【大人4人が乗っても快適】マツダ CX-30のインテリア・荷室の使い勝手を解説

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【大人4人が乗っても快適】マツダ CX-30のインテリア・荷室の使い勝手を解説

2021.08.07

マツダのコンパクトクロスオーバーSUV「CX-30」は、「CX-5は大きすぎるし、CX-3では小さすぎる」と考えるヤングファミリー層をターゲットに開発されています。


日本の道路事情に絶妙にマッチしたボディサイズとパッケージングは、大人4人がしっかり乗れる空間を確保しつつも、上質で包み込まれるようなデザインと、快適にくつろげるさまざまな性能を織り込んでいます。


今回はそんなCX-30のインテリア(内装)と荷室の使い勝手を解説していきます。



■すべての座席に座る人それぞれが居心地良く感じられるインテリア



 【大人4人が乗っても快適】マツダ CX-30のインテリア・荷室の使い勝手を解説


CX-30のインテリアは、「人間中心」の思想と日本の伝統的な建築に見られる「間」の考え方に基づいて作られています。


“人馬一体の走り”を追求するマツダにとってドライバーを中心としたレイアウトは非常に重要になりますが、運転席側の「包まれ感」と助手席側の「抜け感」を対比させた空間が上手に作り上げられています。


インパネのデザインには、メーターフードを起点とし、助手席側のドアトリムまでカーブを描くウイング状のフード造形を採用し、視覚的な広がり感による居心地の良さを演出しています。


ウイングの縁部分にはステッチ、そして末端部分には金属加飾があり、インテリア全体を上質な雰囲気に引き上げています。


インテリアカラーには、20S、XD、Xの「Lパッケージ」には、シックで大人な雰囲気のリッチブラウン内装を、それ以外にはモダンで知的な世界観を醸し出すネイビーブルーの2色をラインアップさせています。



■クルマとの一体感や上質感 ゆとりを感じさせるコクピットデザイン



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コックピットは、ドライバーを中心とした左右対称のレイアウトとし、3連メーターの左右やセンターディスプレイをドライバーの方に向けることで、クルマとの一体感と対話のしやすさを高めています。


メーター中央には7インチTFT液晶を採用し、さまざまな情報をシンプルかつ集中的に表示することによって、瞬間的に情報を読み取れるようにしています。


フロントコンソール部分は、シフトレバーやカップホルダー、コマンドコントロールなど操作系が集約されたメカニカルなエリアが前方に配置されています。


一方でニーレストやアームレストは柔らかくカーブを描くゆったりとした表情を作り出しているため、この部分の対比も独特の「間」を作り出していると言えるでしょう。


シフトパネルは、上層に深みのあるスモークグレーのパネルを配置しつつ、下層に金属調のパターンを刻み、光が当たるとその移ろいにより変化する仕上げが採用され、上質感を演出しています。



■大人4人が快適に過ごせる居心地の良い室内空間



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CX-30はCX-5よりも一回り小さいボディサイズながら、大人4名がロングドライブでも快適に過ごせる室内空間を目指して開発されています。


前席はカップルディスタンス(左右乗員間距離)をCX-5同等の740mmに設定。


幅広のセンターアームレストとドアアームレストを採用することで、窮屈感のない自然な姿勢でゆったりと過ごせます。


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リアシートは前席とのヒップポイント間を広めに取りながら、ヒップポイントとフロアを低くすることで空間にゆとりを持たせ、大きな体格の方でも余裕を持って座れるように設計されています。


またCX-30のシートは、骨盤の下部、上部、大腿部の3点で骨盤を立てると同時にシートバック上部で胸郭重心を支えることで、脊柱のS字カーブを維持できるように設計されています。


これにより人間の歩行時のように無意識に骨盤や脊柱を動かして体の重心のバランスを取りながら、クルマの動きに応じて自然に頭部を安定させることができるようにしています。


つまり、人間の感覚にフィットした乗り心地と操縦安定性が得られるよう、シートの設計にも工夫がなされているということです。



■コンパクトクラスの中では広い荷室



 【大人4人が乗っても快適】マツダ CX-30のインテリア・荷室の使い勝手を解説


CX-30の荷室寸法は、荷室長810mm (リアシート使用時)×荷室幅1,000mm(タイヤハウス間)。


リアシートを倒すと最大1,730mmの荷室長を確保できます。


車中泊に使うとなるともう少し欲しいところではありますが、大きな荷物や長尺物を積みたい場合には便利だと言えるでしょう。


荷室容量は430Lという数字です。


他のコンパクトクラスSUVの容量と比較すると、たとえばCX-3は350L、初代ヴェゼルは404L、C-HRは318L(いずれもサブトランクまたはアンダーボックスを含む数値)となりますので、CX-30はコンパクトクラスの中ではたっぷりとした容量があることが分かります。


開口部の高さは地上から731mmに設定。


大きな荷物や重たい荷物を積み降ろしする際にも、体への負担が小さくなる高さに設計されています。



■見た目以上に広々とした室内空間を持つ新型ヴェゼルは強力なライバル



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狭い道路でも扱いやすく、普段使いに便利なボディサイズでありながらゆとりのある室内空間を持つSUVということで、新型ヴェゼルは強力なライバルになるでしょう。


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2021年4月に発売されたばかりのヴェゼルは、初代とほぼ同等のサイズを保ちながらも大胆なデザイン変更によって上質感と車格感を大きく向上させています。


さらにリアシートの着座位置を最適化することにより、足下スペースを先代から35mm拡大させ、ゆとりの室内空間を実現しています。


コンパクトなサイズながらファミリーでも使えるSUVが欲しい方や、普段の街乗りで使いやすく、ロングドライブでも快適なクルマが欲しいという方にCX-30はおすすめです。


気分が高まる「包まれ感」のあるコックピットと人馬一体にこだわるハンドリング性能、質感の高いインテリアは「ドライバーズカー」として選んでも満足できるでしょう。



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