わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました

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わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました

2021.06.21

わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました


商用バンとして大人気のハイエース。


最近ではキャンパーにも注目されるようになり、気になる方も多いのではないでしょうか?


ところがこのハイエース、お仕事で使うのがメインのモデルであるため、職種や目的に合わせて選べるよう、全部で6種類のボディタイプが用意されているのです。


その6種類とは「ロング・標準ボディ・標準ルーフ」、「ロング・標準ボディ・標準ルーフ(ジャストロー)」、「ロング・標準ボディ・ハイルーフ」、「ロング・標準ボディ・ハイルーフ(ジャストロー)」、「ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ」、「スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ」です。


こうして並べてみてもなかなかわかりにくいと思いますので、今回はハイエースのボディタイプを整理しながら、それぞれの特徴を解説していきます。


なおワゴンとコミューターに関しては除外し、バンのみの解説です。



■大きく分けるとボディタイプは4種類



わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました


ハイエースのボディタイプを把握するのに押さえておくと良い要素はボディ長、ボディ幅、ルーフ形状です。


まずはボディ長ですが、これは2種類しかありません。


・ロング(DXとスーパーGL 4ナンバーは全長4,695mm/スーパーGL 1ナンバーモデルは全長4,840mm)

・スーパーロング(全長5,380mm)


です。



つづいてボディ幅ですが、こちらも2種類しかありません。


・標準(全幅1,695mm)

・ワイド(全幅1,880mm)


です。


そしてルーフ形状ですが、これは3種類あります。


・標準ルーフ(全高1,980mm ジャストローは全高1985mm)

・ミドルルーフ(全高2,105mm)

・ハイルーフ(標準ボディは全高2,240mm ジャストローは全高2,245mm/スーパーロングは全高2,285mm)


となります。


わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました


その他の要素は、グレードがDXか、上級仕様のスーパーGLか、フロア形状が標準かジャストロー(荷室がフラットになるタイプ)か、ドア数が5ドアか4ドア(運転席側のスライドドアがないタイプ)か、定員が何名か、エンジン、トランスミッション、駆動方式を何にするかを選んでいくことになります。


これらの要素は自分で好きに組み合わせることができるわけではなく、ある程度決まった仕様が提供されています。


たとえばスーパーロングはワイドボディ、ハイルーフ、標準フロア、4ドアしかありませんし、スーパーGLでは4ドアやジャストローは選べないといった具合です。


それで、ハイエースバンのボディタイプは大きく分けると以下の4つの組み合わせが用意されています。


1.ロング・標準ボディ・標準ルーフ

2.ロング・標準ボディ・ハイルーフ

3.ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ(スーパーGLのみ)

4.スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ(DXのみ)


それでは、まず標準ボディの特徴から見てみましょう。



■標準ボディの特徴



わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました


標準ボディのラインアップは豊富です。


ただしスーパーGLの標準ボディは標準ルーフ、標準フロア、5ドア、2/5人乗りという1タイプのみの設定です。


エンジンは2WDであれば2.0Lガソリンか2.8Lディーゼル、4WDはディーゼルのみのラインアップとなります。


トランスミッションは6速ATです。


DXに関しては選択肢がたくさんあります。


まずルーフが標準ルーフか、ハイルーフかを選べます。


標準ルーフは4ナンバー、ハイルーフは1ナンバーです。


どちらのルーフでも標準フロアかジャストローを選ぶことができます。


ドア数は4ドアか5ドアが選べますが、ジャストローは5ドアのみです。


乗車定員は、標準ルーフ、標準フロア、4ドアの場合


・3人乗り

・3/6人乗り

・3/6/9人乗り


同5ドアの場合


・2/5人乗り

・3人乗り

・3/6人乗り


が選べます。


ハイルーフの場合はドア数にかかわりなく3/6人乗り仕様です。


ジャストローも同じです。


パワートレインは、2WDに関しては2.8Lディーゼル+6速AT、2.0Lガソリン+6速ATもしくは5速MTが選べますが4WDは標準フロア(ジャストローに4WDの設定なし)、2.8Lディーゼル+6速ATのみのラインアップとなります。



■ワイドボディの特徴



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ワイドボディは標準ボディに比べるとシンプルなラインアップです。


まずスーパーGLに1タイプ、DXに1タイプしかありません。


ナンバー区分はどちらも1ナンバーとなります。


スーパーGLの場合、ボディ長はロングというくくりですが標準ボディと全長が異なります。


またルーフもミドルルーフというこのグレードにのみ設定されるルーフ形状です。


したがってスーパーGLのワイドボディは、ボディサイズが全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,105mmという他のタイプとは異なるボディサイズになります。


乗車定員は2/5人乗り、パワートレインは2WDが2.8Lディーゼルもしくは2.7Lガソリン、4WDが2.7Lガソリンのみで、トランスミッションは6速ATとなります。


DXのワイドボディはスーパーロングかつハイルーフしかありません。


フロア形状も標準のみ、ドア数も4ドアのみのラインアップです。


乗車定員に関しては、パワートレインの選択によって変わります。


2.8Lディーゼルエンジン+6速ATを選んだ場合:2/5人乗り

2.7Lガソリンエンジン+6速ATを選んだ場合:3/6人乗り


駆動方式は2WDか4WDをそれぞれ選べます。


わかりにくいハイエースのボディタイプを整理してみました


職種や用途に合わせて豊富なボディタイプから選べるハイエースバン。


ボディ長とボディ幅、ルーフ形状さえ押さえておけば、必要なタイプを絞り込むのが簡単になると思います。


ぜひ参考にしてみてください!


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