『じつは車中泊向き?フォレスター(5代目)VSアウトランダー』

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『じつは車中泊向き?フォレスター(5代目)VSアウトランダー』

2020.12.30

アウトドアレジャーやキャンプ人気にともなって、国内を安く旅行できる車中泊もブームとなっています。


車中泊で真っ先に思い浮かぶのは、室内が広々としているミニバンですが、ミニバンは全高が高いうえに床が低い(最低地上高が低い)ので、郊外のやや荒れた路面を走るときや、山・海にキャンプといったシーンでは機動力が足りません。


出先で「ここ走れるかな…?」と心配しながら運転するは、ちょっとしたストレスです。


その点、SUVは、はなから機動力という点では二重マル、室内での寝心地も最近ではパッケージ性を高めたモデルも増えて、シートアレンジも多彩になっています。


そのなかでも、車中泊を快適で便利に楽しむことができるお手ごろなモデルとして、ミドルクラスSUVの2台をピックアップ。


車中泊をする際のポイントとともに解説していきます。



■車中泊を快適にするには



『じつは車中泊向き?フォレスター(5代目)VSアウトランダー』


車中泊を快適にするためには、ラクな姿勢でゆっくり眠れる環境づくりが大切です。


そのためには普段過ごしている部屋の環境にどれだけ近づけるかがポイントとなるわけです。


ミニバンの場合、就寝スペースを作るには、セカンドシートのシートバックを後方に倒して、2〜3列目をフラットにするというのが一般的なやり方ですが、この場合、クッション側が上面になるので、シートサイドのサポート部分や座面の形状による凸凹があり、以外と寝心地が悪いものです。


『じつは車中泊向き?フォレスター(5代目)VSアウトランダー』


いっぽうSUVは、セカンドシートのシートバックを前方に倒してラゲッジスペースを拡大するという方法で就寝スペースを作ります。


この場合、床面はほぼフラットな状態にすることができますが、そのままでは固くて眠れないのでマットレスなどを使用することになります。


実際に試してみた方ならわかると思いますが、人間が寝る場合、いくらマットで修正しても、ベースがフラットなほうがはるかに快適なのです。


一人の場合なら、シートバックを倒した状態で荷室長を1,700mm以上確保できれば、比較的ラクな姿勢で眠ることができます。


この点を考慮すると、車中泊はミドルクラス以上のSUVで検討したいところです。


また操作が簡単かどうかも重要ですが、ほとんどのSUVはレバーひとつでシートバックを倒すことができるので問題ないでしょう。


ただし、車種によっては3列シートのモデルもあり、3列目がどのように格納されるか、またシートバックを倒したときに段差が付かないかを確認する必要があります。


段差がなくフラットにできたとしても、セカンドシートのシートバックがせり上がったように傾斜がきつくなる場合は、車中泊に向きません。



■より快適に過ごすなら、こんなものがあると便利



フラットなスペースができても、そのままでは固いのでマットがあると良いですね。


部屋で普段使っているマットや寝具があるならそれを持って行きたくなるかもしれませんが、ただでさえ限られたスペースに、身の回り品やアウトドアグッズを積載することも考えると、荷物の大きさはできるだけ小さくしたほうが快適です。


最近は車中泊用のマットが多数販売されています。


エアーマットであれば、普段は小さく折り畳んでおくことができますし、価格も数千円〜1万円程度で購入することができます。


車内の電源ソケットに付属のエアーポンプをつなぎ、簡単にふくらませることができるものや、バルブを開くだけで自動的に膨らむタイプもあります。


寝具は小さくたたんでおける寝袋がオススメ。


安いものだと1,000円ぐらいからありますが、真冬の車中泊をしたい場合は、やや高価になりますが保温タイプのものを選ぶと良いでしょう。


その他、枕やクッションもあるとさらに快適ですが、こちらもコンパクトなエアータイプがオススメです。


あとは、プライバシー確保と朝日が差し込むことを避けるためのシェードがあれば完璧です。



■じつは車中泊にオススメの2台



前述したように、車中泊では、寝床がいかにフラットにできるかは重要なポイントです。


そういった観点から選んだミドルクラスSUVを紹介します。


『じつは車中泊向き?フォレスター(5代目)VSアウトランダー』


まずスバル フォレスター(5代目・現行型)ですが、こちらは水平対向エンジン+AWDというスバル独自のパワートレイン「シンメトリカルAWD」や、さまざまな路面状況に応じてエンジンやトランスミッション、ブレーキを統合制御する「X-MODE」メカニズムの搭載により、オン/オフ問わず安定した走りが楽しめるSUVです。


4代目モデルでは2列目のシートバックを倒した時に段差ができてしまっていたのですが、5代目ではほぼフラットになり、車中泊にバッチリの仕様となりました。


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シートバックを倒した状態であれば1,700mmの荷室長を確保できますが、フロントシートのシートバックと倒したセカンドシートとのあいだに隙間ができるので、そこを上手に埋めるとより快適に車中泊を楽しむことができます。


方法としては、クーラーボックスなどを置くか、足元空間用のエアーマットが2,000円程度で販売されていますので、それを使うのも手です。


もう1台、おすすめしたいのは、三菱 アウトランダーです。


2012年に現行型となったアウトランダーは、スタイリッシュで力強いデザインと電子制御4WD、三菱の独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」が自慢のSUVで、2.0Lと2.4Lのガソリンモデル、そしてPHEVもラインアップしています。


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ガソリン車は3列シート7人乗り、PHEVは5人乗り仕様となりますが、どちらも室内スペースは同じ広さがあります。


3列シートはシートバックを前方に倒し、2列目は座面をチップアップしてからシートバックを倒すタイプになります。


これにより段差の少ないフラットな空間ができ、車中泊も快適です。


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折りたたんだ状態での荷室長は1,685mmとなりますが、チップアップした座面との凹凸を少なくする工夫をすれば、身長180cm程度のユーザーでも快適に眠ることができます。


ラゲッジスペースをフラットにできることや機動性を考えると、SUVでの車中泊はおおいにメリットがあります。


カーゴルームに電源ソケットがあったり、最近ではオプションで100Vコンセントを搭載できる車種もありますので、ますます便利で快適な車中泊が楽しめるでしょう。




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