【月イチの給油で大丈夫】航続距離が長いSUV5選
2022.03.28
皆さんは、月に何回ガソリンスタンドに行きますか?
給油するのは時間や手間がかかるので、できれば給油回数を極力少なくして、一度の給油で長くクルマに乗りたいものです。
そこで、今回は人気のSUVの中から、航続可能距離が長いクルマを紹介していきます。
■航続距離1,000kmあれば月イチの給油で乗れる
皆さんは、ご自身が一年間にクルマで走行する距離はどのくらいか知っていますか。
とある保険会社の調査によると、近所のスーパーへ買い物に行く程度なら年間走行距離が5,000km程度。
普段の買い物+週末のレジャーに出かける方は1万km程度。
遠出の旅行が好きな方や、通勤などにクルマを使われている方は1万km以上が目安だそうです。
クルマの使い方は人によって異なりますが、日常的な買い物やレジャー程度であれば、年間で1万km以下、毎月に換算すると約833km。
つまり、航続可能距離(ガソリン1Lで走れる距離×燃料タンク容量)が、1,000km以上のクルマであれば月に1回程度の給油で済む計算となります。
それでは航続可能距離1,000kmを超えるSUVをみていきましょう。
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■ホンダ 2代目ヴェゼル ハイブリッド【最大1,000km】
ホンダ 2代目ヴェゼルには、航続距離がちょうど1,000kmになるグレードがあります。
それがハイブリッドモデルのエントリーグレードであるe:HEV Xです。
タンク容量はガソリンモデルも含めて全グレードで40Lで共通ですが、このグレードがWLTCモード燃費が25.0km/Lと最も燃費が良く、ぴったり航続距離1,000kmとなりました。
■トヨタ カローラクロス ハイブリッド【最大1,040.6km】
2021年9月に発売されたばかりの新型モデルであるトヨタ カローラクロスも航続距離1,000kmを超えるSUVです。
航続距離1,000kmを超えるのはハイブリッドモデルの4WDのみ。
WLTCモード燃費は24.2km/Lと、FFの26.2km/Lより劣るものの、タンク容量は4WDが43Lと、FFの36Lより大きくなっているので、航続距離が長くなっています。
■トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド【最大1,108.8km】
まず、おすすめしたいのは大人気のコンパクトSUV、ヤリスクロスのハイブリッドモデルです。
1.5L 直列3気筒エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせており、燃料タンク容量は36Lで、最も燃費がいいハイブリッドX 2WDはWLTCモード燃費30.8km/Lとなります。
航続可能距離は最大1,108.8kmと、ロングドライブが可能です。
その他のグレードでは、ハイブリッド G 2WDでWLTCモード燃費30.2km/L、ハイブリッド Z 2WDで27.8km/L、ハイブリッド X E-fourは28.7km/L、ハイブリッドG E-fourは28.1km/Lと、航続可能距離1,000kmを超えるグレードが多くあるのが特徴です。
最も車両本体価格の高いハイブリッド Z E-fourではWLTCモード燃費26.0km/Lとなってしまい、航続可能距離は936kmと1,000kmを割り込んでしまいますが、多くのグレードが低燃費を実現しているのは、非常に魅力的な一台でしょう。
■トヨタ C-HR ハイブリッド【最大1,109.4km】
続いても、トヨタのハイブリッドモデルです。
C-HRは1.8L 直列4気筒エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせ、燃料タンク容量は43Lを確保します。
ハイブリッドモデルは2WDのみの展開となり、G、SともにWLTCモード燃費25.8km/Lです(S “GR スポーツ”は25.0km/L)。
航続可能距離は最大1109.4kmとなり、ヤリスクロスハイブリッドよりも、高い数値をマークしています。
■マツダ CX-3 ディーゼル【最大1,113.6km】
マツダSUVのエントリーモデルであるCX-3も航続距離1,000kmを超えるSUVです。
航続距離1,000kmを超えるのは、最も燃費が良いディーゼルのFFのMTモデル。
WLTCモード燃費が23.2kmLで、燃料タンクもコンパクトSUVながら最大48Lのタンク容量を備えているため、最大1,113.6kmとなっています。
MTモデルのため、運転は大変ですが、腕に覚えがある方はおすすめします。
■マツダ CX-8 ディーゼル【最大1,139.6km】
マツダの3列シートSUVであるCX-8も航続距離1,000kmを超えるモデルです。
3列シートモデルのため、タンク容量が最大74Lと大きいため、このような結果となりました。
航続距離が1,000kmを超えるのはディーゼルモデルのみです。
ちなみにWLTCモード燃費は、FFの15.8kmLの方が良いものの(4WDは15.4km/L)、タンク容量は4WDが74L(FFは72L)となっているため、4WDの方が航続距離が長くなっています。
■トヨタ 5代目RAV4 ハイブリッド【最大1,177km】
本格クロカンの雰囲気が漂う5代目RAV4でも、航続可能距離1,000kmを超えるモデルがあります。
5代目RAV4 ハイブリッドは、2.5L 直列4気筒エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせており、燃料タンク容量は55Lとなっています。
最も燃費のいいモデル、ハイブリッドX 2WDはWLTCモード燃費21.4km/Lで、航続可能距離は最大1,177kmです。
個性あふれるエクステリア(外装)デザインが際立ち、ロングドライブもしっかりこなせるRAV4 ハイブリッドは、長距離レジャーで頼りになる相棒ですね。
■ホンダ 5代目CR-V ハイブリッド【最大1,208.4km】
ハイブリッドの燃費性能ではホンダも負けていません。
5代目CR-Vは2.0L 直列4気筒エンジンに、ホンダのハイブリッド技術e:HEVを搭載したモデルです。
燃料タンク容量は57Lとなっています。
ハイブリッドモデルのFF車ではWLTCモード燃費21.2km/Lを誇り、航続可能距離は1,200kmを超えます。
広い室内に、力強く静かな走り、そして燃費性能もピカイチと、ハイブリッドSUVの中でも、存在感がある一台です。
■トヨタ 4代目ハリアー ハイブリッド【最大1,226.5km】
SUVの中で、最も航続可能距離が長いクルマは、トヨタ 4代目ハリアー ハイブリッドでした。
2.5L 直列4気筒エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせており、燃料タンク容量は55Lです。
FFモデルでは全グレード共通でWLTCモード燃費22.3km/Lを誇り、その航続可能距離は、脅威の1,226.5kmとなっています。
E-fourではWLTCモード燃費21.6kmとなり、航続可能距離は1,188kmとこちらも1,000kmを楽に超えていきます。
駆動方式に関わらず、航続可能距離1,000kmを超える燃費性能は、圧巻の一言です。
プレミアムSUVとして、圧倒的な機能性や高級感、そして走行性能を体感でき、面倒な給油回数も少なく済むという点は、非常に魅力的な一台です。
4代目ハリアーが大人気SUVとして、現在も好調に販売を続けているのには、この圧倒的な航続可能距離も一つの要因としてあるのかもしれません。
航続可能距離が長いSUVを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
燃費のいいコンパクトSUVが優勢かと思いきや、車格が大きくなるごとに、燃料タンク容量が大きくなり、航続可能距離も伸びていく傾向がありましたね。
車両購入の際には、燃費性能の数字だけではなく、一度の給油でどれだけ走れるかという、航続可能距離も気にしてみてはいかがでしょうか。