【ホンダセンシングを標準装備】ホンダ 2代目フリードの走行性能・安全性能を解説
2021.08.25
ホンダのコンパクトミニバンであるフリード。
今回は、2016年9月にフルモデルチェンジをして2代目になったフリードの走行性能を解説します。
2代目フリードに搭載されるパワートレイン、リアルタイム4WD、安全性能には、どのような特徴があるのでしょうか。
また、ライバル車の国産ミニバンについても紹介します。
■ガソリン車とハイブリッド車の2種類を用意するパワートレイン
2代目フリードに搭載されるパワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車の2種類を用意しています。
ガソリン車は、1.5L直列4気筒自然吸気エンジンで、最高出力95kW(129PS)/6,600rpm、最大トルク153Nm(15.6kgm)/4,600rpm、WLTCモード燃費15.6lm/L~17.0km/Lです。
ハイブリッド車は、最高出力81kW(110PS)/6,000rpm、最大トルク134Nm(13.7kgm)/5,000rpmの1.5L直列4気筒アトキンソンサイクル自然吸気エンジンに、最高出力22kW(29.5PS)/1,313rpm~2,000rpm、最大トルク160Nm(16.3kgm)/0rpm~1,313rpmの電気モーターを組み合わせ、WLTCモード燃費が19.8km/L~20.8km/Lとなっています。
駆動方式は、前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)の2種類をラインアップ。
トランスミッションは、ガソリン車がCVT、ハイブリッド車が7速DCTです。
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■コンパクトミニバン初のハイブリッド4WDを搭載
2代目フリードには、リアルタイム4WDをガソリン車とハイブリッド車の両方に設定しています。
リアルタイム4WDは、電子制御で後輪の駆動力を素早くコントロールする四輪駆動システムで、センサーで走行状況を検知して、前輪が空転する前に後輪へ駆動力を伝達し、前後輪の駆動力配分を行うシステムです。
この4WDシステムにより、雪道での発進やコーナリング、登坂などで優れた走破性を発揮。
さらに、電子制御の特徴を活かした専用セッティングにより、スムーズなコーナリングを実現しています。
ハイブリッド車の4WDは、前輪駆動(FF)車と異なるIPU(ハイブリッドのパワーコントロールユニットとバッテリーを一体化した電源回路制御装置)内部構造を採用。
ハイブリッドユニットの室内への張り出しを最小限に抑えたことで、ウォークスルーにも配慮しています。
■先進の安全装備 ホンダセンシングを標準装備
2代目フリードでは、乗員だけでなく相手車両や歩行者の安全まで視野に入れた安全を追求。
前面・側面・後面の衝突に対応しているだけでなく、ボンネットヒンジ部、フロントウィンドウ支持部、パンパー、フェンダーに衝撃吸収構造を採用し、前面から衝突する相手の安全にも配慮した構造としています。
さらに、ミリ波レーダーと単眼カメラによる先進の運転支援システムHonda SENSING(ホンダセンシング)を搭載。
ホンダセンシングには、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、後方誤発進抑制機能が装備されます。
先進の運転支援システムであるホンダセンシングは、デビュー当初タイプ別の設定となっていましたが、2019年10月のマイナーチェンジの際に全車標準装備となりました。
後方誤発進抑制機能は、マイナーチェンジ時に追加された装置です。
また、マイナーチェンジ時にACCの加減速時の制御をよりスムーズなフィーリングとなるよう熟成させています。
■多彩なバリエーションに対応するボディ骨格を採用
2代目フリードのボディは、ガソリン車やハイブリッド車、3列シート車、2列シート車、福祉車両などを問わず同じ安心感と快適性を提供するマルチシェル骨格を採用。
マルチシェル骨格は、多彩なバリエーションをひとつのボディ骨格と最小限の専用パーツで構成していることが特徴です。
また、ボディ骨格だけでなく優れた空力性能も追求。
ルーフ中央部分をわずかに凹ませるデザインにすることで、前面投影面積を最小化し、フロントからリアへ向かって絞り込むボディ形状を採用しています。
また、空気をスムーズに流すため、フラットな面をできるだけ大きくとるなどの工夫により、優れた空力性能を実現。
空力性能が向上したことで、燃費性能と直進安定性が高まっています。
リアサスペンションは、取り付け部分の剛性を高めることで、タイヤに横方向の力が作用した際のトー変化を抑制。
多人数乗車の際にも快適な走行を実現しています。
■電動パワートレインを搭載するライバル 日産 5代目セレナ
現行の日産 5代目セレナは2016年8月に発売。
2018年3月から電動バワートレインのe-POWERを搭載したグレードもラインアップしています。
e-POWERは、ガソリンエンジンで発電しモーターで走行するシステムのパワートレインです。
セレナ e-POWERは、セレナならではの広い室内空間や使い勝手をそのままに、100%モーター駆動ならではのレスポンスの良い加速を実現。
燃費は、発電用エンジンによる効率的な発電や優れた空力性能によりWLTCモード18.0km/Lを達成しました。
安全面では、360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)が全車標準装備です。
360°セーフティアシストには、先進ライト、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)、LDW(車線逸脱警報)、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、標識検知機能、インテリジェントエマージェンシーブレーキが備わります。
また、一部グレードの標準装備やオプションで高速道路でのアクセル・ブレーキ・ハンドル操作をアシストするプロパイロットなどが装備されます。
電動パワートレインや先進的な予防安全システムを搭載していることから、フリードのライバルといえるでしょう。
■コンパクトミニバンの有力候補フリード
2016年9月に2代目となったホンダ フリードは、コンパクトミニバンとして初めてハイブリッド車で4WDを搭載したモデルです。
また、パワートレイン、駆動方式、スタイルなどを用途に応じて選べるのも嬉しいポイント。
扱いやすいボディサイズのミニバンを探しているのであればフリードは有力候補のひとつといえるでしょう。
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