。
7人乗りのキャプテンシートの場合は、左右の間にあるスペースを活用して長尺物を積むという活用もできます。
後席に人が座ったままある程度の荷物を積むことができるのは便利ですね。
オフロードを駆け抜けるようなハードなアウトドアレジャーにも対応できるデリカ D:5ですが、ミニバンとしての実力も非常に高く、上質で居心地の良い空間を楽しむことができます。
ロングドライブや車中泊など、使い勝手の幅が広いモデルですね。