ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説

2022.06.27

残念ながら2021年末で生産終了が発表されたホンダ オデッセイ。


スタイリッシュなスタイリングと超低床プラットフォーム、スポーティなハンドリングが魅力のミニバンのエクステリア(外装)の特徴について、最終モデル(2020年11月モデル)で解説していきます。



■ラージサイズとミドルサイズの中間ぐらいで都市部でも扱いやすいボディサイズ



ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説


オデッセイのボディサイズは、全長4,855mm×全幅1,820mm×全高1,695mm(FF・4WDは1,725mm)、ホイールベースは2,900mmです。


全長、全幅は、トヨタ アルファードよりも90mm短く、30mm狭いだけという堂々としたものですが、全高については300mmも低く、かなりスポーティな印象です。


もともとオデッセイは、ミニバンながら低く構えたスタイリングが人気で、先代モデルまでは後席ドアも一般的なヒンジタイプでした。


5代目で後席ドアはスライド式になりましたが、オデッセイらしいスタイルとコンセプトはそのまま継承されています。


存在感のあるボディながら、エンジンなどのメカニズムスペースを効率よく配置してタイヤの切れ角を増やしたことで、最小回転半径は5.4mとミドルクラスと同等レベルを実現しています。


都市部や狭い駐車場でも比較的扱いやすく感じるでしょう。



■全高を抑えてスポーティに、スタイリッシュなデザイン



ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説


オデッセイのデザインは、超低床を生かした低重心による力強さと、流れるようにスポーティなスタイリングが特徴です。


一般的にスクエアなフォルムとすることで広い室内空間を確保しているミニバンですが、オデッセイは超低床の設計とすることで、ルーフラインの低い流麗なプロポーションを実現しています。


2020年11月に発表されたオデッセイの最終モデルは、グレードが「ABSOLUTE(アブソルート)」というのみに絞られました。


もともと安定感を感じさせるスタイリングでしたが、厚みのあるフードと押し出し感のある大型グリルに、薄型のヘッドライトを採用することで、力強さを感じさせるフロントマスクに生まれ変わりました。


ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説


リアコンビネーションランプはソリッドで立体的なデザインに、メッキ加飾を施すことで、ワイドでシャープなフォルムが際立っています。


前後のウィンカーは車両の内側から外側に向かって流れるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプが標準装備となり、先進的なイメージになりました。


ボディカラーは「オブシダンブルー・パール」という、黒曜石のような深みと透明感を併せ持つダークブルーが新色として追加されたほか、スーパープラチナ・メタリック、プレミアムスパークルブラック・パール、プレミアムヴィーナスブラック・パール、プラチナホワイト・パールの全5色が用意されています。



■超低床プラットフォームで、ミニバンでも安定した走りが楽しめる



ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説


超低床プラットフォームの採用は、デザインだけでなく走りの面でもオデッセイにメリットをもたらしています。


クルマは重心が低くなるほど、走行時の安定性が高くなるということと、全高が低ければ空力特性上でも有利になるということです。


空力は低燃費にも貢献します。


こうした基本的な設計に加えてロール軸の最適化で安定したロール姿勢を実現するとともに、サスペンションと各部の高剛性化、デュアルピニオンEPS、振幅感応型ダンパー、液封コンプライアンスブッシュの採用、バネ下重量の低減により、軽快かつ安心感の高いハンドリングと快適な乗り心地を両立させています。


またボディやシャシーの剛性を高めてロードノイズの原因となる振動の伝達を低減するとともに、吸音材や遮音材を効果的に配置することで、アイドリング時から低速走行時、高速走行時、荒れた路面の走行においても優れた静粛性を実現させています。



オデッセイの中古車情報を見てみる


オデッセイハイブリッドの中古車情報を見てみる



■全高を抑えたスタイリッシュなミニバンといえば:トヨタ エスティマ



ホンダ 5代目オデッセイのエクステリアを解説


乗用車ベースのプラットフォームとスタイリッシュなデザインというコンセプトで言えば、トヨタ エスティマも強力なライバルになります。


エスティマは2019年に生産終了となりましたが、最終型は薄型のLEDヘッドライトや立体的な形状のフロントバンパーなど、スポーティなデザインで人気があります。


ラインアップは2.4L 直4DOHCガソリンモデルと、2.4Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド。ガソリンモデルは2WD(FF)と4WD、ハイブリッドはE-Four(4WD)です。


グレードによって7人乗りと8人乗りが用意されていますが、7人乗りは2列目がキャプテンシートになるのでゆったりとくつろぐことができます。


トヨタの先進安全運転支援システム「Toyota Safety Sense」やデュアルパワースライドドアなどが全車標準装備で、パワーバックドアは上級グレードに標準装備、その他グレードでもオプションで選択することができます。



エスティマの中古車情報を見てみる


エスティマハイブリッドの中古車情報を見てみる



広い室内空間を確保しつつ、スタイリッシュでスポーティなデザインと低重心ならではの安定感のある走りを実現させたオデッセイ。


中古車市場ではこれから旬を迎えるモデルです。


気になる方は、ぜひ販売店にアシを運んでください。



SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る