【魂動デザインが魅力】マツダ CX-3のエクステリアを解説
2021.10.11
マツダのSUVラインアップの中で最もコンパクトなモデル、CX-3。
2015年の2月に発売が開始されましたが、2020年5月には1.5Lのガソリンエンジンや新しいボディカラーの追加があり、シティユースを中心として検討する方にとってはますます魅力的なモデルとなりました。
今回はそのCX-3のエクステリア(外装)を中心に解説していきます。
■SUVでありながら立体駐車場にも対応したコンパクトなボディサイズ
CX-3のボディサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mm、ホイールベースは2,570mmとなります。
同カテゴリーのトヨタC-HRやホンダ ヴェゼルと同じくらいのサイズですが、全高は2WDも4WDも、ほとんどの立体駐車場に対応した1,550mm以下に設定されています。
最低地上高は160mmとSUVにしては低めの数字ではありますが、シティユース中心の使い方であれば全く問題はないでしょう。
最小回転半径は5.3mと他のモデルと比較しても平均的な数字で、一般的な道路での扱いやすさ、取り回しの良さは十分だと言えます。
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※価格は支払総額
■躍動感あふれる魂動デザインと個性的なボディカラー
マツダといえば「魂動(こどう)デザイン」。
これは躍動的で生命力あふれた造形にこだわったマツダの次世代デザイン哲学ですが、コンパクトクラスのCX-3にもこのデザインが採用されています。
魂動デザインのモデルはくっきりとしたプレスラインやソリッドな造形はあまり使用されておらず、なめらかな曲線や流れるようなラインで生命感のある造形を作り出しています。
この手法では、CX-5など比較的ゆとりのあるボディサイズであれば表現力が高まりますが、CX-3のようなコンパクトなサイズだと空間にゆとりがないためかなり表現が難しいと言えます。
しかしCX-3でも室内の広さや使い勝手に影響を与えることなく、しっかり魂動デザインの表現が生かされており、CX-3の個性にもなっています。
また、このデザインを際立たせるボディカラーのラインアップもマツダのこだわりです。
まずイメージカラーであるソウルレッドクリスタルメタリック。
光が反射して明るく見える部分のハイライトと、光が反射せずに影になっている部分のシェードが、CX-3をより立体的で躍動感のある姿に見せています。
またリアルな金属質感を追求し、力強い陰影のコントラストを見せるマシーングレープレミアムメタリックや、樹脂特有のしっとりとした滑らかな艶感と金属の硬質感を融合させた新色ポリメタルグレーメタリックも人気です。
その他のラインアップはスノーフレイクホワイトパールマイカ、ジェットブラックマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ、エターナルブルーマイカ、セラミックメタリックなど全8色が用意されています(グレード別設定があります)。
■人馬一体を目指すマツダの新技術がCX-3にも生かされている
ドライバーが気持ちの良い走りを体感する「人馬一体」を目指すマツダは、CX-3に先進の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を採用しています。
これは自然にバランスを取ろうとする人間の能力をクルマづくりに応用したメカニズムで、人間が歩く時に自然に骨盤や背骨を動かしてバランスを取ろうとする能力をシートやサスペンションを工夫することで、上質で心地よい走りを追求するという技術です。
サスペンションは前:マクファーソン・ストラット式、後:トーションビーム式で、路面の凹凸や路肩などの段差を乗り越える際、不快な突き上げを軽減させるよう改良されています。
この乗り心地の向上には、「硬さと柔らかさを両立した」18インチタイヤを組み合わせることで実現させています。
■純正アクセサリーでスタイリッシュに決めたりアクティブなレジャーを楽しんだりしよう
※画像は純正アクセサリー非装着車です。
CX-3には、躍動感あふれるデザインをさらにスタイリッシュに彩るアクセサリーパーツが用意されています。
たとえばフロント、リア、サイドにスカートが用意され、カラーはシルバーだけでなくソウルレッドクリスタル、ブリリアントブラックの3色が設定されています。
また、よりスポーティで個性的に見せるサイドデカールやドアミラーガーニッシュ、アクティブで力強い雰囲気を強調したい場合にはフロント&リアにアンダーガーニッシュが用意されています。
アクティブにレジャーを楽しみたい方のために、THULE(スーリー)製のキャリアベースが用意されています。
こちらはキャリアバスケット、サイクルキャリア、ウォータースポーツキャリア、ウインタースポーツキャリアなど、趣味に合わせてアタッチメントを取り付けることが可能となります。
またラフロードを頻繁に走る方のために、フロント・リアのマッドフラップもあります。
■コンパクトでスタイリッシュなデザインが魅力:ヤリスクロスがライバル
1.5Lガソリンエンジン搭載のコンパクトなクロスオーバーSUVということで、トヨタ ヤリスクロスは強力なライバルとなるでしょう。
ヤリスクロスのボディサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベースは2,560mmとなります。
CX-3とは全幅が同じですが全長は95mm短く、ややコンパクトに見えるでしょう。
ただし全高はヤリスクロスの方が高く、立体駐車場に対応しない場合が多くなるので、シティユースでの使いやすさという観点ではCX-3の方に軍配が上がります。
デザインは、トヨタらしいエッジの効いたフロント周りやボリューム感のあるフェンダーとホイールアーチ、スポーティでスタイリッシュなリアセクションが特徴で、CX-3よりもSUVの持つ力強さが強調されたスタイリングとなっています。
よりアウトドアシーンで映えるのはヤリスクロスだと言えるでしょう。
発売から6年と、やや熟成の域に入るCX-3。
しかし魂動デザインをはじめ、ディーゼルや2種類のガソリンエンジンの設定、個性的なボディカラーが選べるところなど、コンパクトSUVの中でも魅力的な要素がたくさんあります。
気になる方はぜひ一度実車を見てみましょう。