【ノアより安い!!】マツダ ビアンテとトヨタ 2代目ノア、どっちが買い?
2021.05.13
ミドルクラスミニバンの購入を検討している方は、きっとノアやセレナ、ステップワゴンといった車種を比較すると思います。
マツダのビアンテも同クラスとしてノミネートすることができますが、代表的な車種に比べると情報も少なく、ややマイナーな印象も受けます。
しかし中古車市場では安く買うことができる車種なので、性能が良ければその方が良いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビアンテと2代目ノアの特徴を比較していきます。
■個性的なデザインと広々とした室内空間が自慢のビアンテ
マツダ ビアンテは2008年〜2018年まで販売されていたモデルで、個性的なデザインや開放的で実用的な室内空間が特徴です。
ライバルが5ナンバー枠に収まるボディサイズに設計するところを、ビアンテは全幅を1,770mmとした3ナンバーボディとし、その分キャビンが広くなっているのも特徴です。
電動両側スライドドアやアドバンストキーレスエントリーなど、ミニバンに必須とも言える便利機能の装備はもちろん、「ナノイー」や液体が染み込みにくいクリーナブルシートなどファミリーに嬉しい機能も採用されています。
ビアンテの中古車相場は約25〜80万円、平均相場は約47.5万円となっています。
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※価格は支払総額
■多彩なシートアレンジが快適な2代目ノア
2代目ノアは、2007年に登場、2014年まで販売されていました。
5ナンバー枠に収まるコンパクトなボディサイズ(Si /Sは3ナンバー)でありながら、広々としたグラスエリアや親しみやすさを感じる柔らかいデザインで、機能性と居心地の良さが演出されたエクステリア(外装)となっています。
7人乗りと8人乗り仕様を選ぶことができ、2列目、3列目の多彩なシートアレンジでファミリー層のニーズに十分応えています。
ノア(2代目)の中古車相場は約35〜80万円、平均相場は60.5万円となっています。
ノアとビアンテで同程度の個体を探すと、ビアンテの方が若干安い価格で見つかるでしょう。
■3列目シートも快適なビアンテ、荷物をたくさん積みたいならノア
ビアンテの室内寸法は、室内長2,990mm、室内幅1,545mm、室内高1,350mmとなっています。
デビュー当時はクラストップレベルの広さがあり、特に室内幅は3ナンバーモデルならではのゆとりのあるサイズです。
3列目シートは、通常このクラスでは跳ね上げ式の折り畳みタイプが装着されていることが多いのですが、ビアンテは一体型のベンチシートを採用しています。
これにより座面の厚みを確保することができ、3列目でも快適な乗り心地となるように工夫されています。
3列目シートを頻繁に使用するという方には嬉しい装備です。
ノアの室内寸法は、室内長2,970mm、室内幅1,485mm、室内高1,350mm(Gは1,340mm)となっています。
2列目シートは、外側方向に回転してチャイルドシートの装着や子供の乗せ降ろしをラクにする「チャイルドケアモード」があり、470mmのロングスライドも可能となっています。
また3列目シートは、ワンタッチでの折りたたみと跳ね上げまで可能な「ワンタッチスペースアップシート」を採用し、力の弱い女性でも簡単に操作することができます。
3列目を頻繁に折り畳みし、荷物をよく出し入れするという方に便利でしょう。
■ゆとりのパワーを選ぶならビアンテ、燃費性能ならノア
ビアンテには、エントリーグレードの「20CS」と中間グレードの「20S」に2.0L 直4DOHCガソリンエンジンが搭載されます。
FFと4WDでスペックが違い、FFの最高出力は111kW(151PS)/6,200rpm、最大トルクは190Nm(19.4kgm)/4,500rpm。
トランスミッションはFFが5速ATで、4WDは4速ATです。
上級グレードの「23S」には、2.3L 直4DOHCガソリンが搭載され、こちらの最高出力は121kW(165PS)/6,500rpm、最大トルクは210Nm(21.4kgm)/4,000rpmというスペックです。
トランスミッションはマニュアルモード付5速AT、駆動方式はFFのみとなります。
2013年に実施されたマイナーチェンジでパワートレインが一新され、高効率な2.0L直噴ガソリンエンジンに統一されたため、この2.3Lエンジンは廃止されました。
ノアには2.0L 直4DOHCガソリンエンジンが用意されています。
ベーシックグレードや中間グレードには、最高出力105kW(143PS)/5,600rpm、最大トルク194Nm(19.8kgm)/3,900rpm、スポーティグレード「Si」には116kW(158PS)/6,200rpm、最大トルク196Nm(20.0kgm)/4,400rpmというユニットが搭載されます。
※ビアンテ、ノアいずれもFFモデルのスペック トランスミッションはCVTで、デビュー当時は「Si」に、2010年4月以降は全車に「7速スポーツシーケンシャルシフトマチック」が採用されています。
■安全性能は両車互角か
ビアンテに採用される安全機能としては、クラッシャブルブレーキペダル、エアバッグシステム、頸部衝撃緩和フロントシートなど、万が一の衝突時に乗員への衝撃を軽減する装備や、ボンネット周りにエネルギー吸収構造を採用し、衝突時の歩行者への障害を軽減することにも配慮しています。
ノアは、エアバッグやEBD付きABS、ブレーキアシストなど基本的な安全機能に加え、バックカメラや音声ガイド付きの駐車アシスト機能、インテリジェントパーキングアシストがオプションで用意されました。
■ビアンテはお得な価格で買える
ビアンテは広くて開放的な室内空間、3列目シートの快適な座り心地、パワフルなエンジンラインアップが特徴です。
ノアは多彩なシートアレンジ、CVT採用による高い燃費性能が特徴です。
ミニバンとして両車のメカニズムや使いやすさにそれほど大きな違いはありませんので、中古車相場では低価格となるビアンテの方がお得と言えるでしょう。