【悪路でもタフな走りを実現】日産 3代目エクストレイルの走行性能・安全性能を紹介

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【悪路でもタフな走りを実現】日産 3代目エクストレイルの走行性能・安全性能を紹介

2021.12.01

日産 3代目エクストレイルは2013年12月にモデルライフをスタートし、2017年6月のマイナーチェンジを境に前期型・後期型に分かれます。


初代より多用途に使えるSUVとして評価の高いエクストレイル。


3代にわたって人気の理由には4WDの走行性能そして安全性能の高さを挙げることができます。


以降で詳細を紹介していきます。



■パワートレイン解説|ハイブリッドにも独自技術を採用



【悪路でもタフな走りを実現】日産 3代目エクストレイルの走行性能・安全性能を紹介


2代目までのスクエアで武骨なスタイルは消え、ボリューム感のあるエレガントなフォルムとなった現行型の3代目エクストレイルには、ガソリンモデルに加え、新たにハイブリッドモデルが追加されました。


ハイブリッドモデルとガソリンモデルはデザインでの相違はほぼなく、ガソリンモデルは、従来どおり悪路でもタフな走破性を継承したのが特長。


【悪路でもタフな走りを実現】日産 3代目エクストレイルの走行性能・安全性能を紹介


一方、ハイブリッドモデルは、ガソリンモデルの悪路走破性に加え、2.5L ガソリン車にも匹敵する加速性の高さとレスポンスの良さが特長です。


3代目エクストレイルのパワートレインは、全車でトランスミッションにエクストロニック マニュアルモード付きCVTが採用され、ガソリンモデル、ハイブリッドモデルの両方に2WDと4WDが用意されています。


ガソリンモデルには、全車で2.0L 直列4気筒のMR20DD型エンジンを搭載し、最高出力は108kW(147PS)/6,000rpm、最大トルクは207Nm(21.1kgm)/4,400rpm、燃費性能はWLTCモード12.2~13.2km/Lとしています。


一方、ハイブリッドモデルには、全車で2.0L 直列4気筒のMR20DD型エンジンに、モーターRM31を搭載し、前述のMR20DD型エンジンの最高出力・最大トルクに、モーターの出力30kW(41PS)、トルク160Nm(16.3kgm)が加わり、燃費性能はWLTCモード13.8~15.0km/Lとなりました。


3代目エクストレイルのハイブリッドシステムでの一番の特長は、日産オリジナルとなる1モーター2クラッチ方式が採用されていることでしょう。


同システムはエンジン・モーター間にもクラッチを備え、モーター走行時にはエンジンを切り離すことでモーターのトルク負担をなくし、燃費性能の向上や優れたレスポンス力を発揮するものです。


またサスペンションは全車でフロントをストラット、リアをマルチリンク式としています。



■4WDシステム解説|思い描く走行ラインもアシスト



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3代目エクストレイルの変わらぬ人気の理由は、オールマイティにこなせる走行性能の良さが大きなポイントの一つ。


その性能に大きく寄与するのが、4WDシステムだと言えるでしょう。


3代目エクストレイルの4WDシステムには、初代よりオールモード4×4(オールモード フォーバイフォー)が採用されていましたが、現行モデルでは、さらにそのシステムを進化させたインテリジェント 4×4が全車で標準採用されています。


同システムは、あらゆる路面状況に応じて最適な走行となるよう、2WD・4WD走行の振り分けを自動制御する可変型4WDシステムで、安全運転支援技術などとも連携する高度な独自技術です。


インテリジェント 4×4は、乾いた舗装路に適した2WD(フロント100)、雪道の急坂やスタック脱出などに使えるLOCK(フロント50:リア50)、雪道や未舗装路などに安定性をもたらすAUTO(リア100)、これら3つのモードを備え安全な走行を自動制御。


さらに、トラクションコントロール機能VDCが持つ操舵量や旋回情報を検知するセンサーにより、システムがドライバーの思い描くターゲットラインを予測し、安定したコーナリング走行をアシストする安全技術ヨーモーメントコントロールとも連携しています。


ほかにも、車体上下動を予測し、駆動力とブレーキ制御で振動を低減するインテリジェント ライドコントロール、コーナリングやブレーキ時に適切なエンジンブレーキを自動で付加するインテリジェント エンジンブレーキなども搭載。


このような4WDシステムや技術の採用により、前後トルク配分のみならず、コーナリングでの左右配分や上下動抑制も実現した3代目エクストレイルは、多用途性にさらなる磨きをかけました。



■プロパイロット解説|渋滞時・ロングドライブにも最適



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3代目エクストレイルに搭載されたプロパイロットは、セレナに続き日産モデル第2弾として、2017年6月のマイナーチェンジに合わせ搭載され、2021年11月現在、20S ハイブリッド、20S Vセレクションを除くグレードに標準装備されています。


プロパイロットとは、クルマに備えられた単眼カメラにより先行車や車線を検知し、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作をシステムがアシストするもので、高速走行時や渋滞時のドライバー疲労軽減を目的とするものです。


アシスト機能には、定められた車速の範囲内において、カメラが先行車を検知している場合、先行車との距離を自動で維持し走行する機能と、車線中央の白線を検知し、直線・カーブにかかわらず中央付近を走行するよう自動で制御する機能を持っています。


その他の安全機能では、車両や歩行者との衝突の危険を警告し、ブレーキアシストを行うインテリジェント エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシストなど、基本の機能は全車に標準装備。


雪道や坂道に有効な安全機能として、設定した速度で急な下り坂をアシストするアドバンスドヒルディセントコントロール(速度設定機能付き)、坂道発進時にクルマの後退防止をアシストするヒルスタートなども、4WDモデル全車に標準装備されます。


以上のような、先進・安全支援技術の充実ぶりも、長いあいだ3代目エクストレイルが人気モデルであり続ける大きな理由の一つでしょう。



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■3代目エクストレイルのライバルは?オリジナリティでは負けないマツダ 2代目CX-5



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技術の日産を体現したSUV 3代目エクストレイルに、ライバルとしてまず挙げることができるのは、オリジナリティでは負けていないマツダ 2代目CX-5でしょう。


CX-5は、輸入車にも匹敵する美しいスタイリングを持ち、走行・安全性能にもマツダ独自技術を数多く採用したミドルサイズSUVです。


2012年2月にデビューし、2017年2月に2代目のモデルライフがスタートしたCX-5は、こまかな改良を繰り返していましたが、2021年11月に大幅改良を実施しています。


CX-5の4WDシステムには、i-ACTIV AWDを採用、さらにAWDとトラクション・コントロール・システム(TCS)との協調により、タイヤへの最適なトルク配分・トラクション向上を図るオフロード・トラクション・アシストが4WD車に採用されました。


今回の改良では、走行シーンによりモード選択が可能なMi-Drive(ミードライブ)も、グレードにより採用されています。


また、安全性能においても、衝突被害軽減を含む高度な安全運転支援システムi-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)が全車に標準装備。


バラエティ豊かなラインアップと、走行・安全性能の高さは、3代目エクストレイルにも決して引けをとらないでしょう。



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■充実する国産ミドルサイズSUV あなたならどれを選ぶ?



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し烈なミドルサイズSUV市場のなかでも、3代目エクストレイルはデビュー以来、性能の高さ、求めやすい価格、飽きのこないデザインで、人気は衰えることはありません。


ライバル車も攻勢をかけるなか、あなたならどれを選ぶでしょうか。


ぜひ検討する際の参考にして下さい。



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