トヨタ カローラクロスのエクステリアを解説
2021.12.21
トヨタ カローラクロスは、2020年9月に発売を開始したカローラシリーズ初のクロスオーバーSUVです。
カローラシリーズのプラスα思想をもとに、これからのカローラに求められる新しい姿を追求して誕生しました。
カローラクロスはSUVならではの広い室内空間やユーティリティ、力強い走りと低燃費を両立したモデルです。
今回は、歴代初のSUVであるカローラクロスのエクステリア(外装)を解説します。
■カローラクロスのボディサイズ
カローラクロスのボディサイズは、全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベース2,640mm、最低地上高160mm、最小回転半径5.2mです。
同じカローラシリーズのハッチバックであるカローラスポーツのサイズが、全長4,375mm×全幅1,790mm×全高1,460mm~1,490mmであるため、カローラクロスの方が全長+115mm、全幅+35mm、全高+130~160mmとひとまわり大きくなっています。
ハッチバックよりもボディサイズが拡大しているものの、Cセグメントのコンパクトサイズに分類されることから、街中での運転や駐車場での取り回しがしやすいでしょう。
また、最低地上高が160mmと一般的な乗用車よりも高めに設定され、カローラスポーツよりも+25~30mm高くなっているため、段差の乗り越えも気を使うことがありません。
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※価格は支払総額
■上質感と躍動感を両立した都会的なデザイン
カローラクロスは「アーバン・アクティブ(都会的な躍動感)」をデザインコンセプトとし、SUVらしいダイナミックで洗練されたエクステリアデザインが特徴です。
サイドウィンドウ上部にはクロームメッキのモールを施し、ヘッドライト・リヤコンビランプの上部にワイド感を際立たせた造形を取り入れ、都会的なスタイリングを演出しています。
台形をモチーフとしたワイドで安定感ある前後バンパーデザインも特徴的です。
また、ZとSにオプション設定されているパノラマルーフを選べば、空を眺められる解放的な視界を確保できます。
さらに、電動ロールシェードによって日差しのコントロールが自由自在です。
ボディーカラーは
・プラチナホワイトパールマイカ(089)
・セメントグレーメタリック(1H5)
・シルバーメタリック(1L0)
・アティチュードブラックマイカ(218)
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(220)
・センシュアルレッドマイカ(3T3)
・アバンギャルドブロンズメタリック(4V8)
・ダークブルーマイカメタリック(8W7)
の全8色を用意しています。
■高剛性ボディと快適な乗り心地を実現するサスペンション
カローラクロスのプラットフォームは、軽量かつ高剛性なTNGA中型クラスのGA-Cプラットフォームを採用。
車高の高さを感じさせない、軽快で安定した操縦性を実現しています。
さらに、エンジン音やロードノイズを低減する吸音素材を最適に配置し、静かで快適な車内空間を実現しました。
フロントサスペンションは、しなやかで上質な乗り心地を実現するマクファーソンストラット式です。
リアサスペンションは、2WD車とハイブリッド車の四輪駆動(E-Four)で異なる形式を採用しています。
ガソリン車とハイブリッド車の2WDのリアサスペンションは、凸凹した道でも路面をしっかりと捉えて上質な走りを実現する大型ゴムブッシュを組み合わせた新開発のトーションビーム式です。
ハイブリッド車の四輪駆動(E-Four)は、安定性と応答性を高次元で両立したダブルウィッシュボーン式を採用しています。
■カスタマイズパーツのモデリスタ
モデリスタのカローラクロス用エクステリアパーツには「MODELLISTA AERO PARTS SET(モデリスタエアロパーツセット)」と「COOL SHINE KIT(クールシャインキット)」、その他プロテクターやナンバープレートボルトなどがラインアップされています。
モデリスタエアロパーツセットは、L字型のメッキパーツによりダイナミックなフロントフェイスを演出するフロントスポイラーや一体感を高めるカラードフェンダーなどによって高級感のあるスタイリングを演出しました。
エアロパーツセットには、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスパッツ、カラードフェンダーの4点がセットになったMODELLISTAエアロパーツセットAとフロントスポイラー、サイドスカート、リアスパッツの3点がセットになったMODELLISTAエアロパーツセットBがあります。
クールシャインキットは、5点のメッキガーニッシュで構成されるキットです。
エアロパーツとは違った煌びやかで高級感のあるスタイルが楽しめます。
キットのパーツ詳細は、フロントグリルガーニッシュ、バックドアガーニッシュ、サイドドアガーニッシュ、ミラーガーニッシュ、ドアハンドルガーニッシュです。
その他にモデリスタ初のドアハンドルプロテクターやセキュリティ付ナンバープレートボルト、アルミホイールもラインアップしています。
■ライバル比較:日産 キックス
日産 キックスは、2020年6月に販売を開始したコンパクトクロスオーバーSUVです。
日産の電動パワートレインe-POWERならではの加速や静粛性、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速・減速ができるワンペダルドライビングを採用しています。
エクステリアは、Vモーショングリル、ブーメランランプフィニッシャー、フローティングルーフなどにより、躍動感あるスタイリングが特徴です。
ボディサイズは全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm、ホイールベース2,620mm、最低地上高170mm、最小回転半径5.1m。
カローラクロスと比較するとキックスの方が、全長-200mm、全幅-65mm、全高-10mmと少し小さいです。
そのため、狭い場所での行き違いや取り回しのしやすさという点においては、キックスの方が良いといえるでしょう。
カローラシリーズ初のクロスオーバーSUVであるカローラクロスは、伸びやかでワイド感あるエクステリアデザインにより、堂々としたスタイリングとなっています。
また、TNGAのGA-Cプラットフォームにより、軽快で安定した走りやしなやかな乗り心地も魅力といえるでしょう。
カローラクロスは街中での運転がしやすいボディサイズと都会的なスタイルを両立したクロスオーバーSUVなのです。