【2020年版】マツダ CX-8ってどんなクルマ?
2020.06.18
CX-8はマツダから販売されている3列シートSUVで、日本で販売されているマツダのSUVラインアップのなかでは、最上級に位置するモデルです。
本記事では、CX-8について解説。購入を考えている方は、参考にしてください。
■マツダの最上級SUV
2017年末に日本で販売開始されたCX-8は、現在マツダのラインアップ中で、唯一3列シートを装備するモデルであり、SUVのなかで最上級に位置します。
特徴は、上質かつ洗練されたデザイン、街乗りから高速走行まで余裕のある走り、3列目を含むすべての乗員が楽しめる快適性と静粛性という3つで、「3列シート車を所有することを余儀無くされたけど、デザインや走りを諦めたくない」という方に向けた、マツダの提案とも言えるモデルです。
プラットフォームは既存のものをベースに、CX-8に合わせて改良。
海外で販売しているCX-9のサスペンションを基本とし、減衰力などを調整しています。
また、静寂性や走る歓びにくわえ、先進安全技術i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)を標準装備することで、高い安全性を実現しているのも特徴です。
3列シートの使い勝手はそのままに、デザインやクルマの質にもこだわっている。それがCX-8の魅力です。
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※価格は支払総額
■選択肢が豊富なグレード
CX-8のグレードは、大きくわけると2018年10月の改良で加わった2.5L NAの25Sと2.5Lターボの25Tで構成されるガソリン系と、発売当初から用意されている2.2L ディーゼルターボのXDのディーゼル系で展開されています。
そのなかでグレード展開が豊富なのはディーゼル系XDで、先進安全技術の装備も充実しているプロアクティブ(PROACTIVE)、ベンチレーション機能つきレザーシートや7インチマルチスピードメーターなどを装備し、インテリアの質感が向上したプロアクティブ Sパッケージ(PROACTIVE S Package)、ナッパーレザーシートの採用、ボーズサウンドシステムや電動スライドガラスサンルーフを標準装備した豪華グレードLパッケージ(L Package)の3つを用意。
対するガソリン系は、25Sに基本的な装備のベースグレードとプロアクティブ、Lパッケージ の用意。
25Tは、上級グレードのLパッケージのみの展開です。
ちなみにベースグレードとプロアクティブの差は、スマート・ブレーキ・サポート&マツダ・レーダークルーズコントロールやドライバー・アテンション・アラート、360度ビューモニターと先進安全技術がメーカーオプションとなることです。
どのグレードでも7人または6人乗り。2WDまたは4WDを、選ぶことができます。
■3列目シート装備でも犠牲にしない各種機能
列シートSUVながら、ラゲッジスペースと3列目シートの居住性を犠牲にしていないのが、CX-8のポイントです。
3列目シートは、身長170cmの方が座っても無理なく快適に過ごせるように設計。
エマージェンシーシートになっていないところが、CX-8のこだわりです。
また荷室容量は、3列目乗車時でも239Lを確保していて、ゴルフバック2つ、ベビーカー1つを積載することが可能。
3列目シートを倒すと、572Lに拡大します。
さらに、ラゲッジフックやフロア下にサブトランクという収納スペースがあり、利便性も及第点です。
■グレードに左右されない先進機能や装備
先進的なメカニズムや先進安全技術が、多くのグレードで標準装備または装備可能となっているのもポイントです。
グレード間に装備の違いはありますが、全グレードが「サポカーSワイド」に相当する内容となっています。
また走りにもぬかりは無く、ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御し車両の安定性を向上させる制御技術、G-ベクタリング コントロール プラスを全車に標準装備しています。
■数少ない「3列シートSUV」という選択肢
3列シート車というと、スライドドアを装備したミニバンを思い出す方が多いかもしれませんが、CX-8のようにスタイリッシュなSUVという選択肢もあります。
確かにスライドドアを装備したミニバンと比較すると利便性では劣りますが、ある調査では「3列目シートを毎日使用するユーザーは数パーセント」という結果も出ているなど、3列目シートは”いざというときに、あると便利”な装備で、日常的に使うユーザーは少ないようです。
「まわりの声で3列シート車を購入するのは避けられない、けどスライドドア車は…」という方にこそ、CX-8をおすすめします。