ホンダ 5代目オデッセイのグレードごとの違いは?
2022.01.24
乗用車タイプのミニバンとして革新的なデビューを果たした初代オデッセイからおよそ27年。
数々のファミリーを乗せて快適なドライブを提供してきましたが、2021年で残念ながら生産終了となってしまいました。
最終型となる5代目は高級ミニバンとして2013年から販売され、存在感のあるスタイリングや数々の先進的な装備が人気となりました。
5代目オデッセイは基本的にアブソルートとアブソルート EXという2種類のグレードのみのシンプルな構成ですが、それぞれにどんな装備の違いがあるのでしょうか。
■基本グレードであるアブソルート
オデッセイには2.4L 直4ガソリンモデルと2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」という2種類のパワートレインが用意されています。
このため同じグレードでも、選択するパワートレインによって少し装備が異なります。
たとえばハイブリッドには電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、車両接近通報装置、電動サーボブレーキシステムなどが装備されますが、ガソリン車には装備されません。
またガソリン車には蓄冷エバポレーター、パドルシフトなどが搭載されますが、ハイブリッドには用意されていません。
ただこれらはメカニズム特有の装備の違いですから、それほど気にしなくても良いでしょう。
それではまずオデッセイの主な標準装備ですが
・エアロダイナミクス
・カラードバンパー
・LEDポジションランプ
・スーパーUVカットフロントウインドウ&ドアガラス
・運転席8ウェイパワーシート
・本革巻ステアリング
・マルチビューカメラシステム
・マルチインフォメーションディスプレイ
・Hondaスマートパーキングアシストシステム
・ジェスチャーコントロール
・パワースライドドア(リア両側)
・スマートキーシステム
・ホンダ・センシング
・LEDヘッドライト
・LEDフォグライト
・ヒルスタートアシスト
・イモビライザー
などとなります。
やはり高級ミニバンですので装備も充実しており、基本グレードでも全く不満はありません。
インテリア(内装)も上級グレードと見た目での違いはほとんどなく、アブソルートだからといって質感が劣るわけではありません。
ですから特にフル装備にこだわらない、という方はアブソルートでも非常に満足できるでしょう。
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※価格は支払総額
■上質で快適な装備のアブソルート EX
アブソルートEXは、アブソルートの装備に加えてさらに快適装備を加えた上級グレードです。
アブソルートEXに加えられた主な装備は
・LEDアクティブコーナリングライト
・後退出庫サポート
・ブラインドスポットインフォメーション
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
・運転席&助手席シートヒーター
・トリプル・ゾーンコントロール
・フルオートエアコン
・100V AC電源(e:HEVのみ)
・助手席4ウェイパワーシート
・2列目LEDアンビエントランプ
・運転席大型アームレスト
・センターコンソールボックス
・18インチアルミホイール
などとなります。
エクステリア(外装)は、アブソルートが17インチアルミホイール、こちらのアブソルートEXが18インチアルミホイールの装着となりますので、よりスポーティで高級感のある外観となりますが、インテリアも含めて見た目の違いはそのぐらいで、あとはほとんど同じです。
ですからアブソルート EXは快適装備の充実を中心としたグレードです。
本革シート&インテリアはアブソルート EXのみに設定されたオプションです(ただし4WDでは選択できません)。
本革シートにこだわる方はこちらのグレードを選択することになるでしょう。
またパワーテールゲートや100V AC電源もレジャーによく出かける方にとっては気になる装備です。
こちらはアブソルートだとオプションでも選択できない装備なので、どうしても欲しい方はアブソルート EXを選択することになるでしょう。
■オデッセイの魅力を味わうならアブソルートがおすすめ
オデッセイは基本グレードとなるアブソルートでも十分な装備が搭載されています。
アルミホイール以外にデザイン上の違いもなく、どちらを選んでも満足のいくモデルとなります。
基本的にアブソルートというモノグレード構成と考えて良いと思います。
ですから都市部を中心とした、日常的な使用で快適なドライブに使いたいという方にはアブソルートがおすすめです。
多人数乗車のロングドライブが多いという方、アウトドアレジャーでパワーテールゲートやAC電源(e:HEVのみ)が欲しいという方、また本革シートにこだわる方であれば、アブソルート EXを検討すると良いでしょう。
ただしオデッセイの場合はガソリン車にしか4WDモデルがありませんので、アウトドアレジャーに頻繁に行く方で4WDモデルが欲しい、といった場合には必然的にガソリンモデルの選択となり、その場合はAC 100V電源の設定がないなど、組み合わせに制限が出てきますので注意する必要があります。
オデッセイは全高が低く、スポーティな走りとスタイリングが楽しめる高級ミニバンです。
生産終了は寂しいですが、まだ新しいモデルですので中古車市場でも程度の良いモデルが十分手に入れられるでしょう。
新古車を狙うというのも手かもしれませんね。
他のミニバンとは一味違った魅力をぜひ一度味わってみてください。