使いやすくて格好イイ全長4.2MクラスのSUV5選
2022.10.31
一時的なブームに過ぎないと思われていたSUVも、いまではすっかり市民権を得てミニバンの市場にも食い込んでいます。
かつてSUVといえば、大きくて重い迫力あるボディがスタンダードでしたが、最近はコンパクトなSUVが各メーカーから続々と誕生しています。
今回はそんなSUVの中でも特に扱いやすい4.2m前後の全長を持つSUVをピックアップしました。
■4.2m級SUVがデイリーユースに適している理由
世界的に見ればSUVは大きなボディが主流。
各メーカーもそれにあわせて、フルサイズのSUVを次々と投入しています。
そのいっぽうで、日本やヨーロッパではハッチバックに代わる日常のアシとして、小型のクロスオーバーSUVが人気です。
特に全長4.2m前後のSUVは、最小回転半径が小さく取り回しが良いボディ、その気になれば車中泊や5名乗車も可能な室内、広いラゲッジルーム、燃費のいいエンジンなど、日常シーンでその実力をいかんなく発揮する頼れるヤツなのです。
そんな使い勝手のいい全長4.2mクラスのSUVを5台紹介しましょう。
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※価格は支払総額
■電気モーターによる独特の走りが魅力:日産 キックス
2020年6月に日本市場で販売をスタートした日産 キックス。
ブラジルを皮切りに、南米、中国、北米、カナダ、台湾やインドへと販売を拡大してきたグローバルモデルで、日本はタイ工場で生産されたe-POWERモデルが販売されます。
全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm、ホイールベース2,620mmというボディサイズは日本国内に最適な大きさ。
ホイールベースは2.6m超と、大人5名乗車にも十分対応してくれます。
また最小回転半径が5.1mと小回りも効くので運転に自信のない方でも安心。
ラゲッジルームは423Lという容量で大型スーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグが3つまで積載できるほか、リアシートは6:4分割可倒式なので長尺物も無理なく載せられます。
■デザインが良い都市型クロスオーバー:マツダ CX-3
マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)Soul of Motion」と最新テクノロジー「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用したマツダ新世代モデルの第5弾となるCX-3。
2015年の発売当初はディーゼルエンジンのみの展開でしたが、後にガソリンエンジンモデルも追加でラインナップされました。
ボディサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mm、ホイールベース2,570mmという数値で、立体駐車場の高さ制限を気にしないで済む車高は都会のユーザーにはとても便利です。
また最小回転半径は5.3mと取り回しの良さも、狭い路地の多い都市部で重宝するでしょう。
ラゲッジルームは350Lの容量で、ちょっとしたロングドライブにも対応できます。
■2社で販売する兄弟車:トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー
トヨタ自動車およびダイハツ工業が2019年から販売を行なっているライズ/ロッキー。
DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)をトヨタ車として初めて採用した車種であり、ロッキーという名前はダイハツがおよそ27年ぶりに復活させたことでも話題を集めました。
5ナンバーサイズに余裕で収まるボディは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmに、ホイールベース2,525mmというもの。
全長4mに満たないというコンパクトなボディは、大径タイヤを履いているのにもかかわらず最小回転半径は5mを切る4.9mにおさまっています(※一部グレードは5.0m)。
四角いスタイルを活かしたラゲッジルームの容量は369L。
2021年にハイブリッドモデルが追加されました。
■高人気は性能の証:ホンダ ヴェゼル
2021年4月にフルモデルチェンジを行ない2代目へ移行したホンダ ヴェゼル。
”AMP UP YOUR LIFE=日々の生活の楽しさを増幅させる”をグランドコンセプトに掲げたスタイリッシュなSUVは、初代以上の人気を博しています。
ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを先代から踏襲し、コンパクトなボディサイズはそのままにより力強く美しいプロポーションへと進化を遂げています。
そんな2代目ヴェゼルのボディサイズは、全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm、ホイールベース2,610mmというサイズのボディは、ライバルに比べると若干大柄ですが、その特徴を活かしたエクステリアはより力強く美しいプロポーションへと進化を遂げています。
独自のセンタータンクレイアウトは、2列目の居住空間の確保に貢献。
その2列目シートは6:4分割可倒式でチップアップ&ダイブダウン機構付き。
ダイブダウンすればフラットなラゲッジスペースが現れるほか、チップアップでリアシート座面を跳ね上げれば、ベビーカーなどを立てたまま積載できます。
■隠れたロングセラー:スズキ エスクード
スズキが1988年から販売しているエスクード。
まだSUVという言葉が一般化していなかった時代からスズキが生産し続けてきたロングセラーです。
現在は2015年にデビューした4代目が発売されており、3代目で採用したビルトインラダーフレームからFFベースのモノコックボディへと転換を図ったことで話題を集めました。
ボディサイズは全長4,175mm×全幅1,775mm×全高1,610mm、ホイールベース2,500mmという大きさで、最小回転半径は5.2mとなっています。
ラゲッジルームは5名乗車時で289Lの容量を確保し、リアシートは6:4分割可倒式を採用。
2022年4月にマイナーチェンジを行ない、パワートレインにハイブリッドシステムを採用し、現在新車はハイブリッドモデルのみが販売されています。
■中古車で狙うとさらにお得
日常使いには必要にして十分な性能を持つコンパクトなSUVは、ラゲッジルームが広くフレキシブルな使い方もできるので、ちょっとした買い出しや年末の買い物などでも安心ですし、大人4人での2泊3日程度の旅行も可能です。
いっぽう小回り性能は、狭い日本の道を走る私たちにとって意外と重要な要素だったりもします。
いずれも中古車で見つけることができるので、ぜひ自分だけのとっておきを、お安くお得に狙ってみてはいかがですか。