トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?

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トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?

2021.04.06


トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


かつてはヴィッツの名前で販売されていたトヨタ ヤリスをベースに開発されたヤリスクロスは、2020年9月に発売を開始したコンパクトサイズのSUVモデルです。


ヨーロッパでデザイン・設計されたということもあって洗練されたスタイリングをもち、発売直後から大人気となりました。


小さいのに高級感があり、新世代の優れた性能を持ち合わせたヤリスクロスの詳細をお届けします。



■パワートレインは2種類



トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


ヤリスクロスのパワートレインは、1.5L 直3ガソリンエンジンと、1.5L 直3ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類。


駆動方式は2WD(FF)と4WDがあり、4WDシステムはガソリン車にダイナミックトルクコントロール4WD、ハイブリッドモデルにE-Four(トヨタコンパクトSUV初搭載)が用意されています。


グレードはスタンダードのX、中間グレードのG、上位グレードのZの3種類で、Xには最廉価版のX"Bパッケージ”も用意。


X"Bパッケージ”を除く各グレードにはガソリンエンジンとハイブリッドが用意され(X"Bパッケージ”はガソリン車のみ)、駆動方式はX"Bパッケージ”も含めた全グレードに2WDと4WDが用意されています。


価格帯は、最も安いのがX"Bパッケージ”の2WDで179万8000円。


最も高額なのがハイブリッドZの4WDで281万5000円です。


200万円を切るのは、X"Bパッケージ”とXの2WDの2モデルのみで、メインとなる価格帯は200万円台前半から中盤となっています。


また2WDモデルと4WDを比較するといずれのグレードでも4WDの方が23万1000円割高です。



■クラスを超えた高級感&使い勝手のよいインテリア



トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


トヨタのコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用するヤリスクロス。


ボディサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベースは2,560mmとなり、ヤリスよりも全長で+240mm、全幅で+70mm、全高で+90mmと拡大化され、ホイールベースも+10mm延伸されています。


そのためヤリスよりも広々した室内空間を持ち、ユーティリティに優れた居住性を実現しています。


ヤリスクロスの大きな魅力となっているのが洗練されたスタイリング。


無駄を削ぎ落としたスタイリッシュなデザインで、クラスを超えた高級感を演出。


水平基調の軸や大きく張り出したフェンダーなどで、SUVらしい力強さも感じられます。


トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


対するインテリアは、センターコンソールからセンターディスプレイにかけて縦方向の流れを強調して力強さを表現。


シートはグレードによってファブリック、上級ファブリック、合成皮革+ツイード調ファブリックの3種類が設定。上級グレードほど高級感が高められています。


また室内にはきめ細やかな小物収納スペースが充実しており、カップホルダー(フロント2個)やフロント・リアドアポケット&ボトルホルダー、オープンセンタートレイ、助手席グローブボックス、リアコンソールボックスなどが全車に標準装備されるなど、利便性が高められているのも特徴です。



■390Lの大容量を確保する荷室空間



トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


荷室は荷室高732〜850mm×荷室幅1,400mm×荷室長820mm(5名乗車時)という広さで、荷室容量はVDA方式で390L(デッキアンダートレイを含む)を確保。


リアシートは4:2:4の分割可倒式を採用(Xは6:4の2分割式)し、センター部を倒すことで大人4名が乗車した状態のままでも長尺物を車内に積み込むことができるようになっています。


トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


またヤリスクロスならではの特徴が、荷室床面の高さを2段階に調整できるアジャスタブルデッキボードで、このデッキボード自体も6:4に分割することが可能(4WD車は一体型)。


背の高さが異なる荷物を運ぶときに便利で、3分割式のリアシートとの組み合わせによって多彩なデッキアレンジもできるようになっています。


また荷室の両サイドには荷物をしっかり固定するためのフレックスベルトを装備し、カーブや段差時の走行でも大きな荷物が倒れないよう工夫されています。


ほかにも足を出し入れするだけで簡単にリアゲートの開閉ができるハンズフリーパワーバックドアをトヨタコンパクトSUVとして初めてオプション設定しており、AC100V・1500Wコンセントもラゲッジルーム内に設置するなど、最新の機能装備も用意されています。



■全グレードで高い燃費性能を実現



トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


WLTCモード燃費は、ガソリン車で17.4km/L〜20.2km/L。


ハイブリッドモデルで26.0km/L〜30.8km/Lという圧倒的な低燃費を誇ります。


また、4WDシステムも魅力で、ガソリン車では路面状況に合った4WD性能を引き出すマルチテレインセレクトをトヨタのコンパクトSUVとして初採用。


3つのモード(MUD&SAND/NORMAL/ROCK&DIRT)から自由に選択でき、動力や4WD、ブレーキなどを統合して制御することでオフロードでの滑りやすい路面での走破性を向上させています。


一方、ハイブリッドモデルもE-Fourによって、発進時や雪道などの滑りやすい路面でスムーズに4WD状態へと切り替えることで発進性、走行安定性をアシスト。


前後輪トルク配分量をマルチインフォメーションディスプレイに表示する機能も搭載しています。


そのほかにも、坂を下る際に車速を一定に保つダウンヒルアシストコントロール(ガソリン/ハイブリッドモデルに標準装備)、空転したタイヤにブレーキを掛けて反対側のタイヤにトルクがかかるよう制御するTRAILモード(ハイブリッドモデルに標準装備)、雪路などでスムーズな発進走行に貢献するSNOWモード(ガソリン/ハイブリッドモデルに標準装備)などトヨタコンパクトSUVでは初採用の機能を備えています。



■トヨタSUV初となるトヨタチームメイトも採用



トヨタ コンパクトSUVのニューカマー、ヤリスクロスってどんなクルマ?


X"Bパッケージ”を除く全グレードに標準装備されているのがToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)というトヨタの予防安全装備。


歩行者などを検知し自動でブレーキを作動させるプリクラッシュセーフティや、車速に応じた車間距離を保つ全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロール、車線を保つのを支援するレーンレーシングアシスト(LTA)、道路標識を認識するロードサインアシスト(RSA)、LEDの点灯・消灯を細やかに制御するトヨタコンパクトSUV初のアダプティブハイビーム(AHS)やハイ&ロービームの自動切り替えを行なうオートマチックハイビーム(AHB)といった先進技術が装備されています(AHSのみオプション設定)。


さらにトヨタのSUVでは初となる、トヨタチームメイト(アドバンストパーク)も採用。


これは駐車を車両側がサポートしてくれるという運転支援機能のひとつで、ステアリング、アクセル、ブレーキなどを高次元で制御する駐車支援システムのこと。


ハイブリッドモデルにオプションで用意されており、アドバンストパークスイッチを押すとカメラ&ソナーによって駐車時の運転をアシストしてくれるという画期的な機能となっています。


そのほかにもエアバッグの作動によって自動的にブレーキを制御し二次被害を防ぐセカンダリーコリジョンブレーキをトヨタコンパクトSUVとして初採用し、車線逸脱を抑制する横風対応制御付きS-VSCをトヨタ車として初採用しています。


コンパクトでありながら、ワンランク上の存在感を持ち合わせたトヨタの自信作、ヤリスクロスには数多くの魅力が詰まってます。


コンパクトSUVをお探しなら、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。




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