見た目も中身も別物!?トヨタ GRスポーツのSUVを中古で手に入れる
2022.10.28
普通のSUVなのにどこか違う!そんなスペシャルなSUVがこの世にはいくつか存在します。
見た目が違っていたり、運転しているときのクルマの挙動が違っていたり、アクセルレスポンスや排気音が心地よかったり、乗り込んだときの景色が変わっていたりなどなど。
そういった特別なモデルには、特別なモデルにだけ許されたチューニングが施されています。
そんななかでSUVモデルも手掛けるトヨタの「GR スポーツ」とは、どんなクルマに仕上げられているのでしょうか?
■GR スポーツとは?
『GR スポーツ』は、トヨタのモータースポーツ活動を行なうGRカンパニー(TOYOTA GAZOO Racing Company)が、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じて得た知見やノウハウを注ぎ開発したスポーツカーシリーズのことです。
GRカンパニーには、エンジン内部にまでチューニングを施した限定モデルの「GRMN」を頂点に、スポーツモデルの「GR」、気軽にスポーツドライブを楽しめる「GRスポーツ」、誰でも気軽にカスタマイズを楽しめるアフターパーツの「GR PARTS」という4タイプの専用モデルが用意され、走ることを通じてクルマを楽しむ文化を育てることを目的にしています。
そのなかの「GRスポーツ」は、専用のチューニング&カスタマイズを施すことで、ベースモデルとは違った雰囲気と走りが楽しめるよう仕上げられています。
PRこの記事に関連するクルマ
※価格は支払総額
■中古で狙えるGRスポーツのSUV
「GRスポーツ」は、コンパクトカーからSUV、ミニバンまで広くカバーして、一見すると走りとは無関係のようなジャンルでも特別なファントゥドライブが味わえるようチューニングが施されています。
そのなかから、中古で狙えるSUVのGRスポーツを紹介します。
■トヨタ ハイラックス Z GRスポーツ
2017年に日本で販売をスタートしたハイラックスは、その後南米で販売を開始。さらにダカール・ラリーで初の総合優勝を飾ったのちには南アメリカでも販売をスタートしています。
そんなハイラックスに設定されたGR スポーツは、上級グレードの”Z”がベースです。
エクステリアは、専用のオーバーフェンダーによって全幅1,900mmとなった迫力あるワイドボディに、専用のフロントバンパーやグリル、ブラック塗装+切削光輝を施した18インチアルミホイールが奢られます。
インテリアでは、ステアリングホイールとシフトノブは専用本革巻きとなり、スモークシルバーの加飾が施され、ステアリング裏にはパドルシフトが追加されます。
シートは、GRロゴを刺繍した専用合成皮革+スエード調スポーツシートをフロントに採用。その他、GRロゴ入りスタートスイッチ、専用オプティトロンメーターと専用オープニング画面が映し出されるマルチインフォメーションディスプレイ、専用アルミペダルなど、エンジン始動時から特別感を演出します。
またハイラックスのGRスポーツは、見た目だけではなく走行性能の面でも特別仕様が施されており、ステアリング応答性の向上やフラットで快適な走りを実現する専用サスペンションがインストールされています。
■トヨタ ハリアー エレガンス GRスポーツ(3代目:60系)
現在では当たり前になったプレミアムSUVの草分け的存在として知られるトヨタ ハリアー。
「GR」の名前を冠したモデルは3代目(60系)ハリアーの2017年9月に登場しています。
廉価グレードの”エレガンス”をベースに、専用チューニングサスペンションを装着し、ボディもスポット打点追加およびブレースの追加によって、ボディ剛性の強化と走行性能の向上を目指しています。
さらにエクステリアにはホワイト塗装&GRロゴマーク入りのブレーキキャリパーや、専用マフラー、専用GRロゴバッジを追加。
インテリアではGRロゴ入りの専用メーターや小径ステアリングホイール、ドアスイッチベースなどのカーボン調加飾やGRロゴ入りの専用スポーティシートなどによって特別感を演出。
ひと味違ったハリアーに仕上げられています。
■トヨタ C-HR S/S-T GRスポーツ
トヨタの次世代世界戦略モデルとして2016年にデビューしたCH-R。エッジを効かせたスタイリングやSUVらしからぬフォルムは、見た目のインパクトだけでなく空力性能を考慮してつくられたデザインとなっています。
デビュー前には試作車がニュルブルクリンク24時間レースに参戦するなど、発売当初からスポーツカーとしての性能を重要していたのもCH-Rの特徴です。
CH-RのGRスポーツは、2019年10月のマイナーチェンジに合わせて追加投入されました。
用意されたのは、リダクション機構付きのTHSIIを搭載するハイブリッドモデルのSグレードと、1.2Lターボエンジンに6速MTを組み合わせたS-Tグレードの2タイプで、足回りを中心に走りの質が高められています。
細かく解説すると、まずスタビライザーを含めた専用の前後サスペンションと専用フロアセンターブレースで足回りを中心に強化。電動パワーステアリングにもGR専用チューニングが施され、ハンドリング性能の向上やフラットな乗り心地によりスポーティな走りを実現しています。
エクステリアはフロントバンパーや大開口アンダーグリル、アンダーガード、大型フォグランプベゼルによってGR専用フロントデザインに変わることをはじめ、19インチ専用アルミホイールは切削光輝+ブラック塗装&センターオーナメント付、くわえてフロント/サイド/リアにはGR専用エンブレム、アクリル+ブラックのGR専用リアトヨタエンブレムが装着されます。
いっぽうインテリアは、内装カラーがGR専用のブラックとなり、そこにGR専用本革巻き小径3本ステアリングホイールや、シルバーダブルステッチ入りの専用スポーティシート、GR専用金属調ダークシルバー塗装によるドアインナーガーニッシュとインスツルメントパネル加飾、アルミペダル、GRロゴ入り専用スタートスイッチが施され、室内空間も特別感満載です。
■トヨタ ヤリスクロス GRスポーツ
ヤリスクロスのGRスポーツは、2022年7月に登場した比較的新しいモデルです。
足もとに快適性とスポーツ性を兼ね備えたプレミアムSUV専用タイヤの、ファルケン FK510 SUVに専用の18インチアルミホイールを標準装着していることからも想像できるとおり、ヤリスクロス GRスポーツは、オンロードでのトータル性能向上を目指してチューニングされています。
エクステリアの変更点は、フロントのラジエターグリル&フォグベゼル、リアのバンパーロワカバー、GRの専用バッチなど。
インテリアも大きな変更はなく、目につくのは専用本革巻き3本スポークステアリングとシフトノブ、足もとのアルミペダル程度で、全体的に大人しい印象です。
しかしボディ補強として、フロア下とロアバックにブレースを追加、さらにブッシュやコイルスプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリングにチューニングを施すと同時に、車高を10cmほど下げて操縦安定性能向上とフラットな乗り心地を実現するなど、”乗ればわかる”クルマに仕上げられています。
またハイブリッドモデルでは専用のパワートレイン制御およびドライブシャフトを採用し、加速時のアクセルレスポンス向上や、モーター駆動のレスポンスをよりダイレクトに伝えるためのねじり剛性の向上などが施されています。
■トヨタ ランドクルーザー GR スポーツ
話題の300系ランドクルーザーにも、GRスポーツが用意されました。
最大の特徴は、足まわりに電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS」の用意と、リアだけでなくフロントにも電動デフロックを搭載していること。
これにより、悪路での走破性はもちろん、快適性も向上されています。
エクステリアは、ラジエターグリルと前後バンパー、ドアミラーカバー、ドアベルトモール、専用の18インチホイールなどをマッドグレー塗装にすることで、ベースモデルよりも引き締まった印象。
インテリアでは、ブラック内装に、切削カーボン調+本革巻きステアリングホイール、2眼オプティトロンメーターを標準装備するほか、ガソリン車にはGR専用のブラック&ダークレッド内装色も用意されます。
ここで紹介したほかにコペンやカローラといったモデルにもGRスポーツが用意されています。
それぞれプレミアム感と走りの楽しさを享受できるGRスポーツの楽しさを体感してみてはいかがでしょうか。