トヨタ ノアの歴代モデルを紹介!
2018.11.22
トヨタ ノアの歴代モデルを紹介
トヨタのノアといえば、2001年に登場して以来、ミニバンの中でも常に販売台数ランキングの上位を維持している人気車です。
ここでは歴代のノアを振り返りながら、どのような経緯を経て現在に至ったのかチェックしてみましょう。
■初代ノア
初代ノアは、ライトエース ノアとタウンエース ノアの後継モデルとして2001年11月に発売されました。同時に発売された同じFFプラットフォームを持つヴォクシーが姉妹車です。
■ボディタイプ
グレード:L、X ※〈〉はS、S”Gセレクション“
全長x全幅x全高:4,560〈4,615〉mmx1695mmx1,850mm
ホイールベース:2,825mm
ボディデザインは、精悍な印象のL、Xと、前後に大型スポイラーを装備したS、S“Gセレクション”を用意。いずれも使い勝手の良い5ナンバーサイズに、3列シートを備えた8人乗りが基本でした。
■エンジン
種類:水冷直列4気筒DOHC
排気量:1,998cc
最高出力:112kW (152ps) /6,000rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/4,000rpm
駆動方式は、前輪駆動とアクティブトルクコントロール4WDの2つから選ぶことができました。
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※価格は支払総額
2代目ノア
2代目は2007年6月に発売されました。人気を博した初代モデルのコンセプトと機構を継承しつつ、新たなエンジンを搭載するなど、快適性や実用性などを向上させた車両となっています。姉妹車のヴォクシーも同時にモデルチェンジを受けています。
グレード:G、X、YY ※〈〉はSi・S
全長x全幅x全高:4,595〈4,639〉mmx1,695〈1,720〉mmx1,850mm [4WDの場合、1,875mm]
ホイールベース:2,825mm
グレードは5つで、廉価版のYYは2列シートの5人乗り。その他は、3列シートの8人乗りです。SiおよびSは、大型バンパー、リアスポイラーなどのエアロパーツと16インチタイヤなどでスポーティな印象のエアロボディをまとっていました。
エンジン
グレード:Si ※[]は4WDモデル
種類:水冷直列4気筒DOHC
排気量:1,986
最高出力:116kW (158ps) [114kW (155ps)] /6,200rpm
最大トルク:196Nm(20.0kgm) [192Nm(19.6kgm)]/4,400rpm
グレード:S・G・X・YY ※[]は4WDモデル
種類:水冷直列4気筒DOHC
排気量:1,986cc
最高出力:105kW (143ps) [103kW (140ps)] /5,600rpm
最大トルク:194Nm(19.4kgm) [190Nm(19.4kgm)]/3,900rpm
フロントサスペンションはマクファーソンストラット、リアサスペンションはトーションビーム。前後にスタビライザーが付いています。
キープコンセプトのエクステリアデザインは、フラッシュサーフェス化によってクリーンな印象が強まっています。
一方室内では、サードシートにワンタッチで折りたたみと跳ね上げが可能なワンタッチスペースアップシートや、外側方向に大きく回転しチャイルドシートへの乗せ降ろしを容易にしているセカンドシートを始め、様々なシートアレンジなど日常に寄り添った設計がなされています。
また、メーカーオプションでは、今では当たり前になりつつあるバックカメラと音声ガイドが付いた駐車アシスト機能、インテリジェントパーキングアシストが用意されていました。
3代目
3代目は、2014年1月から発売されているモデルで、現代のファミリーカーに求められる先進安全技術、環境性能などが強化されました。
ボディタイプ
グレード:Si ※[]は4WDモデル
全長x全幅x全高:4,710mmx1735mmx1,825[1,870]mm
ホイールベース:2,850mm
グレード:G、X ※[]は4WDモデル
全長x全幅x全高:4,695mmx1,695mmx1,825[1,865]mm
ホイールベース:2,850mm
■エンジン
ハイブリッド車
種類:直列4気筒
排気量:1,797cc
最高出力:73kW (99ps) /5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/4,000rpm
モーター
最高出力:60kW (82ps)
最大トルク:207Nm(21.1kgm)
■ガソリン車
種類:直列4気筒
排気量:1,986cc
最高出力:112kW (152ps) /6,100rpm
最大トルク:193N・m(19.7kgf・m)/3,800rpm
3代目のトピックは、ハイブリッド車の用意と安全機能の充実です。
ハイブリッドには、リダクション機構付のTHS IIが採用され、クラストップレベルの23.8km/L (JC08モード)を実現。同時に、ガソリン車のトランスミッションに新開発のSuper CVT-iやアイドリングストップ機構を採用することで、16.0km/Lという優れた燃費を達成しています。
また現在販売されているモデルには、トヨタの予防安全システム「Toyota Safety Sense」がハイブリッド車、Si、Gに標準装備。その他のグレードには、メーカーオプションとして用意されています。
Toyota Safety Senseは、レーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーをベースとしたシステムで、衝突時の被害軽減をサポートするプリクラッシュセーフティ、車線逸脱を検するレーンディパーチャーアラート、先行車発進告知機能、オートマチックハイビームなどが搭載されます。
室内では、2列目が810mmもスライドするキャプテンシート(7人乗りモデル)を採用し、セカンドシートの快適性が向上されています。
また、パワースライドドアの予約ロック機能を装備していて、キーを取り出すことなくロックをしてくるワンタッチスイッチ付パワースライドドア、スマートフォンの置くだけ充電、オート格納ドアミラーのほか、インテリジェントパーキングアシストや広角バックガイドモニターはオプションで用意されます。まさに、家族全員の安全と快適性を考えて作られたミニバンといっても過言ではないでしょう。
時代のニーズに合わせて仕様やスペックを進化してきたノア。初代から現在まで、変わらずに大人気となっている理由は、そのへんにありそうです。