エクストレイル 20S ハイブリッドとフォレスター アドバンスのスペックを比較
2018.11.18
エクストレイル 20S ハイブリッドとフォレスター アドバンス
2018年6月に発売されたスバルの新型フォレスター。発売以来、好調な販売を続けており、当初の月間販売計画(2,500台)を大きく上回る、1万3282台を受注(9月13日時点)。
一方、日産のエクストレイルは、2015年よりハイブリッドモデルをラインナップに加え、国内市場で善戦を続けており、2018年9月期の国内販売台数(自販連調べ)では、ミドルクラスSUVの1、2位をこの2車種が分け合っています。
今回はそんな国内のSUV市場を牽引する、エクストレイルとフォレスターのハイブリッドモデルを比較してみましょう。
※フォレスターの画像は2018年式のX-ブレイクです。
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※価格は支払総額
ボディサイズを比較
■日産 エクストレイル 20Sハイブリッド
全長×全幅×全高:4,690mm×1,820mm×1,730mm
ホイールベース:2,705mm
最低地上高:200mm
車両重量:1,570kg(4WD1,630kg)
乗車定員:5名
タイヤ:225/65R17
サスペンション:(前)ストラット式/(後)マルチリンク式
■スバル フォレスター アドバンス
全長×全幅×全高:4,625mm×1,815mm×1,715mm
ホイールベース:2,670mm
最低地上高:220mm
車両重量:1,640kg
乗車定員:5名
タイヤ:225/55R18
サスペンション:(前)ストラット式/(後)ダブルウィッシュボーン式
ボディサイズが非常に近い2台ですが、エクストレイルはホイールベース、全長ともに長く、最小回転半径が大きく、取り回しという点ではフォレスターに分があります。
また室内空間も、エクストレイルの室内長2,005mm/室内幅1,535mm/室内高1,270mmに対し、フォレスターは室内長2,100mm/室内幅1,545mm/室内高1,270mmと、前後方向にゆとりのある設計になっています。
最低地上高が高く、全高の低いフォレスターは、エクストレイルよりロー&ワイド感が強い印象で、安定感や力強さが感じられるでしょう。
エンジンのスペックと燃費を比較
■エクストレイル 20Sハイブリッド
エンジン:直列4気筒 DOHC 1,997cc
最高出力:108kW(147ps)/6,000rpm
最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4,400rpm
モーター:RM31・交流同期電動機
最高出力:30kW(41ps)
最大トルク:160Nm(16.3kgm)
JC08モード燃費:20.8km/L(4WD 20.0km/L)
トランスミッション:エクストロニックCVT
駆動方式:2WD/4WD
■フォレスター アドバンス
エンジン:水平対向直列4気筒 DOHC 1,995cc
最高出力:107kW(145ps)/6,000rpm
最大トルク:188Nm(19.2kgm)/4,000rpm
モーター:MA1・交流同期電動機
最高出力:10kW(13.6ps)
最大トルク:65Nm(6.6kgm)
JC08モード燃費:18.6km/L(WLTCモード:14.0km/L)
トランスミッション:リニアトロニックCVT
駆動方式:4WD
エクストレイル、フォレスターともに、1つのモーターが駆動とエネルギー回生の2つの役割を受け持つハイブリッドシステムです。いずれも発進時はモーターだけのEV走行を行い、加速時にはモーターがエンジンをアシストすることで燃費と加速を助けます。
気になる燃費は、エクストレイルが20.8km/L(2WD)、フルタイム4WDのフォレスターは18.6km/Lをマークします。
SUVは、燃費走行が不得意なイメージがありますが、モーターアシストを上手に利用することで十分な燃費性能を実現しています。
価格を比較
エクストレイル 20Sハイブリッドとフォレスターアドバンスの価格を比較してみると、次のようになります。
・エクストレイル 20Sハイブリッド:2WD 258万9,840円、4WD 279万6,120円
・フォレスター アドバンス:4WD 309万9,600円
ハイブリッドを積極的に選びたい方には、S、X、Xiに高級装備のモードプレミア、さらにエクストリーマーX仕様が用意されるエクストレイルに対して、フォレスターはアドバンスのみ。選択肢の多さは、エクストレイルのアドバンテージといえます。
価格を見てみると約30万円の差がありますが、エクストレイル 20S ハイブリッドにはプロパイロットが未装着、フォレスターには最新のアイサイトが標準装着という違いがあります。
もしもエクストレイルにプロパイロットを装着するなら、20Xi ハイブリッド(327万7,800円)を選ばなければなりません。
他にもエクストレイルは、防水シートやラゲッジなどユーザーの使い勝手を考えた作り込み、フォレスターはスバル自慢のシンメトリカル4WDをベースとした走行安定性など、それぞれに魅力があります。
フルモデルチェンジで勢いを増すフォレスターと、多彩なラインナップで向かい打つエクストレイル。ぜひ、自身の目で確かめてみてください。