購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型

2022.10.06

ジープブランドを代表する主力モデルといえば、元祖JEEPの風貌を現代でも守り続けるラングラーです。


最近は有名人が愛車として紹介するなどして知名度も上がり、中古車市場でも人気の1台となっています。


ところが2018年デビューの現行型(JL型)と2007年から2017年に販売された3代目(JK型)は、エクステリアの変更がほとんどなくユーザーには見分けがつきません。


そこでここでは3代目ラングラーと現行型の4代目ラングラーの違いを解説しますので、中古車選びの参考にしてください。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型



■3代目(JK型)と4代目(JL型)の識別ポイント



2006年の北米国際オートショーで発表され、翌年に発売されたのが3代目ラングラーにあたるJK型です。


2代目よりもボディサイズが大型されるとともに、新しく4ドアバージョンが登場したのもこのJK型からです。


いっぽうの4代目(JL型)ラングラーは2018年から発売されている現行型で、2017年11月のLAオートショーで発表されました。


JK型と同じく2ドアと4ドアが用意されていますが、このJL型からパワートレインにダウンサイジングターボとハイブリッドが導入されています。


丸目のヘッドランプにジープ伝統の7スリットグリルを備えた外観は、基本的に同じですが、よく見ると違いがあることがわかります。


いちばん分かりやすいのはターンシグナルランプの位置で、JK型はフロントグリルとフェンダーアーチ横にあるのに対し、JL型はデイタイムランニングライトと一体化してフェンダーアーチについています。


また細かいところではドアハンドル部の凹みが、JK型は丸形、JL型は四角形になっていたり、ヘッドランプがJL型はLED、JK型はハロゲンといった違いがあります。



PRこの記事に関連するクルマ

※価格は支払総額

■エクステリアの変更で長くなったJL型



購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


4ドア車(アンリミテッド)のボディサイズは、JK型が全長4,705mm×全幅1,880mm×全高1,845mmなのに対し、JL型は全長4,870mm×全幅1,895mm×全高1,845mm。


2ドア車は、JK型が全長4,185mm×全幅1,880mm×全高1,845mmなのに対し、JL型は全長4,320mm×全幅1,895mm×全高1,825mmと、いずれもJL型の全長が長くなっているのですが、パッと見た目ではわかりません。


またJL型ではボディパネルにアルミを用い、さらに一部パーツにはマグネシウム素材を用いることで大幅に軽量化されています。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型



■見た目は無骨だが洗練されたインテリア



インテリアは各パーツの基本的なレイアウトこそ変わらないものの、7インチのマルチビューディスプレイを内蔵するなどデザインが大きく進化しています。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


後席の居住性も改善され、ニールームを拡大するとともにリアシートは背もたれ部の傾斜がつくことで長時間乗っていても疲れにくくなったほか、エンジンスタートがプッシュボタンになったり、インスツルメントパネルにあるナビが標準装備になったり、ドアにはドアチェッカーが採用されるなど、JL型では現代のクルマとして必要な装備が充実した印象です。



■ダウンサイジングターボも用意するJL型



購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


JK型が搭載するエンジンは、発売当初は3.8LのV6OHVエンジンに4速ATもしくは6速MTという組み合わせでしたが、2012年には新開発の3.6L V6DOHCエンジンに変更。


それにともないトランスミッションも新型の5速ATに変更されています。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


JL型では2ステージバリアブル・インテーク・バブルリフト機構を採用した3.6L V6ペンタスターエンジンを搭載してデビューし、トランスミッションは8速ATへと進化。


また2.0L直4のダウンサイジングターボに8速ATを組み合わせたモデルは、ボディの大幅な軽量化によって燃費性能が大きく向上しました。



■4WDシステムはパートタイムからフルタイムへと進化



購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


JK型ではパートタイム式の4WDシステムを搭載していましたが、JL型では“セレクトラック・フルタイム4×4というフルタイム4WDへと進化しました。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型


電子制御のセンターデフを搭載したセレクトラック・フルタイム4×4は、クルーズ用の「2H」、雪道など未舗装路に有効な「4H」、最大の駆動力を発揮するローギアードの「4L」に加え、自動で前後輪のトラクションを配分するフルタイム4×4の「4H AUTO」というモードを、走行シーンに応じてドライバーが任意に設定することができるシステムで、オフロード走行をより身近なものに変えました。



■現代のクルマとして必要最低限の安全装備を用意



JL型となってパワートレイン以上に進化したものが安全装備です。


JL型となってラングラーは、まず後退時の後方視界をアシストする「パークビューリアバックアップカメラ」や「パークセンスリアパークアシスト」などを装備。


さらに2019年の改良では「クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付前面衝突警報」や「アダプティブクルーズコントロール」を、2020年には一部モデルに「オートハイビームヘッドライト」や「セレクスピードコントロール(ヒルディセントコントロール&ヒルアセントコントロール)」などが装備されました。


購入検討時には要注意 見た目は同じだけど中身が大きく違うラングラーJL型とJK型



■どっちのラングラーも魅力的だけど…



見た目は似ているようでも、性能や装備の面では大きく異なっているJK型とJL型のラングラー。


最新の装備は気にしない、昔ながらのJEEPの雰囲気が気に入っているというワイルド派はJK型、快適性も安全性も大切にしたい、というシティ派にはJL型のラングラーがおすすめです。



ラングラーの中古車情報を見てみる

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る