トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?

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トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?

2021.08.05

2007年から2013年まで、高級クロスオーバーSUVとして販売されていたのがトヨタ ヴァンガードです。


ハリアーやクルーガーの後継モデルとして、質や機能、そして装備にこだわって作り込まれました。


現在も中古車市場では、人気の高いモデルになります。


今回は、高級SUVヴァンガードのグレードによる違いを解説していきます。



■トヨタ ヴァンガードってどんなクルマ?



トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?


2007年にアクティブ&ラグジュアリーをテーマとして、発表されたのがヴァンガードです。


全長が4,570mmながら3列シートを搭載し、7人乗りを設定しています。


2列5人乗りの設定もありました。


ボディサイズは全長4,570mm×全幅1,815mm×全高1,685mm~1,690mmです。


パワートレインには、2.4L 直列4気筒エンジンと3.5L V型6気筒エンジンの2種類を用意します。


2.4Lエンジンには7速マニュアルモード付CVTが組み合わされ、3.5Lエンジンには5速ATが組み合わされています。


ハイブリッドモデルはありません。


駆動方式は、発表当初は全グレード全タイプで4WDのみでしたが、2008年8月に、2.4LエンジンにFF(2WD)モデルが追加されました。


2010年に1度目のマイナーチェンジを行います。


燃費の向上や、エクステリア(外装)デザインの変更が行われました。


2012年9月には、特別仕様車の240S Sパッケージ アルカンターラ リミテッドを発売します。


2012年12月、3.5Lエンジンを廃止し、パワートレインは2.4Lエンジンのみとなりました。


その後変更は行われず、2013年11月に販売を終了します。


ヴァンガードの後継として、3代目ハリアーが登場します。


この記事は最終モデルである2012年12月に設定されていたグレードを中心に解説します。



■基本装備が充実した標準グレード:240S



トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?


ベースグレードとなる240S、2012年12月当時の新車車両本体価格は242万円~267万2000円でした。


タイヤホイール、足回りでは、225/65R17タイヤ&アルミホイールを装着し、前後ともにディスクブレーキを装備します。


S-VSC(4WDではアクティブトルクコントロール統合制御)や、ヒルスタートアシストコントロール、ダウンヒルアシストコントロール制御を標準装備し、運転操作を助けます。


リアドアとリアクォーター、そしてバックドアはUVカット機能付きのプライバシーガラスです。


フロントウィンドウシールドとフロントドアガラスにもUVカット機能が備わっています。


サイドプロテクションモールにはメッキ素材を使い高級感を高める装備です。


バックドアは横開き式となります。


ヘッドライトはプロジェクター式ディスチャージヘッドランプを装備、フロントフォグランプやLED式テールランプで安全性を高めました。


室内装備では、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトノブを装備、ステアリングスイッチ(オーディオスイッチ)が備わり、操作性を高めています。


シート表皮にはファブリックを採用、セカンドシートにはリクライニング&チルトダウン機能が装備され、7人乗り車のサードシートは床下格納です。


エアコンは左右独立温度コントロールのフルオートエアコンを装備し、クリーンエアフィルター(花粉除去タイプ)で、快適性を高めています。



■力強さが高められたグレード:240S Sパッケージ



トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?


2012年12月当時の新車車両本体価格は255万7000円~280万9000円です。


タイヤSパッケージ専用の235/55R18タイヤ&アルミホイールを装備します。


Sパッケージだけの装備としては、エクステリアにカラードオーバーフェンダーを装備するのが特徴的です。


ドアスカッフプレートには車名ロゴ入りのステンレス製スカッフプレートが採用され、標準グレードには装備されていない、コンライト(ヘッドライト自動点灯・消灯システム)とクルーズコントロールが付きます。


左右独立温度コントロールエアコンにはプラズマクラスター機能が追加です。


Sパッケージのみに与えられたオーバーフェンダーが、エクステリアに力強さを与え、高級SUVとしての風格を感じられるグレートとなっています。



■上質なグレード:240S Gパッケージ



トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?


2012年12月当時の新車車両本体価格は271万7000円~298万円です。


Gパッケージには、専用デザインの225/65R17タイヤ&アルミホイールを装備します。


シートには本革とアルカンターラのコンビ素材を採用し、最上級グレードとしての室内空間の質の高さを感じられるでしょう。


シートはマルチアジャスタブルパワーシート(運転席8ウェイ、助手席4ウェイ)を採用、運転席には電動ランバーサポートも装備します。


Gパッケージでは、メーカーオプションの選択肢が増え、木目調のシフトノブやドアスイッチベース、本革シートやムーンルーフを選択して装着することができました。



■アルカンターラ素材で高級感を高めた特別仕様車:240S Sパッケージ アルカンターラ リミテッド"



トヨタ ヴァンガードのグレードごとの違いは?


2012年12月当時の新車車両本体価格は、266万円~292万3000円です。


240S Sパッケージをベースに、エクステリアではスモークメッキ加飾を施したフードモールとフロントグリル、サイドプロテクションモール、バックドアガーニッシュを配置し、アルミホイールもグレーメタリック塗装を施します。


インテリア(内装)では、シートやセンターコンソールボックスに、オレンジステッチ付きのアルカンターラ素材を使い、シフトノブやシフトパネル、ドアスイッチベースに、専用黒木目加飾を施しました。


手触りのいいアルカンターラ素材を使用し、デザイン性の優れたSパッケージに、高級感をさらにプラスした特別仕様車となっています。


トヨタの高級SUV、ヴァンガードについて詳しく解説してきました。


ベースグレードから装備のレベルが高くなっていて、どのグレードでも満足感が高い一台です。


好みのヴァンガードは見つけられたでしょうか。


ぜひSUV選びの参考にしてください。



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