【同じ1.8Lガソリンターボ対決】スバル フォレスター VS レヴォーグ
2022.05.04
スバルの人気クロスオーバーSUVである「フォレスター」と、スタイリッシュなステーションワゴン「レヴォーグ」。
それぞれのラインアップは多少異なりますが、同じ1.8L直噴ターボエンジンを搭載するグレードがあります。
価格も近い(フォレスター スポーツ:330万円、レヴォーグ GT EX:348万円)両者ですので、どんな違いがあるのか比較してみたいと思います。
※価格は新車時の車輌本体価格になります
■力強いスタイリングのフォレスター/スポーティでスタイリッシュなレヴォーグのデザイン
2018年に登場した現行型フォレスターは、従来型よりボディサイズを拡大しながらも取り回しの良さは同じレベルを保っています。
ボディサイズは全長4,625mm×全幅1,815mm×全高1,730mm、ホイールベースは2,670mmです。
SUVらしい力強さと安定感を感じさせるエクステリア(外装)は「モダンキュービックフォルム」と呼ばれるもので、室内空間の広さや機能性が表現されています。
フロントとリアのバンパーガード、水平対向エンジンのピストンの動きを表現したというCシェイプのポジションランプにより力強さを感じさせるフロントフェイスが特徴です。
レヴォーグも従来モデルからボディサイズを拡大しています。
こちらは全長4,755mm×全幅1,795mm×全高1,500mm、ホイールベースはフォレスターと同じ2,670mmです。
全幅はフォレスターより控えめですので、市街地や住宅街でも使いやすいと感じるでしょう。
また全高も1,500mmですので、機械式立体駐車場などを利用する方にとっては便利です。
レヴォーグのデザインですが、ツーリングモデルとしての高い快適性と荷室の実用性をもたらすワゴン機能を基本に、スポーツカーのようなパフォーマンスをイメージさせる表現と、先進的なスタイリングを融合させています。
フロントフェイスは立体感のあるヘキサゴングリルとスポーティな形状のバンパー、シャープで切れ味の鋭いヘッドランプが精悍で力強い表情を見せています。
大きく張り出した形状のリアフェンダーと、そのまま立体的にリアセクションへつながる造形がパフォーマンスの高さを予感させます。
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※価格は支払総額
■ゆったりとした空間のフォレスター/先進的で機能的なレヴォーグのインテリア
フォレスターのインテリア(内装)ですが、インパネとセンターコンソールを連続させたデザインを採用することで、SUVらしい力強さと安心感を表現しています。
ドアトリムはステッチや立体感のあるツインキルト加工を施すことで、上質でゆったりとした雰囲気を演出しています。
フォレスター スポーツのシートはウルトラスエードと本革を組み合わせた上質な素材で、シルバーステッチが高級感とスポーティな雰囲気を作り出しています。
レヴォーグのインテリアは、使いやすさ、先進性を表現した機能性と、温かさや心地よさを両立させたデザインです。
最も目を引くのは大画面のセンターインフォメーションディスプレイで、エンターテインメント機能や車両情報、エアコンや各種設定操作などをディスプレイに集約し、タブレットのように直感的な操作が可能です。
GT系のシート素材はファブリックですが、高いホールド性を持たせる新開発のフロントスポーツシートを採用しているため、長距離ドライブでも疲労の少ない乗り心地の良さを実感できます。
■同じ1.8L 直噴ターボエンジンを搭載でも、走りの機能、味付けは異なる
フォレスターは2020年の改良モデルで、レヴォーグと同じ新開発の1.8L 直噴ターボ”DIT”エンジン搭載グレード「スポーツ」を追加しています。
このエンジンの最高出力は130kW(177PS)/5,200〜5,600rpm、最大トルクは300Nm(30.6kgm)/1,600〜3,600rpmです。
このグレードには専用開発のダンパーとコイルスプリングを採用することで、SUVでありながら質感が高くスポーティな走りを実現しています。
フォレスターのWLTCモード燃費は13.6km/Lです。
フォレスターの場合はSUVらしく、悪路からのスムーズな脱出をサポートする「X-MODE」を搭載。
路面状況に応じてモードを選択するだけで、ブレーキや四輪の駆動力を適切にコントロールしてくれます。
また220mmという十分な最低地上高により、斜面や丘の頂上を越える時でも車体へのダメージを心配せずに走破することができます。
レヴォーグGT EXにも同じ1.8L 直噴ターボエンジンが搭載されています。
レヴォーグのWLTCモード燃費は13.7km/Lと、フォレスターとほぼ同じ数字です。
レヴォーグのアクティブトルクスプリットAWDは、後輪への駆動力を素早く配分できるように制御ロジックを変更し、ドライバーの操作に対する車両の応答性を高めることで、リニアでレスポンスの良い、思い通りの走りを楽しむことができるよう最適化されています。
■どちらも先進安全運転支援システム「アイサイト」を搭載
交通事故ゼロを目指してスバルが開発を進める先進安全運転支援システム「アイサイト」。
レヴォーグのアイサイトはステレオカメラを全面刷新し、前側方レーダーや電動ブレーキブースターと組み合わせ、制御を進化させています。
またレヴォーグには、自動車専用道路での運転支援機能を大幅に拡大した「高度運転支援システム」を組み合わせた「アイサイトX」をスバル車として初搭載しました。
たとえば自動車専用道路上での渋滞時(0km/h〜約50km/h)、一定の条件を満たすとステアリングから手を離すことが可能となり、渋滞時のドライバーの運転負荷を大幅に軽減してくれます。
フォレスターもレヴォーグも「アイサイト」を搭載していますが、最新世代の支援システムを搭載している点ではレヴォーグの方がやや上だと言えます。
フォレスターはSUVとしての力強いデザインと高い悪路走破性、広々とした室内空間が特徴です。
ファミリーでのアウトドアレジャーをよく楽しむ方、豪雪地帯でも安心して走りたい方におすすめです。
一方レヴォーグはツーリングツアラーとしてのスタイリッシュでスポーティなデザインと先進的な快適装備、安全装備が特徴です。
都市部での扱いやすさと家族で出かける快適なロングドライブを求める方、最新の安全機能が欲しい方におすすめです。
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