ホンダ ヴェゼルの魅力って?
2018.02.14
2000年代はクロスオーバーSUVの歴史と言えます。BMW・X5やポルシェ・カイエンのようなハイパフォーマンスモデルを皮切りに、トヨタ・ハリアーや日産・エクストレイルのような国産モデル、近年ではベントレー・ベンテイガやランボルギーニ・ウルスといった最高速度300km/h超えのモンスターマシンも登場しています。
クロスオーバーSUVの魅力は、広い居住空間や積載性を確保しながら、で残性にも優れており、なおかつ乗用車をベースにしていることもありコストも抑えられるという点でしょう。もちろん、SUVですから多少の悪路なら気にせず走れるのも嬉しいところです。
そんなクロスオーバーSUVの中でも、2014年から2016年にかけて3年連続で国内SUV販売台数1位に輝いたホンダ・ヴェゼルについて見てみましょう。
フィットがSUVになったら…
ホンダには多くの名車が存在します。NSXのようなスーパースポーツばかりが目立ちますが、実はフィットもまた、ホンダの歴史に残る名車の1つと言えるでしょう。
2001年に登場したフィットは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用したことで、コンパクトでありながら競合モデルに比べて広い室内空間を実現していたことで爆発的なヒットとなり、2002年には国内年間販売台数において33年間もの長きにわたってトップの座に君臨していたトヨタ・カローラを上回りました。
その後、2度のフルモデルチェンジを経て3代目となった現行型でも国内はもちろんグローバルでもホンダの販売を牽引しています。
上述の通り、2000年代はクロスオーバーSUVの時代ということもあり、当然ホンダも新モデルの開発を検討していました。そしてそのベースとしてベストセラーカーであるフィットのプラットフォームを使用するというのは、決して不思議なことではないでしょう。
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そして、登場
2013年のデトロイトモーターショーで、ホンダはURBAN SUV CONCEPTの名で、後のヴェゼルを発表しました。その後、同年10月の東京モーターショーで、市販モデルを初公開し、翌12月より発売が開始されました。
ヴェゼルは、SUVの力強さとクーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさという既存のジャンルの枠を超えた新しいジャンルのクルマとして登場しました。
大きく描かれたホイールアーチやフロント・リアバンパーなどのロアボディでSUVらしさが表現されている一方で、BピラーからCピラーにかけての流れるようなトップラインがクーペスタイルを演出しています。また、リアドアハンドルをCピラーに埋め込むという手法により、2ドア風に見せています。
さらに、フィットから受け継がれたホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより、特に後部座席の居住性がミニバン並みとなっています。加えて、レザーがアクセントにしたインテリアなど、質感の高さはフィットのそれとは比べものにならないほどであり、ホンダのグローバル戦略モデルとしての力の入れようがうかがえます。
一方で、ボディサイズは全長4295mm全幅1770mm全高1605mmとフィットよりは一回り大きくなっているものの、URBAN SUV CONCEPTの名の通り、都会でも扱いやすいサイズ感となっています。
もちろんハイブリッドモデルも
フィットにもハイブリッドモデルがあるように、同じプラットフォームを使用しているヴェゼルにもハイブリッドモデルが用意されています。
ガソリンエンジンモデルには、1.5リットル直列4気筒エンジンにCVTが組み合わされていますが、ハイブリッドモデルには2代目フィットハイブリッドで初めて採用されたモーターのみでのEV走行も可能な「SPORT HYBRID i-DCD」が採用されています。
システム最高出力152馬力という2リットルエンジンに匹敵するパワーを持ちながら、27.0km/リットルという低燃費を両立させています。また、ハイブリッドモデルには全車にパドルシフトが標準装備されています。
競合モデルに対抗するためにマイナーチェンジ
2018年2月に、ヴェゼルは初のマイナーチェンジが予定されています。ない画層のデザインがさらに洗練されるほか、ハイブリッドモデルのチューニングにより、さらにスムーズな加速フィールが実現される予定です。また、近年では必須とも言える先進安全装備が標準で装備されることも発表されています。
3年連続で国内SUV販売台数1位を獲得したヴェゼルですが、2017年はトヨタ・CH-Rという強力なライバルにトップの座を明け渡すことになりました。マイナーチェンジによってさらに魅力を増したヴェゼルが再びトップの座を勝ち取るのか、注目です。
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