【全高1,550MM以下のSUV】メルセデス・ベンツ 初代GLA VS BMW X2を比較
2022.01.05
都市部でクルマに乗るなら、ほとんどの機械式立体駐車場に対応した「全高1,550mm以下」というサイズが気になるのではないでしょうか。
しかしSUVで輸入車となると、このサイズに当てはまるモデルはなかなか見つけにくくなります。
そこで今回は、その中からメルセデス・ベンツの初代GLA(2代目は1,550mmを超えてしまいます)とBMWのX2をピックアップし、それぞれの特徴を紹介しましょう。
■存在感のあるGLAとスポーティなX2のデザイン
GLAはメルセデスのSUVラインアップで最もコンパクトなモデルで、初代は2014年から2020年まで販売されていました。
ボディサイズは全長4,430mm×全幅1,805mm×全高1,505mm(AMGモデルは全高が異なります)、ホイールベースは2,700mmとなります。
最低地上高は140mmとSUVとしては決して高くないですが、よほどのラフロードでなければ問題なくドライブを楽しめるでしょう。
2017年に実施されたマイナーチェンジで後期型にシフトされましたが、デザインは存在感のある「パンチドグリル(四角い穴の開いたグリル)」を筆頭に、大きめのフォグランプ、前後バンパーのアンダーガード風の意匠が特徴的で、コンパクトながらもしっかりとSUVらしい力強さが感じられます。
BMX X2は2018年に発売された、クーペスタイルのコンパクトSUVモデルです。
ボディサイズは全長4,275mm×全幅1,825mm×全高1,535mm、ホイールベースは2,670mmとなります。
X1とサイズ感は似ていますが、全高はX2の方が低く(X1は1,550mmを超えます)、スポーティな印象が強くなっています。
シャープで印象的なヘッドライトとキドニーグリルの組み合わせはひと目でBMWのXモデルだと認識できる特徴的なものです。
しかしX1より表情も鋭く全高も低いため、一層走りを感じさせるデザインに仕上がっています。
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※価格は支払総額
■上品で高級感のあるGLAと遊び心が感じられるスポーティなX2のインテリア
初代GLAのインテリア(内装)は、柔らかい曲線で構成されたダッシュボードと機能的に配置されたスイッチ・メーター類に、丸型の空調ルーバーの組み合わせが印象的です。
メタル調の加飾が上品さを演出していますが、SUVらしいアクティブな雰囲気も感じられます。
後席シートはバックレスト折りたたみ角度調整やシートスライド機構を備え、快適性を向上させるとともに、ラゲッジスペースはフロアボード調整(2段階)が可能で、通常時の荷室容量を660L(VDA方式)に拡大できるなど使い勝手を広げています。
X2のインテリアは、クーペモデルらしいスポーティな雰囲気です。
シートには、マイクロ・ヘキサゴン・ファブリック/アルカンターラ・アンソラジット・コンビネーション・シートの表皮が採用され、イエローのコントラスト・ステッチが施されています。
ダッシュボード・パネルは他のBMWモデルと共通性のある直線基調のデザインですが、ドライバー中心に角度が付けられたパネル類やイエローのステッチなど、スポーティな雰囲気が強調されています。
■FF、4WDなど好みに応じて選べる豊富なパワートレイン
初代後期型GLAに設定されているエンジンは3種類あります。
一つは「GLA180」グレードに搭載される1.6L 直4ターボで、最高出力は90kW(122PS)/5,000rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/1,250〜4,000rpmというスペックです。
駆動方式はFFとなります。
もう一つは「GLA220 4マチック」グレードに搭載される2.0L 直4ターボで、こちらの最高出力は135kW(184PS)/5,500rpm、最大トルクは300Nm(30.6kgm)/1,200〜4,000rpmとなります。
そして3つ目は「GLA250 4マチック」に搭載される2.0L 直4ターボで、最高出力は155kW(211PS)/5,500rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,200〜4,000rpmとなります。
220 4マチック、250 4マチック共に駆動方式は可変トルク配分型のフルタイム式4WDで、トランスミッションは全車デュアルクラッチ式7速ATとなります。
一方X2に設定されるエンジンは3種類です。
一つは「X2 sDrive18i」グレードに搭載される1.5L 直3ガソリンターボで、こちらの最高出力は103kW(140PS)/4,600rpm、最大トルクは220Nm(22.4kgm)/1,480〜4,200rpmとなります。
駆動方式はFFで、トランスミッションはデュアルクラッチ式7速ATです。
もう一つは「xDrive20i」グレードに搭載される2.0L 直4ガソリンターボで、こちらの最高出力は141kW(192PS)/5,000rpm、最大トルクは280Nm(28.6kgm)/1,350〜4,600rpmとなります。
駆動方式はフルタイム式4WDで、トランスミッションは電子制御式8速ATとなります。
もう一つは2019年に追加された2.0L 直4ディーゼルターボです。
こちらの最高出力は110kW(150PS)/4,000rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,750〜2,500rpmとなります。
駆動方式、トランスミッションはxDrive20iと同じです。
■どちらも先進安全運転支援機能が充実
GLAに搭載される安全運転支援機能には、衝突被害軽減ブレーキシステム「アクティブブレーキアシスト」や、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意を促す「アテンションアシスト」を全車標準装備としています。
また、パーキングアシストリアビューカメラを全モデルに標準装備しているとともに、縦列駐車や並列駐車時にステアリング操作を自動的に行う「パーキングパイロット」も設定しています。
X2にもBMW最新の安全運転支援システム「ドライビング・アシスト」が搭載されています。
衝突被害軽減ブレーキ、レーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能が標準装備となるほか、アクティブ・クルーズ・コントロールをオプション設定としています。
コンパクトプレミアムSUVの2台を紹介しました。
GLAはメルセデスらしい力強いスタイリングと上質なインテリア、実用性の高いユーティリティが特徴です。
X2はクーペモデルならではのスポーティなスタイリングにアクティブな遊び心が演出されたインテリア、ディーゼルも選べるパワートレインが魅力です。
どちらも全高1,550mm以下で、都市部でも安心して乗れますね。
さて、どちらがお好みでしょうか?