トヨタ 3代目ハリアーの走行性能・安全性能をチェック

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トヨタ 3代目ハリアーの走行性能・安全性能をチェック

2022.03.18

国産の高級SUVの元祖とも言えるハリアー。


精悍で流麗なボディデザインとともに、走行性能の高さも注目のポイントです。


今回は、人気が高く、現在も中古車市場で流通量が多い、3代目ハリアーの走行性能や安全性能をチェックしていきます。



■静粛性にこだわった高剛性プラットフォーム



トヨタ 3代目ハリアーの走行性能・安全性能をチェック


使用されているプラットフォームは、プリウスやヴァンガードなどに使用されている新MCプラットフォームです。


剛性を高めたプラットフォームで、安定した乗り味と静粛性を保っています。


フロントサスペンションにはストラット式、リアサスペンションにはダブルウィッシュボーン式を採用し、応答性の高さと後席の乗り心地を向上させました。


舗装路面での静粛性や快適性を高めるため、ボディ各所へ吸遮音材、制振材を効果的に配置し、高遮音ガラスを採用するなど、車内への音の進入を防ぐ工夫を各所で実施。


ハリアーの特徴である高い静粛性を生み出しており、同乗者は非常に快適で、ロードノイズも少なく、車内での会話もしやすい環境になっています。


トヨタ 3代目ハリアーの走行性能・安全性能をチェック


また、操縦安定性を高めるため、高張力鋼板の採用範囲を拡大し、ボディ各部の結合方法を先代に比べて大幅に改良しました。


ボディ全体の剛性が高まったことで、車内で感じる振動が少なくなります。


さらに、ステアリングを切った際のボディ追従性も高まっており、気持ちの良い走りが体感できるでしょう。


ドライバーの意思と同調し、快適なドライビングを実現しています。



■3種類の多様なパワートレインを用意



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3代目ハリアーには3つのパワートレインが用意されています。


ガソリンモデルは2.0L NAエンジンと2.0Lターボエンジン、ハイブリッドモデルは2.5Lエンジンです。


駆動方式はガソリンモデルがFFと4WDを選択可能。


ハイブリッド車は全車E-four(4WD)となっています。



■バランスが良い2.0LNAエンジン



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パワートレイン選びで迷ったら、バランスが良く、動力性能に過不足感がない2.0L NAエンジンがおすすめです。


最高出力111kW(151PS)/6,100rpm、最大トルク193Nm(19.7kgm)/3,800rpmと、街乗りから高速走行まで十分な数値になっています。


JC08モード燃費は14.8〜16.0km/Lと、同クラスのSUVでは高いレベルにあります。


組み合わされるトランスミッションはCVTです。



■パワフルな加速が感じられる2.0Lターボエンジン



SUVとしての重さを感じさせないパワフルな加速が期待できる、2.0Lターボエンジンは、最高出力170kW(231PS)/5,200~5,600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650~4,000rpmです。


JC08モード燃費は12.8〜13.0km/Lと、NAエンジンには劣りますが、ハイパフォーマンスエンジンとしては十分な値です。


組み合わされるトランスミッションは6速ATとなります。



■燃費に優れた2.0Lハイブリッドモデル



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クラストップレベルの燃費性能を誇る、2.5Lハイブリッドエンジンは最高出力112kW(152PS)/5,700rpm、最大トルク206Nm(21.0kgm)/4,400~4,800rpmです。


フロントモーター最高出力105kW(143PS)、最大トルク270Nm(27.5kgm)、リアモーター最高出力50kW(68PS)、最大トルク139Nm(14.2kgm)となっており、加速が必要なシーンや、滑りやすい路面などで高い駆動力を発揮します。


JC08 モード燃費は21.4km/Lと高い数値で経済的。


組み合わされるトランスミッションは電気式無段変速機です。


十分なパワーとともに、経済性も高めたいユーザーはハイブリッドを選ぶと良いでしょう。


燃費性能や価格に合わせて、様々なエンジンバリエーションを選択可能で、自分にぴったりのハリアーを見つけることができるはずです。



■常に安心感と安全を確保する4WD機能



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ガソリンエンジンでは、前輪駆動状態と4輪駆動状態を自動的に切り替えるダイナミックトルクコントロール4WDを採用しています。


旋回時にはステアリング操舵量から、コンピューターが各車輪への駆動力を判断し、車両挙動に合わせて後輪のトルク配分を変えることで、旋回性能を高めてくれます。


特に乾燥路面でのコーナリング性能を向上させ、他の電子制御と協調制御されることで、常にクルマが安全な状態で走れるようコントロールしてくれるのは安心です。


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ハイブリッド車にはE-fourを採用。


リアの駆動はモーターが行い、前後輪のスリップを抑制しながら、しっかりとしたグリップ力を確保します。


こちらも旋回時には高い操縦安定性を実現するとともに、リア駆動をモーターへ任せることにより、燃費の向上も期待できる機構です。


岩場や砂地といった本格オフロードでの走行は難しいですが、雨で濡れた路面や積雪状態などでは安定した駆動力を発揮し、ドライバーに安心感をもたらしてくれます。



■先進の安全性能が、ドライバーをサポート



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安全性能ではToyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)を採用しています。


高速道路では設定速度で走行し、全車速で追従機能を付与されたレーダークルーズコントロールを採用。


ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じて車間距離を保ちながら追従走行を支援します。


渋滞やノロノロ運転でもサポートを継続し、先行車が停止すれば、自車も停止。


発進時にはドライバーの操作で追従走行を再開できます。


また、高速道路のクルージング中に車線逸脱をしないよう支援するレーントレーシングアシストを装備。


車線の中央を走行するためにステアリングの一部操作を支援しながら、車線をはみ出しそうな場合にはブザーでお知らせし、修正舵を支援してくれます。


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隣の車線を走るクルマをレーダーで検知するブラインドスポットモニターは、車線変更時の後方確認をアシストしてくれる機能です。


昼間の自転車や歩行者、夜間の歩行者にも対応した、プリクラッシュセーフティシステムは、警報ブザーとブレーキアシストで歩行者や障害物との衝突を回避してくれます。


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ヘッドライトのロービームとハイビームを自動切換えしてくれるオートマチックハイビームは、夜間の視界確保をサポートしてくれます。


街中では標識の見逃し防止をサポートする、ロードサインアシストと先行車が発進したことを告知してくれる機能も作動し、日常のドライブからハリアーがしっかりと安全を確保してくれるので安心です。



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■ライバル:日産 3代目エクストレイル



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2013年に登場した3代目のエクストレイル。ガソリンとハイブリッドの2種類のパワートレインと、ALL MODE 4×4があらゆる走行路面に対応します。


起伏のある路面での姿勢変化や振動を抑制するアクティブライドコントロールが特徴的な装備です。


乗り心地が良く、舗装路面のドライブは快適ですが、アウトドアでの楽しみ方も考えられており、遊べるクルマとしても注目されています。



エクストレイルの中古車情報を見てみる



高級感と高い質感をもつ3代目ハリアー。


走りの性能も落ち着きがあり、優雅です。


安心感と安定感の高いドライビングを、3代目ハリアーで体感してみてはいかがでしょうか。



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