マツダ CX-5ってどんなクルマ?
2018.09.20
マツダ CX-5
2018年1~6月の期間、マツダのSUVでもっとも多く販売されたのは、ミドルサイズのCX-5でした。その人気の秘密は、魂動デザインのスタイリッシュなデザインや、SKYACTIVテクノロジー、クリーンディーゼルターボなどです。この記事では、CX-5の魅力について解説していきます。
※この記事は2018年8月現在に販売されている2代目モデルについて解説しています。
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CX-5のモデルチェンジの歴史
CX-5が発売されたのは2012年2月。初代は、魂動デザイン、SKYACTIVテクノロジーを初めて全面採用したことで話題になりました。
特に「SKYACTIV-D」クリーンディーゼルエンジンは、世界一の低圧縮比(14.0)によって、燃焼タイミングの最適化とエンジンの軽量化を実現。さらに、2ステージターボチャージャーが、トルク向上、排気ガスのクリーン化、燃費改善に貢献しています。
これにより、日本のポスト新長期規制や欧州のEuro6といった排気ガス規制をクリア。さらに18.6km/Lという低燃費を実現させました。
同時に、当時の欧州では、EVやHVよりもディーゼルが環境性能に優れたエンジンとして注目されており、CX-5はそのデザインとあいまって注目されることになったのです。
2017年2月には2代目が発売。初代を踏襲したキープコンセプトのモデルチェンジながら、新デザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」が採用されました。
さらに2018年2月には商品改良が行われ、2.0L/2.5Lガソリンエンジンにキャビティ付ピストン」、2.5L に「気筒休止」などの技術が採用されたほか、ディーゼルエンジンは「急速多段燃焼」「段付きエッグシェイプピストン」「超高応答マルチホールピエゾインジェクター」「可変ジオメトリーターボチャージャー」などの採用で最大トルクを高めています。
CX-5の特長
CX-5の特長は主に3点です。
■その①:魂動 -SOUL of MOTION
初代CX-5で採用された魂動デザインは、新世代マツダ車のブランドアイコンとして定着しました。2代目CX-5は新デザインテーマ、魂動 -SOUL of MOTIONが採用され、立体的で力強い新ファミリーフェイスとなりました。またボディ造形は、生命力と躍動感を研ぎ澄ませたデザインとなっています。
このボディ造形を引き立てるのが特別塗装色のソウルレッドクリスタルメタリックと、マシーングレープレミアムメタリックです。どちらもマツダの特別塗装技術、「匠塗 TAKUMINURI」によって仕上げられ、ボディ造形の立体感と光の当たり方による陰影を強調しています。
■その②:上質なインテリア
インテリアは、ロードノイズやエンジン音の侵入がほとんどない静寂な室内とし、快適性、上質さを五感で感じられるよう造り込まれています。
クリーンディーゼルのXD、XD プロアクティブ、ガソリンの20S、20S プロアクティブおよび25S、25S プロアクティブのシート表皮はブラックのスクエアメッシュクロス。上級グレードの、XD L パッケージ、25S L パッケージでは、ピュアホワイトやブラックのパーフォレーションレザーになります。
室内配色は、シート表皮がブラックのときにはブラック基調ですが、ピュアホワイトのときにはドアの内張りなどの一部内装もホワイトになります。
■その③:充実したセーフティ機能
全グレードに先進安全装備の「i-ACTIVSENSE」を採用。これは、「サポカーS・ワイド」に該当する機能を備えています。
・アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)
・スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)
・AT誤発進抑制制御[前進/後退時]
・車線逸脱警報システム(LDWS)
・ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
・リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
・リアパーキングセンサー
・アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
・ハイビーム・コントロールシステム(HBC)※20S、25S、XDに標準装備
これらの先進安全装備はドライバーを支援し、人的ミス(ヒヤリ・ハット)を減らします。ハイビーム・コントロールシステム(HBC)は、20S、25S、XDに標準装備され、グレードにはアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)が装備されます。
パワートレイン
搭載されるパワートレインは2.0Lと2.5Lガソリンエンジンと、2.2Lクリーンディーゼルターボです。2018年2月のマイナーチェンジで各エンジンに改良が加えられ、性能と燃費が向上しています。
■2.0Lガソリンエンジン
エンジン:2.0L 直列4気筒DOHC 16バルブ
最高出力:115kW(156ps)/6,000rpm
最大トルク:199Nm(20.3kgm)/4,000rpm
JC08モード燃費:16.0km/L
WLTCモード燃費:14.6km/L
■2.5Lガソリンエンジン(FF)
エンジン:2.5L 直列4気筒DOHC 16バルブ
最高出力:140kW(190ps)/6,000rpm
最大トルク:252Nm(25.7kgm)/4,000rpm
JC08モード燃費:14.8km/L
WLTCモード燃費:13.8km/L
■2.5Lガソリンエンジン(4WD)
エンジン:2.5L 直列4気筒DOHC 16バルブ
最高出力:138kW(188ps)/6,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/4,000rpm
JC08モード燃費:14.2km/L
WLTCモード燃費:13.0km/L
■2.2Lクリーンディーゼルターボエンジン(FF)
エンジン:2.2L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ
最高出力:140kW(190ps)/4,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/2,000rpm
JC08モード燃費:19.0km/L(FF)、18.0km/L(4WD)
WLTCモード燃費:17.4km/L(FF)、16.6km/L(4WD)
グレード&新車価格
CX-5にはベースグレード、安全装備や快適装備を更に充実させたプロアクティブ、最上級グレードのLパッケージが設定されています。それぞれ価格は以下のようになります。
■ガソリン車(FF)
・20S:2,494,800円
・20S プロアクティブ:2,689,200円
・25S Lパッケージ:2,986,200円
■ガソリン車(4WD)
・25S:2,721,600円
・25S プロアクティブ:2,916,000円
・25S Lパッケージ:3,213,000円
■クリーンディーゼル(FF)
・XD:2,808,000円
・XD プロアクティブ:3,002,400円
・XD Lパッケージ:3,299,400円
■クリーンディーゼル(4WD)
・XD:3,034,800円
・XD プロアクティブ:3,229,200円
・XD Lパッケージ:3,526,200円
マツダ CX-5の人気の理由は、欧州車に通じる鼓動デザイン、他のエコカーと一線を画するクーリンディーゼルエンジン、充実した安全性能といった、商品の総合力にありそうです。なかでも次世代クリーンディーゼルターボ搭載のXD系なら、各種税金も軽減されるので、このクラスを検討されているなら候補に加えてみましょう。
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