『初代ハスラー グレード解説』

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『初代ハスラー グレード解説』

2021.01.01

トールワゴンのように広々と便利に使えて、かつアクティブなレジャーにも安心して持ち込める高い機動力をあわせ持つ軽クロスオーバーが、スズキ ハスラーです。


既存の軽自動車には無かったコンセプトと、ポップなルックス、SUVブームとが合わさって、2014年から2019年までの間に、約48万台の販売を記録するという人気モデルになりました。


2020年からは新型にシフトしましたが、まだまだ初代も新しいモデルなので、中古での購入を検討しておられる方も多いと思います。


そこで今回は、初代ハスラー購入を考える際に気になるグレードを解説していきたいと思います。



■中古車でも大人気、初代ハスラー解説



『初代ハスラー グレード解説』


初代ハスラーは2014年にデビュー。


発売直後から人気となり、スズキの重要なモデルに成長していきました。


ベースとなるメカニズムやプラットフォームは、スズキの基幹車種であるワゴンRと共通ですが、ハスラーは15インチの大径ホイールや180mmの最低地上高(2WD)など、クロスオーバーSUVの要素が反映された設計になっています。


エンジンはガソリンNAとターボが用意され、トランスミッションはCVTの他に、グレード別で5速MTの設定もありました。


減速時の回生エネルギーを利用して電装系へのエネルギー供給を行うことで燃費性能を向上させる「エネチャージ」は、デビュー後間もない2015年に、一部モデルのみISG(モーター機能付発電機)を使った「S-エネチャージ」へと進化。


加速時のアシスト機能もマイルドハイブリッドとすることで、燃費と走りの性能を向上しました。


また、衝突被害軽減ブレーキについては、従来の「レーダーブレーキサポート」から、ステレオカメラを使った、より精度の高い性能の「デュアルカメラブレーキサポート」にアップデートされ、安全面での強化にもすばやく対応しています(当初はトップグレードのみの設定、のちに中間グレードにも搭載)。


これらの改良に加え、機能や装備を強化した特別仕様車を毎年のように設定しています。


こうして最新のメカニズムをすぐに取り入れる改良を積極的に行い、ハスラーの魅力と目新しさを高い状態で保ち続けていたのも、人気の理由でしょう。



■初代ハスラーのグレード詳細



もっともベーシックなA


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ハスラーのエントリーグレードです。


パワステやパワーウィンドウ、ABS、キーレスエントリーなど基本的な装備こそありますが、先進安全装備を持たない質素な構成です。


また、エアコンはマニュアル、スピーカー、バニティミラーは未装着、アイドリングストップなし、ドアハンドル、ドアミラー塗装なしという仕様で、ハスラーの魅力を味わうにはちょっと物足りないところがありました。


先進安全装備が搭載されていないという点を考慮すると、とにかく安くハスラーに乗りたいという方にのみおすすめします。



実質的なエントリーグレードG


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ハスラーの中間グレードですが、こちらが実質的なエントリーグレードと言って良いでしょう。


エンジンはNAとターボ、それぞれに2WDと4WD、トランスミッションはNAであればCVTか5速MTを選ぶことができます。


先進安全運転支援技術も搭載され、衝突被害軽減ブレーキはCVT車のみレーダーブレーキサポートが装備されます。


この衝突被害軽減ブレーキは、2018年7月の改良時に「デュアルカメラブレーキサポート」にアップグレードされています。


内装の加飾にメッキが使用されていたり、ドアハンドルやドアミラーもカラータイプになるなど、見慣れたハスラーの仕様となるほか、


・フルオートエアコン

・電動格納式リモコンドアミラー

・運転席、助手席シートヒーター(MT車は運転席のみ)

・チルトステアリング

・フロントグリルメッキガーニッシュ

・スチールホイール


が標準装備。


またESP(車両姿勢制御装置)、ヒルホールドコントロール、ヒルディセントコントロール(4WD)、グリップコントロール(4WD)、キーレスプッシュスタートシステム、ステータスインフォメーションランプ、フロントベンチシート、運転席シートリフター、フロントアームレストボックス、S-エネチャージなど、SUVとして魅力的は装備品はCVTモデルのみで、MTモデルは、Aグレードと変わらない仕様になってしまうことを覚えておくと良いでしょう。


その他、ツートーンルーフやディスチャージヘッドランプはオプションで用意されていました。



狙うなら装備の充実したX


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ハスラーのトップグレードとして設定されたXは、エンジンがNAとターボ、それぞれに2WDと4WDが設定され、トランスミッションはCVTのみでした。


装備は、前述のGをベースに充実。


最新の軽自動車モデルと比較しても遜色のない内容ですので、中古車で検討するならぜひオススメしたいグレードです。


具体的には、まず衝突被害軽減ブレーキがデュアルカメラブレーキサポートとなるほか、「車線逸脱警報機能」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」も搭載され、安全機能が強化されています。


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その他

・ディスチャージヘッドランプ&オートライトシステム

・フォグランプ

・メモリーナビゲーション&全方位モニターがオプションで選択可能

・6スピーカー

・電動格納式リモコンドアミラーはリモート格納

・本革巻ステアリングホイール

・ステアリングオーディオスイッチ

・運転席・助手席バニティミラー(照明付)

・LEDサイドターンランプ付きドアミラー

・15インチアルミホイール


などを標準装備としています。



XにかわるトップグレードJ


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Jは、それまで販売されていたJ STYLE Ⅲという特別仕様車の仕様を変更し、カタログモデルに昇格したグレードです。


これにより、それまでのトップグレード「X」が消滅し、2018年11月以降のトップグレードはJになっています。


基本的な装備内容はXとほぼ同じですが、新たにプレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)、IRカット機能付フロントガラスといった快適装備が標準となっています。


またメーカーオプションながら、Jの基本装備に加え、レザー調シート表皮、「ナノイー」搭載フルオートエアコンのほか、ガーニッシュ類やスピーカーリングがチタンシルバー、インパネカラーパネルがブラックパールの加飾など、快適で充実した装備を持つブラックインテリアパッケージが用意されたこともトピックです。


ハスラーの基本的なグレード構成はシンプルですが、中古車で検討するなら“G”のCVTモデル以上をオススメします。


他にも充実した装備やおしゃれな外観、安全運転機能を充実させてお得な価格設定とした特別仕様車が多数設定されていますので、よりハスラーらしさを楽しむならトップグレードの“X”または“J”が良いでしょう。




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