【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説

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【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説

2021.10.19

【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説


マツダの人気クロスオーバーSUV CX-5は、2012年に発売されました。


およそ5年後には2代目にフルモデルチェンジとなりましたが、初代から数えてもまだ10年足らずという比較的新しいモデルですので、メカニズムやデザインを含めても、まだまだ多くの魅力があります。


今回は2014年11月に実施された後期型、初代の最終モデルの走行性能を中心に取り上げ、解説していきます。



■新世代高性能軽量シャーシの採用により相反する要素を高い次元で両立させている



【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説


CX-5は、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と新世代デザインテーマ「魂動(こどう)」を全面的に導入した初めてのモデルです。


そのためCX-5は新世代高性能軽量シャーシ「SKYACTIV-CHASSIS(スカイアクティブシャーシ)」を採用しています。


このシャーシは、例えば「中低速域の軽快感と高速域の安定性」や「中低速域の軽快感と乗り心地の両立」、「軽量化と高剛性の両立」といった、それぞれ相反する要素を両立させるべく新たに開発されたものです。


これらを実現するために、CX-5ではサスペンションのダンパーやスプリングに対するチューニングではなく、サスペンションの構造、たとえばトレーリングアームの取り付け位置を従来よりも上方へ移動させることで乗り心地を向上させると同時に、ブレーキ時に車両の後方が浮き上がることを抑制し、安定した制動ができるよう工夫されています。


最終型では、新構造の前後ダンパー、フロントロアアームのブッシュ形状を最適化させることにより、スムーズでフラットな乗り心地を実現しています。



■好評のクリーンディーゼルに加え、2.0L/2.5Lのガソリンモデルも用意



【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説


CX-5には3種類のパワートレインが用意されています。


まず最も人気があるのはクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」で、こちらの最高出力は129kW(175PS)/4,500rpm、最大トルクは420Nm(42.8kgm)/2,000rpm、JC08モード燃費は18.6km/Lとなっています。


世界一の低圧縮比14:0を実現することで、力強いトルクと静粛性、高い燃費性能が特徴です。


もう一つはデビュー時から用意されている2.0Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」で、こちらの最高出力は114kW(155PS)/6,000rpm、最大トルクは196Nm(20.0kgm)/4,000rpm、JC08モード燃費は16.0km/Lとなります。


こちらのエンジンは4-2-1排気システムの採用により、都市部から高速道路まで、様々なシーンで爽快に楽しめる走行性能と低燃費を実現させています。


3つ目は2013年10月の改良時に追加された2.5Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」で、最高出力は138kW(188PS)/5,700rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/3,250rpm、JC08モード燃費は15.2km/Lとなります(燃費、スペックはいずれも2WD)。


こちらは2.5Lならではの滑らかでパワフルな走りと優れた燃費性能を両立させているのが特徴です。


トランスミッションは6速AT、FFの他に4WDが用意されていますが、こちらはドライブシャフトやプロペラシャフト、ディファレンシャルユニットなど、システム全域にわたって薄肉化・小型化を追求することで、軽量化と摩擦抵抗を低減させ、4WD車に求められる安心感や走破性と、2WD車の持つ軽快感を両立させています。



■後期型で大幅に強化された先進安全運転支援機能



【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説


CX-5の先進安全技術は「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」というもので、デビュー時から衝突被害軽減ブレーキやAT誤発進抑制制御、リアビークルモニタリングシステムなど先進的な装備が搭載されていました。


しかし後期型ではさらにシステムが進化し、特にドライバー認知支援を強化しています。


たとえば、下記のような装備が追加、もしくは機能強化されています。


・LEDアレイ方式グレアフリー(防眩)ハイビームを備えた「アダプティブLEDヘッドライト」を搭載。

・リアビークルモニタリングシステムの検知範囲を広げ、自車の後方だけでなく側方からの車両も検知。

・「レーンキープアシスト」をマツダ車初採用。

・高速走行時のドライバーの運転状態をチェックし、適度な休憩を促す「ドライバーアテンションアラート」を装備

・衝突被害軽減ブレーキとAT誤発進抑制制御に後退時のサポートを追加。

・中高速での走行時の衝突被害軽減ブレーキ「スマートブレーキサポート」の対応可能な相対速度差を拡大。

・「マツダレーダークルーズコントロール」を設定。


前期と後期では、特に安全運転支援機能で大きな違いがあることが分かります。



■ミドルクラスSUVで根強い人気を誇る日産 3代目エクストレイルがライバル



【3種類のパワートレインを用意】マツダ 初代CX-5の走行性能・安全性能を解説


ミドルクラスの人気クロスオーバーSUVということで、日産 3代目エクストレイルは強力なライバルとなるでしょう。


都市部でもスタイリッシュに映えるスタイリングに、アウトドアで役立つ防水シートや防水ラゲッジフロア、扱いやすい2.0Lガソリンエンジンやハイブリッドのラインアップなど、日常のあらゆるシーンで使いやすいと感じる装備やメカニズムが特徴です。


2列シート5人乗りの他に、3列シート7人乗りも選べます。


FFと4WDがラインアップされますが、特に4WDは先代から好評の「ALL MODE 4×4-i」システムが搭載されています。


こちらは走行状況に応じて前後トルク配分を100:0から50:50に切り替え、様々な路面状況でも安心して走行できるシステムとなっています。


トランスミッションはCVTで、コーナーやブレーキング時に、CVTのギヤ比制御によってエンジンブレーキを付加する「アクティブエンジンブレーキ」も採用されています。



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CX-5の後期型は、エクステリア(外装)も洗練されたデザインに変更され、よりモダンにブラッシュアップされています。


エンジンやトランスミッションは基本的に前期型と変わらないものの、先進安全機能は大幅に強化されていますので、中古車での検討をされている方はやはり後期型がおすすめです。



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