トヨタ 4代目ハリアーの居住性・荷室の使い勝手を解説
2021.07.30
2020年6月にデビューした4代目ハリアーは、デビュー直後から飛ぶ鳥を落とす勢いで売れ続けています。
人気の高いSUVカテゴリーで、高級路線を走っていくハリアーは、憧れのクルマの一つとなり、注目度が高いです。
今回は、人気のハリアーの、インテリア(内装)に焦点を当てて、解説していきます。
■ブラック基調の大人のインテリアデザイン
ブラックを基調とした色づかいの中に、センス良くステッチや、ブラウンのセンターコンソールが配置され、大人の雰囲気を醸し出します。
メッキ加飾などは最小限にとどめ、あえてシンプルに作り込むことで、落ち着いた印象を与えてくれるインテリアです。
そこはまるで書斎のような空間になっているでしょう。
水平基調のインパネには、パイピングオーナメントを採用し、末端部分にはメタルラッチ加飾をあしらいながら、大人のさりげないセンスを表現しています。
ボタン類も種類は少なく、直感的に操作できる仕様です。
室内で最も目を引くのが、大きなセンターコンソールです。
乗馬の鞍をイメージするような、高く幅の広いコンソールボックスは、厚い革を曲げてできる自然なシルエットを研究して造形され、見て美しく、心地よい肌触りも特徴的です。
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※価格は支払総額
■包まれ感と視認性を高めたコックピットデザイン
運転席に座ると、ホールド感の高いシートが体を包み、コクピットも適度に囲まれ感があるデザインになっています。
多彩案機能を搭載した12.3インチの大型画面を備えたナビゲーションシステムは、運転中も最低限の視線移動で済むように、視認性が高い位置に配置。
メーターは見やすい2眼式を採用し、メーター中央部にも7.0インチの高精細TFTカラー液晶画面を装備します。
メーターリングにはサテンメッキ塗装を施し、高級感と、大人の落ち着きが感じられます。
また、フロントピラーを後方に移動することで、左右角を拡大し、より見晴らしの良い前方視界を確保。
くわえて、フード周辺の視界向上が図られており、Aピラーには根元にガラスエリアを設けられているので、安全確認がしやすいのも特徴です。
ステアリングとシートには、パワースイッチ(エンジンスイッチ)のON/OFFや、シートベルトの着脱に反応して、ステアリングとシートが移動し、乗り降りがしやすくなる「運転席オートスライドアウェイ」も用意されています(Z ”レザーパッケージ、G ”レザーパッケージに標準装備)。
■高級車としての余裕が見える居住性
室内の広さは、室内長1,880mm、室内幅1,520mm、室内高1,215mmです。
フロントシートからリアシートに至るまで、余裕のある空間をもっています。
前後どちらのシートでも、快適に移動できるでしょう。
また、ルーフには外部からの光を自由に取り込める、調光パノラマルーフをメーカーオプションで備えます。
くわえて、グローブボックスや、センターコンソール、リアシートのひじ掛けやドアサイドポケットまで、収納箇所は多くあり、カップホルダーもしっかりと人数分用意されており、着座姿勢を考えた位置に配置されています。
室内の機能性を高める、アクセサリーコンセントやUSBソケット、そしてスマートフォンをワイヤレスで充電するおくだけ充電など、オプションで必要に応じた快適装備を選ぶことも可能です。
■長距離移動も問題なし、広々とした荷室
リアシートは6:4分割で、大小様々な荷物に合わせて、シートアレンジを行えます。
荷室容量はリアシート使用時の最大で409L、リアシートを格納状態にすると1,045Lにもなります。
荷室の広さは、通常時で奥行き985mm、幅1,265mm、高さ750mmとなり、リアシートを倒した状態では、1,805mmもの奥行きが確保されています。
長さ46インチのゴルフクラブが入る9.5インチのゴルフバッグは3個収納可能です。
また、スライド式のデッキボックスを装備します。スライド機能により、デッキボード下収納へのアクセスがしやすく、使い勝手を高められています。
■ライバル解説:荷室の広さで選ぶならRAV4も負けていない
同じようなサイズ感のSUVは、同門のRAV4が挙げられるでしょう。
クロスカントリーライクなデザインですが、室内は非常に広く、シートや内装の質感も高いため、こちらもおすすめの一台です。
荷室はクラストップレベルの580Lで、ハリアーを超える積載性を備えます。
リアシートを使用した状態でも、荷室の奥行きは1,015mmとなり、ゴルフバッグは4個まで収納することができます。
シートは、ハリアーほどの高級感はありませんが、たっぷりとした座面長と、厚みのあるシートバックが心地よく、頭上スペースやリアシートの膝周りのスペースなどは、十分なほど確保されています。
居住性だけを比べると、ハリアーと比べても、大きな遜色は見られません。
大きな荷室などが魅力的であれば、RAV4という選択肢もアリでしょう。
高級感あふれる、ハリアーのインテリアを紹介してきました。
長きにわたり、国内外で上級SUVとして愛されてきたハリアーの実力は本物です。
車両価格以上の高い質感で、運転者から同乗者までを、しっかりとおもてなししてくれます。
ワンランク上の大人の空間を、ハリアーのインテリアで楽しんでみてはいかがでしょうか。