スバル エクシーガのおすすめポイント3つを紹介
2019.09.11
スバル エクシーガは、“7シーター パノラマ ツーリング”をコンセプトに2008年~2016年の間発売され、ワゴンのようなスタイリッシュなボディに3列シートを備え、これまでにない画期的なモデルとして注目されました。そこでエクシーガのおすすめポイントを3つ紹介します。
7人乗り
コンセプトである7シーターパノラマツーリングの最大の売りが、レガシーなどのワゴン造りのノウハウをもとに、当時のレガシーアウトバックとほぼ同寸の扱いやすいボディーサイズ。そのためには限られたスペースの中でより広い空間を確保する必要があり、 ピラーやガラスの位置、サイズ、形状などに工夫を施し、サスペンションの室内への張り出しを抑える工夫がされています。さらに新開発の樹脂製燃料タンクの採用や床下のフレーム構造の最適化により、フラットなフロア形状を実現。
その結果、サード(3列目)シートの乗員に対しても十分な広さの足元空間を確保。7人までしっかり乗れて、乗降性や荷室、そして乗員の視界などの機能性にもこだわった優れたユーティリティーを実現しています。
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※価格は支払総額
解放感ある室内
フロントシートからサードシートにかけて着座位置が徐々に高くなり、すべての席で見晴らしの良い「シアターシートレイアウト」を採用するなど、どのシートに乗車していても明るく開放的で快適な室内空間を確保しています。そして、セカンドシートの頭上までを覆う開口部を確保し、すべての席で開放感を味わえるようにした「パノラミック・ガラスルーフ」を設定しています。
また、視界だけでなく空調にも工夫がなされ、インパネ上部に設置したリアシート用ベンチレーションにより、サードシートまで効率的に空気を運ぶ「スカイ空調」を全車に標準装備。左右の席でそれぞれ好みの温度が設定できる左右独立温度調整機構付フルオートエアコン採用することで、室内を効率的に冷やすことが可能となっています。。
走行性能
ドライバーの思い通りに走れる素直な操縦安定性としなやかで上質な乗り心地を両立させているのがスバルらしさと言えるでしょう。それを支えるのが水平対向4気筒2.0Lエンジンと2.5Lエンジンです。つまり、7シーター モデルでありながら中身はレガシーツーリングワゴンやアウトバック同様の動力性能が施されているのです。
水平対向4気筒2.0LNAエンジン(2012年12月まで)
最高出力:150ps(110kW)/6,000rpm
最大トルク:19.5kgm(191Nm)/3,200rpm
水平対向4気筒2.0Lインタークーラー付ターボエンジン
最高出力:225ps(165kW)/5,600rpm
最大トルク:33.2kgm(326N・m)/4,400rpm
水平対向4気筒2.5LNAエンジン(2012年7月からのFB25型)
最高出力:173ps(127kW)/5,600rpm
最大トルク:24.0kgm(235Nm)/4,100rpm
これらが3つのポイントが合わさって、コンセプトである「7シーターパノラマツーリング」のエクシーガの魅力となります。
2015年4月、エクシーガはミニバンからクロスオーバーSUVに転換し、エクシーガクロスオーバー7として登場します。大幅なマイナーチェンジというだけではなく、車名も変え、しかもミニバンからSUVになるという大胆な戦略となりました。
エクシーガクロスオーバー7は、基本的にはエクシーガと同じボディですが、専用サスペンションの採用によりエクシーガより最低地上高を170mmに上げ、全幅は25mm拡大して1,800mmとなっています。また、前後バンパーやホイールアーチ、サイドシルにクラッディングを施し、大型フロントグリルやルーフレール、専用17インチアルミホイールを採用してSUVらしい力強さを表現しています。また、エンジンには水平対向4気筒の2.5Lのみが設定されています。
エクシーガはけっして成功したモデルではありませんでした。また、その後、エクシーガクロスオーバー7になって再登場しましたが、すでに登場から7年も経過したボディーであったため、やはり成功せず2016年にモデル廃止となっています。しかし、スバル独自の設計による日常使いから多人数乗車、そしてアウトドアとどこでもなんにでも使えるエクシーガは中古車市場で人気が出るかもしれません。