新しいスバルの哲学を体現した4代目フォレスター

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新しいスバルの哲学を体現した4代目フォレスター

2018.01.31

2018年は新型が登場すると言われているスバル・フォレスター。現在販売されているのは、4代目のSJ系ですが、初代となるSF系は1997年に発売開始されました。現行型となる4代目フォレスターはこれまでのフォレスターのコンセプトを受け継ぎつつ、これからのスバルを担う中核モデルとしての改良がなされました。そんな4代目フォレスターの特徴を見てみましょう。


Confidence in Motionを体現したモデル



201211月、4代目となる新型フォレスターが発表されました。「SUVとしての本質的な価値の実現」を目指してフルモデルチェンジされた新型についてスバルは、「『安心』そして『愉しさ』によりお客様に自由な移動と活動を提供する、スバルの新しいSUV」と述べています。

SUVとしての本質的な価値」をスバルは「移動の自由というクルマ本来の価値を基本に、さまざまなシーンで道具として使えること、長距離や厳しい走行環境下でも快適に移動できること、そしてそれらによりお客様に自由な移動と活動を提供すること」と定義し、走行性能や安全性能、環境性能などあらゆる面で3世代目を上回るモデルへとフォレスターを進化させました。

中でも注力されたのが安全性能です。スバルが誇る運転支援システム「EyeSightver.2)」の搭載グレードが設定されたことで、スバルが国内で販売する主要なモデルのすべてにEyeSightが搭載されることになりました。


スバルは201011月より Confidence in Motion というブランド・ステートメントを設定しました。スバルはこのブランド・ステートメントにとともに、確かなクルマづくりを貫きながら、顧客のライフスタイルや価値観と強いつながりを持つ商品の開発に注力し、安心と愉しさを提供することにより、スバルファンの拡大を目指しています。もちろん、4代目フォレスターも、このブランド・ステートメントに沿って開発されています。ここでも明言されている通り、現在のスバルにとって非常に重要な要素となるのが「安全性能」なのです。


グッドデザイン賞を受賞したデザイン




走行性能や安全性能、環境性能などあらゆる面で3世代目を上回る、と上で述べましたが、一方でデザインというエモーショナルな領域でも4代目フォレスターは進化しています。


エクステリアデザインはSUVらしい力強い存在感を持たせながら、空力性能や機能性がじゅうぶんに配慮されています。特に、フロントデザインは、スポーティさ、たくましさ、安心感・信頼を感じさせるものとなっており、また、ターボエンジン搭載モデルには、その性能にふさわしい、よりスポーティテイストを強化した専用のフロントデザインが採用されています。また、Aピラー下端部が200mm前方へ出されたことで、伸びやかなシルエットとなっています。さらに、フロント周りやドアパネル、リヤゲートに、厚みを持たせたデザインとすることで力強さを演出するとともに、ホイールアーチやホイールデザインにより、「踏ん張り感」のあるプロポーションで高い走破性が表現されています。


インテリアデザインも、洗練されています。質感の高いマテリアルにより、空間の広がりとSUVならではのたくましさと力強さ、上質感が表現されているだけでなく、乗員が手に触れる箇所には、感触の良いソフト素材を採用し、室内の質感を高めています。また、インストルメントパネルは、横への広がりをもたらす水平基調の造形を採用し、開放感あるデザインとなっています。

こうしたデザインが評価された結果として、201310月にはグッドデザイン賞を受賞しています。あまりデザインを評価されることのなかったスバルにとって、とてもうれしい受賞だったのではないでしょうか。


最強のライバル?CX-5の誕生




初代の競合車と言えば、トヨタ・RAV4やホンダ・CR-V、日産・エクストレイルなどでしたが、4代目フォレスターにとって最も脅威となるモデルが2012年に登場しました。それがマツダ・CX-5です。


2012年に登場したCX-5は、新生マツダを占う重要なモデルでした。マツダは、環境性能と走行性能を兼ね備えたSKYACTIVエンジンおよびその関連技術と、世界レベルのデザインをもって勝負に出た結果、CX-5は大きな成功を収め、2012年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。フォレスターと同じミドルサイズSUVでありながら、流麗なプロポーションと人馬一体の走行性能はまさにフォレスターのこれ以上ないライバルとなりました。CX-52016年にフルモデルチェンジを果たし、さらに磨きがかかりましたが、次期フォレスターがどのように進化するのか、今から楽しみでなりません。

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