トヨタ ヤリスクロスのグレード比較

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トヨタ ヤリスクロスのグレード比較

2021.04.10

トヨタ ヤリスの派生モデルとして2020年秋にデビューしたヤリスクロス。コンパクトSUVという使い勝手の良いボディサイズに加え、洗練されたプロポーションやユーティリティの高さ、さまざまな路面に対応できる4WDシステムや低燃費化を実現するハイブリッドなど、見た目はもちろん機能面でも完成度の高さを見せてます。今回はそんなヤリスクロスのグレードの違いを詳しく解説していきましょう。

※画像はすべてZです。


■2種のパワートレインと4タイプのグレード


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ヤリスクロスのパワートレインは、1.5L 直列3気筒のガソリンエンジンと、1.5L 直列3気筒+モーターのハイブリッドの2種類。トランスミッションは、ダイレクトシフトCVT(ギヤ機構付自動無段階変速機)です。


駆動方式は2WD(FF)と4WDの2種類。ハイブリッドの4WDには、トヨタコンパクトSUV初採用の電気式4WDシステム「E-Four」がラインアップされています。


グレード構成は、ベーシックタイプのX、ミドルグレードのG、最上級グレードのZ。ガソリンモデルにはXの廉価版となるX"Bパッケージ”が設定されています。 ガソリンモデルの価格は、FFモデルで最廉価のX"Bパッケージ”が179万8000円、Xが189万6000円、Gが202万円、Zが221万円。


ハイブリッドモデルの価格は、FFモデルで Xが228万4000円で、Gが239万4000円、Zが258万4000円。それぞれ4WDモデルの方が23万1000円高くなっています。



■シンプルな装備内容のX


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ヤリスクロスのエントリーグレードとなるのがX。中間グレードのGでオプション、最上級グレードのZでは標準装備される装備がXでは設定自体がないことも数多く、シンプルな装備内容になっています。


主な標準装備は、エクステリア(外装)では16インチスチールホイール、アッパーグリル、ドア下モールディングなどがあります。


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インテリア(内装)ではファブリックシート、ヘッドレスト一体型フロントシート、6:4分割可倒式リアシート、インパネセンタークラスター(ブラック)、回転式アシストグリップ(フロント2)、コートフック(リア両側)、運転席バニティミラー付きサンバイザー(フタ付)、イルミネーテッドエントリーシステム【ルームランプ(バルブ)・フロントパーソナルランプ(LED)】、通信用USB、アクセサリーソケット(1個 フロント)、7インチディスプレイオーディオなどが標準装備になります。


デッキボードは、一体式が4WDモデルに標準装備されますが2WDモデルには設定がありません。また空調システムではXのガソリン車(およびBパッケージ)に限ってのみマニュアルACというのもポイントです。


安全装備ではプロジェクター式ヘッドランプがハロゲンとなり、リアコンビネーションランプはLEDテール&ストップランプが標準装備となります。


またLEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラー+補助ミラーや、UVカット機能付ウインドシールドグリーンガラス(合わせ)、ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(ミスト機能付)なども標準装備しています。


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予防安全装備ではプリクラッシュセーフティなどを含むToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)や、先行車発進告知機能、セカンダリーコリジョンブレーキ、インテリジェントクリアランスソナー【パーキングサポートブレーキ(静止物)】、車両接近通報装置、S-VSC&ACA&TRC、ドライブスタートコントロール、SRSエアバッグ+SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグを標準装備しています。


そのほかでは、デジタルメーターや4.2インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイ、ステアリングスイッチ(マルチインフォメーションディスプレイ・オーディオ・ハンズフリー・音声認識)、ドライブモード(エコドライブモード+パワーモード)などが標準装備となりますが、革巻きステアリングやステアリングヒーターなどの豪華装備は設定自体がありません。



■簡素な装備で価格を抑えたXグレードの廉価版X”Bパッケージ”


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ガソリンモデルベースグレードのXのみに設定されているのが、最廉価版グレードのX"Bパッケージ”。このグレードの大きなポイントが、トヨタセーフティセンスをはじめ、先行者発進告知機能、セカンダリーコリジョンブレーキ、インテリジェントクリアランスソナーといった予防安全機能が一切装備されていないことです。他グレードはすべて標準装備ですが、Bパッケージには設定自体がありません。


そのほか、ステアリングスイッチに予防安全機能を操作するスイッチが用意されていなかったり、パノラミックビューモニターのオプション設定がなかったり(他グレードはすべてオプションの用意あり)などの違いが挙げられます。


■バランスの良い中間グレードのG


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ヤリスクロスの中間グレードに位置するのがG。Xと似たような装備内容に加え、ミドルグレードならではのこだわりを感じさせる標準装備がポイントです。


具体的にはホイールがXと同じ16インチながらこちらはアルミとなり、ドア下のモールディングには車名プレートが付属。シート表皮がファブリックから上級ファブリックへとグレードアップし、シート形状もヘッドレスト一体型からセパレート式になっているのも異なる点です。


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またリアシートは4:2:4の3分割式で、Xでは設定自体がなかったシートヒーター(運転席・助手席)はオプションで設定。デッキボードは4WDモデルに一体式のみの設定でしたが、Gの2WDモデルは6:4分割アジャスタブルのデッキボードが設定されています。また、Xにはなかったラゲッジルーム内のデッキフックも標準装備されています。



そのほか、インパネセンタークラスターがブラックからピアノブラック加飾に変更。ディスプレイオーディオも画面サイズが7インチから8インチとなり、スピーカーの数が2個から6個と増設。USBは通信用に加えて充電用も用意されています。


フロントウインドウにはスーパーUVカットIRカット機能が付き、バックガイドモニターなども標準装備となります(Xはオプション扱い)。


豪華装備の面では、ステアリングホイールがXではウレタン素材だったのに対し、Gでは本革巻き・加飾付きが標準装備に。ちなみにシフトノブもで本革巻きを採用しています。



■高級感&高性能を併せ持つ最上位グレードのX


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最上級グレードのXでは、他グレードではオプションだった装備が標準になっていたり、素材もワンランク上のものが使われるなど、充実した装備内容になっています。


具体的にはエクステリアではホイールが18インチのアルミになり、さらに切削光輝加工によって高級感も演出。また、アッパーグリルの加飾パネルがピアノブラック塗装となります。


インテリアではシート表皮が合成皮革+ツイード調ファブリックへとアップデート。運転席は6ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下)、シートヒーター(運転席・助手席)が標準装備となり、シート上下アジャスターも電動化されます。



さらに回転式アシストグリップはフロント2・リア2へ増設され(他グレードはフロント2のみ)、運転席バニティミラー付サンバイザー(フタ付)に照明も付属。アクセサリーソケットもフロントに加えてデッキ側にも増設されています。さらにマルチインフォメーションディスプレイは4.2インチから7インチへと大型化されています。


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安全装備ではプロジェクター式ヘッドランプがフルLEDヘッドランプになり、リアコンビネーションランプも同じくフルLED仕様に。細かなところではウォッシャー連動間欠フロントワイパー(ミスト機能付)が時間調整式になっています。


そして忘れてはいけないZの大きなメリットが、アダプティブハイビームシステム(AHS)およびヘッドアップディスプレイを唯一オプションで選べること。これによって安全性能をさらにに高めることができます。


X、G、Zに加えてX”Bパッケージ”というグレード展開を行なっているヤリスクロス。200万円を切るリーズナブルなモデルから300万円に迫る勢いの豪華版まで、さまざまなグレードがあることが分かりました。なかでもおすすめは、快適装備と安全装備の面で納得のいくG。価格と装備の費用対効果で最もバランスの良いグレードです。もちろんZであればさらに快適かつゴージャスなSUVライフが楽しめそうなので、できればG以上のグレードを選ぶのがおすすめです。



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