日産 セレナってどんなクルマ?

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日産 セレナってどんなクルマ?

2018.02.22

日産のモデルではじめて「セレナ」の名が付いたのは1991年のことでした。当初は商用車ベースのバンという色合いの強いモデルでしたが、ホンダ・ステップワゴンの大ヒットなどをうけて改良された2代目セレナ以降は、ミニバンのベストセラーカーとして日産の販売を牽引してきました。現在販売されているのは。2016年に販売開始された5代目です。ここでは、その最新型セレナについて注目してみたいと思います。


現在販売されているセレナってこんなクルマ





2016年8月、セレナは4回目のフルモデルチェンジを迎え、5代目へと進化しました。1991年の初代デビュー以来、時代が求めるファミリーの楽しみを追求し、進化を続けているミニバンとして、“BIG”、“EASY”、“FUN”をコンセプトに、室内の広さや使い勝手、快適性など、運転席から3列目に乗る人まで、全ての人が楽しく快適に移動ができるように企画開発されてきました。ゆったりとくつろげる広い室内空間や、使い勝手の良い多彩なシートアレンジなどが高い評価を受け、国内のミニバン市場を長年にわたって牽引しています。





新型セレナでは、先代より180mm広くなった室内長により、1列目から3列目シートのそれぞれのニースペースにゆとりを生み出しています。また、Aピラーのスリム化やメーターデザインの改良により、広々とした見晴らしの良い視界を確保するとともに、2列目のシートベルトをシート内蔵式にすることにより、3列目シートに座っても開放感があふれる快適な室内空間が実現されています。





ミニバンにとってもっとも重要な要素の1つであるユーティリティについては、クルマに触れずに開閉可能な「ハンズフリースライドドア」や、2通りの開き方ができる「デュアルバックドア」が新規採用されたほか、女性でも楽にシートを動かせるようシートの操作力が大幅に軽減されたことで、3列目シートの乗降性も大きく向上しています。さらに、「2列目超ロングスライドシート」が採用されたことで、リビングのように足を伸ばしてリラックスできる空間を用意できるようになっています。


5代目セレナ最大の特徴が、ミニバンクラスで世界初となる、同一車線自動運転技術「プロパイロット」がオプションで採用されていることです。「プロパイロット」は、高速道路などの自動車専用道路において、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限に、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転をサポートする機能です。

また、先行車両が完全停車した場合、システムが自動的にブレーキをかけて停車するとともに、ドライバーがブレーキを踏むことなく停止状態を保持、さらに、先行車両が発進した際は、ドライバーが簡単な操作をするだけで、追従走行を再開します。これにより、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減し、今まで以上に家族全員でロングドライブを楽しめるミニバンとなっています。


また、危険を察知して衝突を回避、または衝突時の被害を軽減する「エマージェンシーブレーキ」や駐車場などでの衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に注意を喚起する「LDW(車線逸脱警報)」が標準およびオプションで採用されています。もちろん、ヒルスタートアシストやふらつき警報、SRSエアバッグシステムといった基本的な安心・安全装備はしっかりと搭載されています。


また、2018年1月には日産の関連会社であるオーテックジャパンによる新ブランド、「オーテック」によるカスタムモデルも登場、より多くのユーザーニーズに応えています。



ライバルひしめく中で、ひと際輝くセレナ




日本は世界でも有数のミニバン市場です。したがって、国産ブランドのほとんどでミニバンは主力車種となっています。日産であればセレナやエルグランド、トヨタであればノア/ヴォクシー/エスクァイアやアルファード/ヴェルファイア、ホンダであればステップワゴンやオデッセイといったように、各ブランドの主力車種が並びます。マツダはスライドドアのミニバンから撤退し、3列シートのクロスオーバーSUVでその需要を補うという独自戦略を打ち出していますが、国内のミニバン市場はこれからも盛り上がっていくことでしょう。


これからの日産はグローバルブランドとしての技術力をアピールする方針です。その最たる例が、上で紹介した「プロパイロット」です。いわゆる「クルマ好き」の興味の対象とはなりにくいミニバンですが、最も多くの人に提供されるモデルだからこそ、各ブランドが持つ技術の粋が余すところなく採用されています。日本が世界に誇るカテゴリであるミニバンの進化にぜひ注目してみて下さい。

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