【ホンダ 2代目新型ヴェゼル解説3】インテリアの居住性・荷室の使い勝手は?

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【ホンダ 2代目新型ヴェゼル解説3】インテリアの居住性・荷室の使い勝手は?

2021.07.20

2021年4月にフルモデルチェンジとなった新型ヴェゼル。


新しいモデルは「Generation C(世代性別を超えて現代の新しい価値観を持った人たち)」をターゲットに開発されているとのことです。


この世代のモノ選びの特徴として、シンプルでありながら上質さとプラスアルファを求めるとホンダは分析。


クルマが生活のための道具にとどまらず、使うことで様々な体験が生まれ、日常がもっと豊かになるという価値を求めるというものです。


この分析に基づいて開発された新型ヴェゼルのインテリア(内装)や居住性、荷室の使い勝手には、どんな特徴があるのでしょうか。


解説していきます。



■機能性と気持ちの良さを両立させたインテリアデザイン



【ホンダ 2代目新型ヴェゼル解説3】インテリアの居住性・荷室の使い勝手は?


インテリアは、運転をする際の基本となる操作系の最適な配置と視界のよさを突き詰め機能性を追求しながら、ドライバーや同乗者が行う一つ一つの動作がスムーズに行えるよう意識してデザインされています。


また光と風の気持ちよさを採り入れることで、五感に訴える体験が共有できる空間を作り出しています。


たとえばインパネやドアライニング、コンソールの基本骨格となる部分については、塊感のあるソリッドなフォルムとすることで、SUVらしい力強さを表現しています。


体に触れるような距離の近い部分には柔らかい触感の表皮を採用し、強さと優しさを両立させた安心感がある空間としています。



■自信を持って運転できる、わかりやすくて使いやすいコックピットデザイン



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コックピットは見やすさと使いやすさを徹底追求し、ドライバーが自信を持って運転できる空間を、そして同乗する人はもっと一緒に出かけたくなる空間を目指して開発されています。


ヒューマン・マシン・インターフェースの考え方に基づき、メーターやオーディオパネルは瞬間認知ができるよう、外の視界に近い位置に配置されています。


またスイッチ類も直感的に操作しやすいように、自然な姿勢のまま操作できる位置にレイアウトされています。


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メーター類は、e:HEV車は7インチTFT液晶とスピードメーターを左右に配置し、液晶側にはスピードメーターや走行モードなどの基本情報を表示し、マルチインフォメーションディスプレーでエネルギーフローや安全機能についてなど、様々な情報を見やすく表示します。


ガソリン車はシンプルな2眼メーターを採用し、中央には4.2インチの液晶ディスプレイが配置され、必要な情報を表示します。



■デザインとゆとりのある空間を両立させたヴェゼルの居住性



【ホンダ 2代目新型ヴェゼル解説3】インテリアの居住性・荷室の使い勝手は?


新型ヴェゼルはSUVらしい大径タイヤを履いて力強さを表現しながら、低全高とファストバック(ルーフからリアデッキにかけてなだらかに傾斜するデザイン)のパーソナルなスタイルを保ちつつ、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによってゆとりの室内空間と爽快な視界を実現しています。


プロポーションと空間効率という相反する要素を高次元で両立させているのが特徴です。


後席空間については、後席の着座位置を見直し、足元を先代から35mm拡大しています。


シートバックを厚くすることで体をやさしく包み込み、快適な移動空間を造り出しています。


“五感に訴える体験が共有できる空間”を作り出す上で新型ヴェゼルがこだわった“光”と“風”についてですが、まず光という部分ではパノラマルーフを設定(PLaYに標準装備)し、全席での爽快感にこだわって見上げ角を設定してまるでオープンカーのような心地よい光を取り込む設計がなされています。


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風については、通常の集中して吹き出す機能に加えて、L字型のアウトレットから風が拡散して吹き出す「そよ風アウトレット」を追加しています。


これは風がフロントの乗員の頬をなでるようにサイドウインドウに沿って後方に流れ、柔らかな風の膜を作り出すという機能です。


さらに、照明のレンズ周辺を指で触れて点灯させることのできる「静電タッチ式LEDルームランプ」や、原音再生にこだわり、音響のエキスパートによるチューニングを施した「プレミアムオーディオ」なども新たに搭載されています。



■さまざまなシーンでの使いやすさを徹底的に追求した荷室



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荷室については、広さや容量といった数値ではなく、ターゲットのライフスタイルで使う様々なアイテムが積めるかが考慮されています(そのためか、容量の数字は公表されていません)。


スーツケース、キャンプ道具、ゴルフバッグ、マウンテンバイクなど様々なアイテムが積み降ろししやすいか、十分積めるかが検証され、段差がなく使いやすい空間を確保しています。


後席は6:4分割可倒式で、チップアップすれば後席スペースに背の高い荷物を収納することが可能。


ダイブダウンすれば、低くて広いフラットな荷室空間になり、車中泊も可能なスペースが生まれます。


SUVでは多くの車種に搭載されるようになったハンズフリーアクセスパワーテールゲート(ZとPLaYに標準装備)ですが、新型ヴェゼルには「予約クローズ」機能が採用されています。


クルマから離れるとゲートが自動で閉まり、車両設定によって閉まった後に自動で施錠させることもできます。



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■開発コンセプトの近いCX-30は強力なライバル



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新型ヴェゼルの開発コンセプトにも似た考え方で作られているという意味で大きなライバルになるのはマツダ CX-30でしょう。


CX-30は「日々の生活の中で、大切な人と新しい発見や刺激を感じ、人生を豊かに過ごす」というコンセプトで開発され、ヤングファミリー層をターゲットにしたコンパクトSUVです。


室内は大人4人が十分座れる広さにし、荷室は日常で使うような量がすっぽり入るように設計されています。


ドライバーだけでなく乗員全員が快適に過ごせるよう室内の静粛性にこだわったり、前後席が適度な距離感になっているので会話もしやすいというのも特徴です。


乗る人が安心感を感じるような温かみのあるデザインや素材、カラーコーディネーションにもこだわりがありますし、運転に自信のない方でもクルマとの一体感を感じられるよう設計された車両挙動制御技術(たとえばG-ベクタリング コントロール プラス)など、クルマに新たな価値を求める方に必要な機能・装備が充実しています。



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コンパクトSUVという限られたボディサイズの中で広々とした室内や居心地の良い空間、美しいスタイリング、使い勝手の良さを実現していくのは簡単なことではありませんが、新型ヴェゼルはそれらを高い次元でバランスさせ、プラスアルファの価値を持たせています。


初代ヴェゼルのように安定した人気を維持できるか、今後の動向に注目したいと思います。



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