スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?

2020.11.11

スバルの人気SUVモデルのXVとフォレスター。


現行型は、XVが3代目のGT系、フォレスターは5代目のSK系と呼ばれるモデルで、同じプラットフォームから生まれていますが、ボディサイズ、仕様、装備、車両のキャラクター、使い勝手も異なっています。


ファッションでいったらXVはスポーツカジュアル、フィレスターはアーバンでも通用する洒落たアウトドアウエアといった感じですね。



■プラットフォーム共通のいわば兄弟車



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


XV(改良前の2019年モデル)


2020年10月に大幅改良されたこともあり話題となっているXVと、フォレスター(2018年6月デビュー)は、いずれも2016年にインプレッサから導入が開始されたSGP「スバル・グローバル・プラットフォーム」です。


走行性能も安全性も非常に高い評価を受けているSGPですが、ボディはフォレスターのほうがひとまわり大きくなっています。


スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


キャラクターは、フォレスターがアウトドアライフも満喫しながら都会ではコンサバに使いたいファミリー向け、XVはもう少し若くてアウトドアも日常もスポーティでカジュアルに過ごすユーザーやカップル向けといった感じですね。


価格帯もXVがやや下です。


サスペンション形式も、フロント=マクファクファーソンストラット、リア=ダブルウィッシュボーンと共通の構造(XVは今回サスペンションも改良されました)。


ガソリンエンジンは、XVが1.6L(2020年の改良前は2.0Lもあり)、フォレスターは2.5Lと異なりますが、マイルドハイブリッドのe-BOXERに関してはいずれも2.0Lの直噴エンジン+モーターという構成です。


それでもいろいろ違いはあって、自分ならどちらが向くのか?見て行きましょう。



■キャラクターを反映したエクステリア(外装)



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


XVは今回の改良でバンパー、フロントグリルまわり、アルミホイールなどのデザインが変更されましたが、従来通りスタイリングは街中で映えるもので、かつ取り回しのしやすいボディサイズも維持されています。


数値は、全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mm(ルーフレール非装着車)、ホイールベース2,670mm、最小回転半径5.4m、最低地上高200mm(アプローチアングル17.5度、ランプブレークオーバーアングル19.7度、ディパーチャーアングル29.2度)です。


光るのは立体駐車場を考慮した全高1,550mmの全高で、この点でも街中での使いやすさがあります。


いっぽうフォレスターは、全長4,625mm×全幅1,815mm×全高1,715〜1730mmと1サイズ大きくなっていますが、ホイールベースはXVと同じ2,670mm。


最小回転半径は5.4m、最低地上高は220mm(アプローチアングル20.2度、ランプブレークオーバーアングル21.5度、ディパーチャーアングル25.8度)と高められています。


17もしくは18インチのホイールサイズも同じですが、フォレスターはオフロードで走破性を高めるために少し車高が高く、地上高も各アングルも大きく設定していることがわかります。



■上級モデルらしいフォレスターとカジュアルなXV



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


XV(改良前の2019年モデル)


インパネのデザインは同じスバルなので共通するものがあります。


シンプルに2個のアナログメーターで、クラスターにマルチファンクションディスプレイが配置してあります。



フォレスター


スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


両車とも華美にならずスポーティなインテリアですが、比べるとフォレスターのほうが広く凝っている感じです。


スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


フォレスター


どちらも後席ドアの開度が大きく、乗降しやすいように設計されているあたりは、さすがです。


特にフォレスターは、サイドシル部分をドアで覆くことでボディの泥や雨水が室内に入れないで乗り降りできるクリーンサイドシルの採用や、乗り降りが楽でルーフへ荷物を積み時などのステップにできるドアステップ形状など、細かな工夫が見られます。



■アウトドアレジャーやロングドライブにはフォレスター



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


XVの荷室は開口部の幅を広く、大きな荷物の積み降ろしも楽に行えるように、使い勝手にこだわっています。


容量はe-BOXERモデルがVDA法で340L、1.6Lモデルは385Lで、e-BOXERでもゴルフバッグを3個載せることができます。


スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


ボディサイズが大きいフォレスターはさすがに容量が大きくてVDA法で520L、e-BOXERモデルのアドバンスは509Lです。


ファミリーで使う場合にはありがたい大きさで、開口部もかなり広いです。


また、オプションで電動のパワーリアゲートも用意されています。



■エンジンは1.6Lと2.5L。e-BOXERは共通



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


XV 1.6L NA(改良前の2019年モデル)


パワートレインの基本は、水平対向4気筒DOHC16バルブ直噴です。


XVは自然吸気の1.6Lとマイルドハイブリッドのe-BOXER、フォレスターは自然吸気の2.5Lとe-BOXER というラインアップ。


組み合わせられるトランスミッションは、いずれもリニアトロニックCVTで、駆動方式のシンメトリカルAWD(左右均等バランスのフルタイム4WD)も共通です。



フォレスター 2.5L NA


スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


AWDは、路面状況に応じて前後駆動力を制御してくれるアクティブトルクスプリット型のAWDで、悪路でも安心な駆動力とブレーキを制御してくれるX-MODE(2モード)を搭載しています。


また車両の運動制御には、VDC(ビークル・ダイナミック・コントロール:横滑り制御)や、そのVDCを使ってコーナリング性能や危険回避を助けるアクティブ・トルク・ベクタリングを両車とも全モデルに標準装備します。


さらに今回改良されたXVのe-BOXERには「SI-DRIVE」スポーツモード選択時にシフトチェンジとモーターアシストを制御してスポーティな走りをサポートする、e-Active Shift Control(イー・アクティブ・シフト・コントロール)を新採用しています。


それらの動力性能を生かすのがSGPです。スムーズで安定したハンドリングや、衝突時の安全性などを車体の骨格で支えます。


ドライブフィールも静粛性にも優れ、高く評価されていますね。



■スバルといえばアイサイト



スバルSUVならどっちを選ぶ?5代目フォレスター(SK系)と 3代目XV(GT系)の違いとは?


両車とも全モデルに、先進安全装備のアイサイトを標準装備しています。


基本性能は同じですが、フォレスターにはアイサイト・ツーリングアシストを標準装備。


またXVには今回の改良で、見通しの悪い交差点や、駐車・発進時にドライバーの視界をサポートする「フロントビューモニター」がオプション設定されました。


新車の車両本体価格は、XVが220~292万6,000円で、フィレスターは286~315万7,000円。


中古車相場は、XV(改良前)で150~290万円、フォレスターで180~340万円。


やはりフォレスターが高価になるのですが、装備や仕様からすれば当然ですね。


街でも日常的に使うならXVが便利で、4人ファミリーでキャンプに行くような使い方まで想定するならフォレスターがおすすめです。



最新のスバルの在庫情報を見る≫

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る