マツダ CX-8のグレードごとの違いを紹介
2021.04.22
2017年デビューのCX-8は、マツダSUVシリーズの最上級モデル。
北米向けCX-9をベースとした全車3列シートSUVで、ゴージャスで広い室内空間と充実した走行フィールによりデビュー以来販売は好調です。
そんなマツダ CX-8のグレードには何があり、どのような違いがあるのか、解説してみましょう。
■装備が充実したベースグレード:XD、25S
※画像はブラックトーンエディションです。
マツダ CX-8のグレードの基本は、搭載するエンジンにより分かれ、ディーゼルがXD、ガソリン2.5LでNAが25S、ガソリン2.5Lでターボが25Tで構成。
その後に続く名称はすべて装備の違いを表し、全グレードでトランスミッションは6速AT、駆動方式は2WD/4WDが選択できます。
その中で、CX-8のベースグレードとなるのが、XDと25Sです。
同グレードのエクステリアでは17インチアルミホイールを採用、インテリアではシートはファブリックで運転席にラチェットレバー式シートリフターが付き、ステアリングは本革巻きを採用。
センターコンソールは8.8インチディスプレイにコマンダーコントロールが配置されます。
先進・安全技術では、夜間でも前方車や歩行者を自動検知するアドバンストSCBS、自動定速走行機能クルーズコントロール、ハイ&ロー自動切替のハイビームコントロールシステムが標準装備され、4WDモデルでは悪路脱出をサポートするオフロードトラクションアシストなどが特別に装備。
ベースグレードながら、他メーカーではワンランク上でも十分通用する充実した装備内容となっています。
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※価格は支払総額
■装備・安全性を高めた上級グレード:プロアクティブ
PROACTIVE(プロアクティブ)は、ベースグレードより装備がより充実し、エクステリアでは19インチアルミホイールとなるほか、リアゲートにハンズフリー開閉可能なパワーリフトゲートが採用されます。
インテリアでは、シートはファブリックでベースグレードと同じですが、運転席が10Way、助手席が6Wayのパワーシートとなり、さらにシートヒーターがプラス。
スピーカーも6スピーカーにグレードアップしています。
先進・安全技術でのベースグレードとの違いは、コックピットにヘッドアップディスプレイであるアクティブ・ドライビング・ディスプレイを採用。
アダプティブLEDヘッドランプ、車線はみだしを防ぐレーンキープ・アシスト・システムや車線逸脱警報システム、前方車両を検知し車間距離を保ち走行するスマート・ブレーキ・サポート、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなどが追加される点です。
そのため、遠出が多く、より安全装備にこだわりたい方にはプロアクティブがおすすめです。
■プロアクティブより豪華なLパッケージ
L Package(Lパッケージ)は、前述のプロアクティブよりさらに仕様がゴージャスなものへとランクアップ。
エクステリアでは、フロントグリルが上級グレード専用のブロックメッシュとなるほか、サイドガーニッシュやルーフレールが標準装備、アルミホイールも高輝度塗装の19インチ採用です。
インテリアで前述グレードとの大きな違いは、シートがレザーに、センターディスプレイが10.25インチに、メーターが7インチマルチメーターにグレードアップされることでしょう。
シートに採用されるレザーは手触り感に優れるスムースレザーで、好みに応じてブラック/レッドが選択可能となり、運転席がポジションメモリー機能付きの10Wayパワーシート、助手席が6Wayパワーシートに、さらにシートヒーターをプラス、スピーカーにはBOSE(ボーズ)サウンドシステムも採用されます。
先進・安全装備ではプロアクティブと大きな差はありませんが、内・外装をゴージャスとしたLパッケージは、快適性に重点を置く方にはピッタリです。
■ゴージャスな最上級グレード:エクスクルーシブモード
Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)は、CX-8のトップグレード。
その豪華さは高級輸入SUVと比較しても決して引けをとりません。
エクステリアでは、フロントグリルがガンメタのブロックメッシュとなるほか、マフラーカッターが大径となることで、エレガントなリアスタイルとしています。
また、ボディカラーでは前述のLパッケージとエクスクルーシブモード専用色となる「プラチナクォーツメタリック」が設定されるのも特筆すべき点です。
インテリアでは、レザーの最高級品といわれるナッパレザーにキルティング加工とブラックパイピングをあしらったシートが、好みに応じてオーバーン(ブラウン)/ピュアホワイトから選択可能となり、運転席は10Way、助手席は6Wayのパワーシートに、シートヒーターとベンチレーション機能も付加。
さらに、6人乗り2列目シートも4Wayパワーシートが装備されます。
先進・安全技術は、プロアクティブなどと同じですが、CX-8のトップグレードにふさわしいゴージャスな装備は、極上の快適空間を望む方におすすめです。
■2つの特別仕様車 スマートエディション、ブラックトーンエディション
ブラックトーンエディション Smart Edition(スマートエディション)は、XD/25Sをベースにいくつかの機能をあらかじめ標準装備とした特別仕様車です。
その内容は、アドバンストキーレスエントリーシステム、アクティブ・ドライビング・ディスプレイをはじめ、安全技術ではアダプティブLEDヘッドランプ、レーンキープ・アシスト・システム、スマート・ブレーキ・サポート、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなどの装備となっています。
ブラックトーンエディション 一方、Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)は、プロアクティブをベースに内・外装の随所にブラックをあしらった特別仕様車です。
エクステリアは、ブラックアウトのグリルにブラックメタリック塗装の19インチアルミホイールで精悍な印象とし、インテリアは、グランリュクス(スウェード調)にレッドステッチをあしらったシートでスポーティさを演出。
他とはかぶらない1台を求める方におすすめしたい1台です。
CX-8はフラッグシップにふさわしくエレガントでゴージャス こうやって見てみると、CX-8はマツダSUVのフラッグシップにふさわしいモデルであることがわかります。
用途や好みに応じて最適なグレードを選択し、カーライフをエンジョイしましょう。