【カローラ初のSUV】トヨタ 新型カローラクロスを解説
2021.12.06
2021年9月14日に、カローラシリーズ初のSUVとして登場したカローラクロス。
アウトドアにも使えるほど広い室内空間と都会的で上質なデザインが特徴的で、都会での普段使いでも良し、アウトドアなどのレジャーでも活躍できる機能性の高い一台に仕上がっています。
今回はそんなトヨタ 新型カローラクロスを解説していきます。
■SUVらしい力強さが感じられるエクステリア
ボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm。
コンパクトSUVよりも少しだけ大きいちょうどいいサイズ感が魅力です。
トヨタのコンパクトSUVのC-HRでは小さい、RAV4やハリアーでは大きすぎるというわがままなユーザーに応えてくれるかゆいところに手が届く一台です。
ファミリー層をメインターゲットとしているので、最低地上高はSUVにしては160mmと低く抑え、荷物を積みやすい設計になっています。
ハードな悪路をガンガン攻めるようなクルマではありませんが、都会ではもちろんのこと、通常のキャンプ場であれば困ることはほぼありません。
都会向けのモデルということもあり、灯火類にはLEDを採用。
さらに最上級グレードのZでは流れるように点灯するウィンカー、昼間でも発光するデイライトやフォグランプなどを装備。
先進性やスタイリッシュさが感じられるライトとなっています。
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※価格は支払総額
■視界がしっかり確保されたインテリア
インテリア(内装)は、SUVならではの高いアイポイントと、細いフロントピラーやスッキリとしたインパネにより、視界が良く運転のしやすいコックピットとなっています。
前席にはホールド性の高いスポーツシートを採用することで、運転中の疲労を軽減してくれます。
さらに、後席にはリクライニング機能を備え、居住性や快適性を確保し、長時間の運転が必要になるレジャーにも使えます。
荷室容量は5名乗車時でもクラストップレベルの487Lを確保。
もちろん後席は6:4分割で倒すことができ、多彩なシートアレンジが可能。
後席を倒すと最大1,885mmもの奥行きを確保することができ、長尺物を運ぶ際にも便利です。
G系を除くグレードにはルーフレールも標準装備されているので、キャンプやスキーなどの荷物も安心して積み込めます。
また、純正アクセサリーにラゲージアクティブボックスを用意。
こちらを装備すればフラットな荷室になり、車中泊やさまざまなシーンで活躍する荷室を実現できます。
■1.8Lガソリンとハイブリッドの2種類を用意
カローラクロスに用意されたパワートレインは2種類。
ガソリン・ハイブリッドともに1.8L 直列4気筒エンジンを採用します。
1.8L ガソリンモデルのエンジンは、最高出力103kW(140PS)/6,200rpm。
1.2L ガソリンターボを搭載したC-HRの最高出力85kW(116PS)/5,200〜5,600rpmと比べると、パワーアップしているのが特徴です。
一方で、最大トルクは170Nm(17.3kgm)/3,900rpm。
こちらはC-HRの方が185Nm(18.9kgm)/1,500〜4,000rpmと、力強い加速力を発揮します。
組み合わされるトランスミッションはSuper CVT-i。
変速ショックが少なく、エンジンの力を無駄なく路面に伝えるので低燃費、静粛性、滑らかな走行フィーリングに貢献します。
都会向けのためガソリンモデルの駆動方式は2WD(FF)のみです。
WLTCモード燃費は14.4km/L。
1.2L ガソリンターボを搭載したC-HR(2WD・Super CVT-i)のWLTCモード燃費14.9km/Lとほぼ変わらない低燃費を誇ります。
ハイブリッドモデルに搭載されるエンジンは最高出力72kW(98PS)/5,200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/3,600rpmを発生、フロントモーターは最高出力53kW(72PS)、最大トルク163Nm(16.6kgm)。
エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は90kW(122PS)と、ガソリンモデルに最高出力は及ばないもののWLTCモード燃費は26.2㎞/Lとクラストップレベルの低燃費です。
こちらもC-HRの1.8L ハイブリッドモデルと比べて見ると、C-HRはWLTCモード燃費は25.8km/L。
なんとハイブリッドモデルの燃費はC-HRを上回る結果となりました。
ハイブリッドモデルは4WD(E-four)も用意。
E-fourには最高出力5.3kW(7.2PS)、最大トルク55Nm(5.6kgm)のリアモーターが搭載されており、発進時によりスムーズに加速できるのが魅力。
さらに、ぬかるんだ道や滑りやすい雪道でも安定した走行が可能。
高い走行安定性は、アウトドアレジャーの心強いお供となってくれます。
E-fourのWLTCモード燃費は24.2km/Lで、2WD車と2km/L程度しか変わらないので、お財布にも優しく、予算に余裕がある方にはイチオシのモデルです。
プラットフォームにはGA-Cプラットフォームを採用し、軽量でありながら高剛性なボディ骨格が、車高の高さを感じさせない軽快で安定した操縦性を実現しています。
足回りでは、フロントにマクファーソンストラット式を採用。
2WD車のリアサスペンションには新開発のトーションビーム式を採用することで、凹凸した道でも路面をしっかり捉えてくれるので、快適な乗り心地を実感できます。
E-fourには、他のカローラシリーズで熟成を重ねたダブルウィッシュボーン式を採用。
2WDよりもさらなる安定性と応答性を発揮するので、コーナリングでも安心です。
最小回転半径は5.2mと狭い道や駐車場での取り回しも楽に行えるのも魅力。
普段はあまり運転をしない方や、運転が苦手な方にもおすすめできる一台となっています。
■トヨタセーフティセンスを標準装備
カローラクロスでは全車に、先進の予防安全パッケージであるToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を標準装備しています。
このシステムは、単眼カメラとミリ波レーダーを使用しており、さまざまな状況でドライバーをサポートする機能が揃っています。
用意されているのは主に以下の5つの機能です。
・前方の車両や歩行者自転車運転者との衝突防止の手助けする「プリクラッシュセーフティ」
・高速道路で車線中央をキープしてくれる「レーントレーシングアシスト」
・高速道路で先行車との距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」
・ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる「オートマチックハイビーム」
・標識の見逃し防止をサポートする「ロードサインアシスト」
さらにオプションやグレード別装備として、以下のような駐車時の安全性を高める装備も用意しています。
・駐車時の衝突防止の手助けする「パーキングサポートブレーキ」
・後方からの車両接近を検知する「ブラインドスポットモニター」
・クルマを真上から見た映像を表示する「パノラミックビューモニター」
トヨタ カローラクロスは使い勝手のいいボディサイズで、低燃費。
さまざまなシーンに使える一台です。 おすすめは機能が充実した最上級グレードZで、特に先進の灯火類が標準装備されており、スタイリッシュさが魅力です。
イマドキのSUVをお探しなら検討してみてはいかがでしょうか。