『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』

2020.12.15

マツダ CX-30は、車名に“3”が付いていることから、コンパクトSUVであるCX-3の兄弟車のように思われがちですが、じつはスペックで比較するとミドルクラスのCX-5に近いサイズであることが分かります。


デビュー間もないモデルなので、中古車はまだまだこれからといった状況で、対する1クラス上のCX-5の中古車は豊富に出回っています。


じつはこの2台は、車体の購入予算を250万円強に設定した場合、CX-30は新車、CX-5は高年式、低走行車の中古という違いはあるものなので、十分に比較検討の対象になります。


となると、両車の実際の使い勝手にはどんな違いがあるのか、気になるところですよね。


そこで今回は、CX-30とCX-5の使い勝手を比較していきます。



■取り回しはコンパクトなCX-30



『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


まずはボディサイズを確認してみましょう。


CX-5は全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mm、ホイールベースは2,700mm、最小回転半径は5.5mです。


いっぽうCX-30は、全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mm、ホイールベース2,655mm、最小回転半径は5.3mです。


ハンドルの切れ角やボディデザインなど、いくつもの要素があるのを承知のうえで、ここでは混雑した市街地や縦列駐車での取り回しやすいサイズの目安として全長を4,400mm以下に絞った場合、CX-30は街乗りや普段使いでも十分な恩恵を感じられると同時に、ほとんどの立体駐車場に対応した全高(1,550mm以下)もポイントです。


ただし最低地上高は175mmとなりますので、雪国での冬道の走行や、ラフロードでの走行は210mmのCX-5のほうが安心感はありますね。



■以外に広いCX-30の室内



『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


CX-5の室内寸法は、室内長1,890mm、室内幅1,540mm、室内高1,265mm、対するCX-30は室内長1,830mm、室内幅1,490mm、室内高1,210mmです。


やはりボディサイズの大きいCX-5のほうが広々とした数値ですが、細かく見るとボディサイズの差よりも室内長や室内幅の差は小さいなど、CX-30は細かな点を工夫することで、CX-5同等の快適な室内空間を作り出しています。


『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


また前席のカップルディスタンスは、CX-5と同等の740mmに設定し、幅広のセンターアームレストを採用することで、窮屈感のないゆったりとした着座姿勢を実現。


レッグルームも、CX-5の1,041mmに対しCX-30は1,058mmを確保するなど、空間に余裕を持たせてあります。


ヘッドルームに関しては、CX-5がフロント1,007mm/リア991mm、CX-30はフロント967mm/リア973mmで、フロントは全高の高いCX-5にゆとりがありますが、リアに関してはそれほど大きな差がないのは面白いところです。



■荷室の広さはボディサイズに比例する



『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


定員乗車時のラゲッジルームの容量は、CX-5が505L、CX-30が430Lとなっています。


CX-5はたっぷりとしたラゲッジ容量があり、ゴルフバッグであれば4個積載することができます(バッグの種類による)が、CX-30はそれほどのサイズはありません。


リアシートは、CX-5が4:2:4、CX-30は6:4の分割可倒式。


4名乗車でスキーやスノーボードなどの長尺物を載せたい場合は、CX-5のほうが快適に使えるでしょう。


『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


どちらもフロア下には小物を入れるのに便利なサブトランク、4つのラゲッジフックが備わっていますが、CX-5にのみラゲッジルームに12Vの電源ソケットがあります。


また両車ともパワーリフトゲートが設定されています。


余談ですが、後発のCX-30では、リアゲートを開閉するダンパーのギアとケースを、従来の金属製から樹脂製に変更し、人間が不快に感じやすい高周波の作動音を低減する工夫がされているそうです。



■室内収納は、いずれも十分



『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


CX-5のおもな収納は、フロントアジャスター機能付カップホルダー(2個)、アームレスト付大型コンソールボックス(12V電源ソケット/USB端子×2/AUXミニジャック/ナビゲーション用SDカード専用スロット付)、ボトルホルダー付ドアポケット、シートバックポケット、リアボトルホルダー、リアシートセンターアームレスト(カップホルダー×2/充電用USB端子×2/小物入れ付)です。


『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


CX-30は、リッド付フロントカップホルダー(2個)、ボトルホルダー付ドアポケット(フロント×2/リア×2)、アームレスト付コンソールボックス、シートバックポケット、リアシートセンターアームレスト(カップホルダー×2)となっています。


どちらも収納スペースは十分ですが、USB端子や電源ソケットの有無により、CX-5のほうがやや快適性に優れています。



■燃費は小さくて軽いCX-30がいい



CX-5に搭載されるエンジンは、2.0Lガソリン、2.5LガソリンNA、2.5Lガソリンターボ、そして2.2Lディーゼルというラインアップです。


それぞれのWLTCモード燃費(2WD)は以下の通りです。


2.0Lガソリン:14.6km/L

2.5LガソリンNA:13.8km/L

2.5Lガソリンターボ:12.6km/L

2.2Lディーゼル:17.4km/L(AT)


いっぽうCX-30には、

2.0Lガソリン、1.8Lディーゼル、そして2.0Lの新世代ガソリンエンジン、「SKYACTIV-X」が用意されています。


2.0Lガソリン:15.4km/L(AT)

1.8Lディーゼル:19.2km/L

SKYACTIV-X:16.8km/L(AT)


『CX-30の対抗馬はCX-5だ。使い勝手で選ぶならどっち?』


ボディが小さく、軽いCX-30のほうが、ガソリン、ディーゼルともに燃費に優れる傾向ですが、唯一、CX-5でディーゼルのマニュアルミッション(19.4km/L)を選んだ場合だけ、CX-5が上回ります。


CX-30は、街乗りや狭い道路での取り回しの良さに配慮した設計ながら、大人4名が乗っても十分ロングツーリングが楽しめる絶妙なパッケージングとなっています。


いっぽうCX-5はさらにゆとりのある室内空間と、快適機能の充実が特徴なので、大きな荷物を載せたて大人4名で出かけるといった使い方であればこちらをオススメします。




CX-30の中古車情報を見てみる


CX-5の中古車情報を見てみる

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る