レクサス NXのグレードを紹介します

レクサス NXは、Premium Urban Sports Gear(プレミアム・アーバン・スポーツギア)をコンセプトに、都会でも際立つスタイリングと高い走行性能を兼ね備えたコンパクトSUVとして人気の1台です。2014年に国内市場へ投入され、2019年4月の改良では、安全性をメインに商品力をアップさせました。ここでは、NXのグレードについて解説します。

※2019年8月時点に販売されているモデルについて解説しています。

どんなグレードがあるの？

グレード構成は、ベースグレード、I パッケージ、バージョンLに、Fスポーツを加えた4つです。

ベースグレードでも、LEDヘッドランプ＆LEDフォグランプ、LEDシーケンシャルターンシグナルランプ、フルLEDリアコンビネーションランプ、17インチタイヤ＆アルミホイール、オプティトロンメーター、本革ステアリング＆本革シフトノブなど、ひと通りの装備が揃っています。

Iパッケージでは、三眼フルLEDヘッドランプ、アダプティブハイビームシステム(AHS)、ヘッドランプクリーナー、パワーイージーアクセスシステム、ステアリングヒーター、運転席ポジションメモリーと運転席・助手席ヒーターが付いたL texシート。

バージョンLでは、18インチタイヤ&アルミホイール、LEXUSロゴ入りスカッフプレート、本革シート、運転席ポジションメモリー、運転席・助手席ベンチレーション＆ヒーター、６:４分割の後席には電動リクライニング&電動格納機能とヒーター付き、ハンズフリーパワーバックドアとほぼフル装備となります。

またFスポーツは、ベースグレードに加えて、路面状況などに応じて自動的に減衰力を調整するNAVI・AI-AVSやパフォーマンスダンパーを標準装備するなど、足回りに専用パーツをおごっているほか、専用デザインのスピンドルグリルや専用アルミホイール、専用スポーツシート、ブラック塗装ドアミラー、専用ステアリング、マルチインフォメーションディスプレイのタイヤ空気圧警告表示、ハンズフリーパワーバックドア等、内外装に特別な意匠を施しています。

レクサス NXってどんなクルマ？

パワーユニットは、2.0L ターボエンジンと、2.5L ハイブリッドシステムの2タイプ。

2.0Lターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーとDual VVT-iW、さらにデュアルインジェクションシステムのD-4STを採用することで、低回転域から350Nm という強大なトルクを発生。6速ATが組み合わされ、なめらかで爽快な加速を味わうことができます。

このATには、シーケンシャルシフトとパドルシフトを装備することで、スポーティなドライビングも可能にしています。

いっぽうハイブリッドシステムには、熱効率を追求した2.5Lのアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーターを内蔵したハイブリッドトランスミッションを組み合わせ、パワフルな走りと、クラストップレベルの低燃費21.0㎞/Lを両立しました。

駆動方式は、どちらも2WDとAWDが用意されます。

安全装備では、2019年の一部改良によりLexus Safety System +の機能強化が図られ、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者の検知が可能となったほか、レーントレーシングアシスト(LTA)、ロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能(TMN)の3点が追加されています。

それぞれどんな方におすすめ

各グレードがどんな人におすすめなのかは、それぞれ愛車に求めるものによって決まります。

ちなみに価格帯は、ハイブリッドのNX300hが約506万円～598万円 、ガソリンターボのNX300が約442万円～534万円となっており、ハイブリッドはガソリンターボより約63万円高くなります。

雪の降らない地域で、愛車に軽快な走りを求めるなら、2WDモデルでも十分にNXの世界観を堪能できます。いっぽう経済性と日常的な使い勝手を求めるなら、NX300ｈがおすすめ。使い方によっては、数年でガソリンターボとの差額を埋めることができるかもしれません。

またオンロード中心の使い方で、ドライビングファンを求めるなら、専用パーツを採用するF SPORTがおすすめとなります。

NXの場合、グレードの違いは、そのままほぼ装備の差と言っても差し支えありません。ですから、下位グレードをベースに、必要なオプションだけを追加することで、車両価格を抑えることも可能です　。

国内において、使い勝手の良いサイズと、高品質のSUVを求めるユーザーにとって、NXはとても魅力的なモデルとなるでしょう。

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