『3代目ハリアー、狙うなら何年式?』

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『3代目ハリアー、狙うなら何年式?』

2020.11.12

2020年6月に、4代目となる新型ハリアーが発売されたことで、中古車市場では俄然3代目に注目が集まっています。


3代目ハリアーの発売は2013年、それから7年間に渡って販売され、小改良やマイナーチェンジ、特別仕様車の設定などが実施されました。


そこで今回は、3代目の進化をたどりながら、中古車で買う際のおすすめ年式をお教えします。


ハリアー購入の参考にしてください。



■高級SUVを世界に定着させたトヨタ ハリアー



『3代目ハリアー、狙うなら何年式?』


トヨタ ハリアーは、1997年にデビューしました。


翌年には、北米のレクサスブランドからRXとして発売されます。


初代ハリアーはSUVと高級車の融合というコンセプトで開発され、力強いスタイリングに、先進的な装備と上質な空間を持つ新しいカテゴリーを創造して大人気モデルとなります。


2003年に登場した2代目では、さらに革新的で先進的な装備を搭載し“高級クロスオーバーSUV”というジャンルを確固たるものにしました。


3代目は2013年に日本国内専用車として登場。


クーペスタイルを強調したスタイリッシュなデザインと、日本人の美意識に響く上質な内装、“手の届く高級車”になり得る絶妙な価格設定が支持され、あらゆる世代に人気となりました。


そして2020年6月に、4代目へとモデルチェンジ。


TNGAプラットフォームや新開発のエンジンなどメカニズムが刷新され、走りと品質を向上させています。



■いま中古車市場で大注目の3代目ハリアー



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3代目ハリアーは国内専用となったことで、ボディは先代モデルよりダウンサイジングしながらも、ゆとりのある前後座席間距離を保つことで快適な居住スペースと、広いラゲッジスペースを実現しました。


エクステリア(外装)は、歴代の水平基調で流麗な躍動感あるスタイリングを継承しながら、なめらかな曲線で疾走感を表現。


フロントやリアのボトム部分を立体的な構造とすることにより、SUVならではの力強さと安定感がプラスされ、存在感のある造形となっています。


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インテリア(内装)は、アーチ形状のインパネに大きめのセンタークラスターの組み合わせ、高級セダンのようなゆったり感とスポーティさを融合。


上質な手仕事をイメージさせる作り込みとマテリアルの使用により、居心地の良さとゆとりを感じさせる空間に仕上げられています。


また車両を上から見下ろすパノラミックビューモニター(左右確認サポート付き)やレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ナノイー機能を持った左右独立温度コントロールフルオートエアコン、パワーバックドア、スマホのおくだけ充電などなど、高級SUVにふさわしい装備が数多く採用されていました。


デビュー時のパワートレインは、2.0L ガソリンNAと2.5L ハイブリッドで、駆動方式はガソリン車がFF(前輪駆動)と4WD、ハイブリッドが4WDとなります。



■3代目の改良は2回のみ



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まず2015年に実施された小改良では、「プレミアム “アドバンスド パッケージ”」グレードに、パノラミックビューモニターに運転席から車両を透かして外を見るような映像を表示するシースルービュー機能を追加、SDナビゲーションシステムはT-Connect対応になったほか、プリクラッシュセーフティ機能が全グレードで選べるようになりました。


3代目ハリアーのマイナーチェンジは2017年のみで、購入の際には大きなポイントになるでしょう。


まずエンジンラインナップに2.0L 直噴ガソリンターボエンジンが追加されました。


最高出力170kW(230PS)/5,200〜5,600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650〜4,000rpmの2.0Lターボが追加されたことで、ユーザーの選択肢を広げました。


改良のポイントは、廉価グレードの「グランド」が廃止され、かわりに最上級グレードとして「プログレス」を投入。


衝突回避支援パッケージの“Toyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)“は全車標準装備となりました。


またナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大、LEDウインカーの採用でウインカーはシーケンシャル式となっています。


そのほかに加えられたおもな変更点は、

・フロントグリルデザイン

・赤色の面発光となったリアコンビネーションランプ

・インテリジェントクリアランスソナーの機能強化

・エンブレムマーク付ドアミラー足元照明

・シートベンチレーション機能(フロントシートのみ)を設定 などでした。



■お得な特別仕様車は4タイプ



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まず最初に用意された特別仕様車は、2015年の小改良時に設定されたStyle MAUVE(スタイルモーヴ)です。


上級グレードの「プレミアム」をベースに、専用の内装を施したスタイルモーヴは、インパネやドアトリムに、車名にもなっているモーヴ(ふじ色)を採用するとともに、ダークバイオレットのステッチ類、シートベルトとピアノブラック調の本革巻きステアリングもダークバイオレットを採用。


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さらにファシネイトブラック(青紫色基調の淡いオーロラ模様)加飾のシフトパネル、アルカンターラのシート、運転席&助手席パワーシート、快適温熱シート、ステアリングとシートのマイコンプリセットシステム、専用18インチアルミホイール(切削光輝)などが特別装備されました。


ふじ色やバイオレットと聞くと、なかなかに派手な内装を想像しますが、実車は高級SUVにふさわしく落ち着いたもの。


気になる方は、自分の目で確かめることをおすすめします。


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スタイルモーヴに続いて2016年に設定された特別仕様車は、内装色をグレー貴重としたStyle ASH(スタイルアッシュ)です。


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こちらも「プレミアム」をベースに、グレー基調の内装、ウルトラスエードと合成皮革のコンビネーション表皮の専用シート、ピアノブラック調の本革巻きステアリング、ヘアライン調加飾のシフトパネル、運転席&助手席パワーシート、快適温熱シート、専用18インチアルミホイール(切削光輝)が装備されました。


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マイナーチェンジを後、2018年に設定された特別仕様車がStyle BLUEISH(スタイルブルーイッシュ)です。


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上級グレードに設定された「プログレス」をベースに、ブラック/ブルーのシート表皮に、シフトパネルやドアスイッチベースにはブルー木目を採用。


シート表皮、本革巻きステアリング、インパネ、ドアトリムにアクセントにはブルーステッチが入り、クールな印象の内装とされています。


さらに専用18インチアルミホイール(ブラック塗装切削光輝)、スモーク調メッキ加飾のヘッドランプエクステンション、漆黒メッキのフードモール/サイドプロテクションモールなどを装備して、特別な見た目とされています。


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もっとも新しい特別仕様車が2019年に設定されたStyle NOIR(スタイルノアール)です。


名前の通りブラック基調にした特別仕様車で、「プログレス」をベースにパーキングサポートブレーキ(静止物)を装備しました。


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内装は、インパネやドアトリム、ステアリングスイッチのベゼル部などをダークシルバー塗装とすると同時に、ドアスイッチパネルやオプティトロンメーターにはピアノブラック加飾を施し、落ち着いたシックな印象となっていることが特徴です。


また専用18インチアルミホイール(ブラック塗装切削光輝)、スモーク調メッキ加飾のヘッドランプエクステンション、漆黒メッキのフードモール/サイドプロテクションモールなど、エクステリアの洗練度を高めました。


ボディカラーは、ブラックマイカを特別設定。


その他、スパークリングブラックパールクリスタイルシャインとホワイトパールクリスタルシャインの2色が用意されました。


3代目ハリアーの特別仕様車は上級グレードがベースで、こだわりの内装や装備が特徴となっていますので、充実した装備と個性を求める方にオススメです。


中間グレードを狙う方は、金額で選ぶなら初期モデル、安全性で選ぶなら2017年のマイナーチェンジ以降モデルということになりますね。



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