初代トヨタ・ハリアーってどんなクルマ?

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初代トヨタ・ハリアーってどんなクルマ?

2018.04.17

世界中でSUVブームとなっている昨今、数々の名車が誕生しています。SUVにおける名車を10台挙げるのは非常に難しいことですが、一方でこのクルマは必ず選ばれることでしょう。それは、トヨタ・ハリアーです。


[caption id="attachment_4991" align="alignnone" width="640"] ※イメージ画像[/caption]

初代ハリアーはこんなクルマ!


初代ハリアーに搭載されたのは、最大220馬力を発揮する3リットルV6気筒エンジンと最大140馬力の2.2リットル直列4気筒エンジンの2つでした。駆動方式は4WDに加えて、街乗りに特化した前輪駆動の2WDも用意されるなど、ハリアーがオフロードではなくオンロードでの使用を意識していたことがわかります。トランスミッションには4ATが採用されました。ボディサイズは全長4575mm×全幅1815mm×全高1665mmと最大5名の乗員それぞれにじゅうぶんな居住空間を確保しながら、日本国内でも扱いやすいサイズとされました。


2000年に初のマイナーチェンジが施され、ディスチャージヘッドランプが一部グレードに採用されるなど、より現代的なスタイルへと進化しました。また、直列4気筒のエンジンは2.2リットルから2.4リットルのものへと変更され、最大出力も160馬力へと引き上げられました。


エクステリアデザインは、その名の由来となったタカ科の鳥であるチュウヒをほうふつとさせる精悍かつスタイリッシュなものに仕立て上げられました。エンブレムも、トヨタマークではなく、チュウヒ(タカ目タカ科の鳥名)をモチーフにデザインされた専用のものが採用されています。また、SUVというスタイル上、大きくなりがちなCピラー部分にガラス窓を設けたことで、洗練された都会らしいデザインとなっています。


インテリアも、U字にデザインされたセンターコンソールや、縦型のエアコンルーバーなどが、それまでにあったクロスカントリービークルとは一線を画すスタイリッシュさを演出しています。一方で、ほぼフルフラットに倒すことのできる後部座席など、使い勝手も犠牲にされていません。


その人気と、トヨタならではの頑丈さもあいまって、登場から20年以上経過した現在でも、中古市場には多くの初代ハリアーを見ることができます。程度にもよりますが。50万円以下で買えるものから、依然として100万円以上の値をつけるものまで、様々な個体を見つけることができます。こうしたところに、初代ハリアーの人気の高さを見ることができると言えるでしょう。



「名車」の条件



自動車の誕生から100年以上経った今日、数え切れないほどのモデルが、各ブランドから発表されてきました。その中で、時代を超えて名車と呼ばれるモデルがあります。そうした名車には、人々を魅了するデザインを持つものや、世界初の技術を搭載したものなど様々なものがありますが、そうした名車の条件のひとつに、市場を開拓したモデルというの付け加えてよいのではないでしょうか。


ハリアーによって開拓された高級クロスオーバーSUVという市場は、現在、各ブランドの再注力市場となっています。各ブランドが技術を注ぎ込んで作るからこそ、また多くの名車が生まれます。

トヨタ・ハリアーは、そうしたクルマ達の先駆者として、後世まで語り継がれていくことでしょう。

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