2022年注目のSUVまとめ【発売予定】
2022.01.18
2021年はヴェゼルやランドクルーザーといった注目のフルモデルチェンジがあったり、カローラクロスが発売されたりとSUVの話題にも活気がありました。
では2022年はどうでしょうか?
これから発売される注目のモデルをいくつか紹介します。
■斬新なデザインと新時代を予感させる新機能が満載|トヨタ bZ4X
※画像はトヨタ bZ4Xの兄弟車にあたるスバル ソルテラ
bZ4X(ビーズィーフォーエックス)は、トヨタのe-TNGAに基づく「BEV(バッテリーEV=電気自動車)」専用プラットフォーム(スバルと共同開発)を採用した初の量産型モデルで、2022年年央に発売が予定されています。
ボディサイズは全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm、ホイールベースは2,850mmです。
ハリアーを少し短くしたぐらいの大きさですが、ホイールベースは160mmもbZ4Xの方が長く、設計の自由度が高いBEVならではのパッケージングとなっています。
これにより室内空間を広く取ることができますし、四隅にタイヤを配置した安定感のあるスタイリングも実現しています。
エクステリア(外装)は、従来のガソリン車のようにグリルを大きく開口する必要がないため、トヨタのこれまでのデザインとはやや趣の異なる先進的で独自性のあるスタイリングを採用しています。
インテリア(内装)は、メーターをステアリングホイールの上を通して見えるように配置されたトップマウントメーターをトヨタとして初採用。
視線移動を少なくし、見やすさを重視しています。
ラインアップはFWD(前輪駆動)と4WDを用意。
FWD車はフロントに150kW(204PS)のモーター、4WD車は前80kW(109PS)、後80kW(109PS)、合計160kW(218PS)のシステム最大出力があります。
バッテリーの電力量は71.4kWhで、一充電あたりの走行距離はFWD車で500km前後、4WD車で460km前後です。
また4WD車にはスバルのAWD技術X-MODEをトヨタとして初めて採用。
日常的な走行安定性だけでなく、ライトオフロード以上の走行まで対応した高い悪路走破性を実現させています。
その他にもトヨタ初のダイヤル式シフトの採用や、1年鑑で走行距離1,800kmに相当する発電量を生成するルーフソーラーパネル(装着車を設定)など、新時代のEVモデルを予感させる新しい仕様・装備が多数盛り込まれています。
■伝統の本格高級オフロードSUVがフルモデルチェンジ|レクサス 新型LX
※画像は新型LXのカスタムモデル
レクサス LXは、レクサスのSUVラインアップにおけるフラッグシップに位置する本格オフロードSUVモデルです。
基本的なメカニズムはランドクルーザー300系と同じですが、高級モデルにふさわしい内外装と充実した装備が特長です。
新型モデルは2021年10月14日に発表され、日本では2022年初頭の発売を予定しているとのことです。
デザインはレクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルを中心に、立体感のある造形を強調したエクステリアとなっています。
フロントフェイスはフローティングバーで立体形状を作ったフレームレスのグリルが印象的で、風格と機能を両立させたデザインです。
プラットフォームはGA-Fをレクサスで初採用。
伝統のラダーフレームが刷新され、高剛性かつ軽量なフレームとすることにより、安全性能や静粛性、走りの質感を高めています。
また質量の大きなエンジンユニットを後方に配置することにより、車両の前後重心点を最適化しています。
さらにエンジンそのものもダウンサイジング化して軽量化するとともに、ルーフ素材をアルミニウムへ置換することで約200kgの軽量化を図りました。
エンジンは3.5L V6ツインターボで、最高出力は305kW(415PS)/5,200rpm、最大トルクは650Nm(66.3kgm)/2,000〜3,600rpm。
10速ATとの組み合わせにより、力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生かしたリニアでシームレスな加速を実現します。
インテリアは水平基調で二段構造のインパネから、左右ドアアシストグリップまでつながりのある造形とすることで、乗員を包み込むような安心感を提供したデザインとしています。
ラインアップは3列シート7人乗りとなる標準仕様の他に、後席がゆとりのある2人乗りとなるエグゼクティブもあります。
こちらには専用パワーシート、リラクゼーション機能、プリセットポジション、電動オットマン、読書灯、リアシートエンターテインメントシステム、リアコンソール、シャワー空調機能&エアカーテンなど、後席で快適に移動できる機能が満載です。
またオフロードの走行性能を高めたグレード、オフロードも用意されます。
こちらはブラックを基調とした専用エクステリア、マットグレー塗装の18インチアルミホイール、センターに加えてフロント・リアのデファレンシャルロックなどが搭載されます。
■2020年に発表された話題のEVがついに本格始動!|日産 アリア
アリアは2020年7月15日、オンラインで発表されたEV専用のクロスオーバーSUVです。
新開発のEV専用プラットフォームにより、フラットで広々とした室内空間を実現しています。
EV専用モデルのため、ガソリン車で必要だった冷却用グリルが不要となり、フロントセクションがスモークタイプのパネルでカバーされているデザインとなります。
ボディサイズは全長4,595mm×全幅1,850mm×全高1,655mm、ホイールベースは2,775mmという数字です。
ラインアップは大きく分けて2WDと4WDがあり、それぞれにバッテリー容量65kWhと90kWhが用意され、この4つの組み合わせから最適な一台を選べるのも特長となっています。
2WDのバッテリー容量65kWhの最高出力は160kW(218PS)、最大トルクが300Nm(30.6kgm)、航続距離は最大450km、90kWhの最高出力は178kW(242PS)、最大トルクは300Nm(30.6kgm)、航続距離は最大610kmです。
4WDのバッテリー容量65kWhの最高出力は250kW(340PS)、最大トルクは560Nm(57.1kgm)、航続距離は最大430km、90kWhの最高出力は290kW(394PS)、最大トルクは600Nm(61.2kgm)、航続距離は最大580kmです。
このうち最もパワフルな4WDのバッテリー容量90kWhモデルは、0-100km/h加速が5.1秒、最高速度は200km/hというスポーツカー顔負けのパフォーマンスを持ちます。
2021年6月には、日本専用の予約注文限定車アリア リミテッドがリリースされました。
こちらには先進運転支援技術プロパイロット2.0やプロパイロット リモート パーキングなどの運転支援システムが標準装備です。
世界的なEVシフトがさらに加速しそうな新型のラインアップですね。
まさに新時代の幕開けといったところでしょうか。
新しいSUVモデルがどんな走りを見せてくれるのか、実際の走りが楽しみです。