『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』

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『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』

2020.12.21

2020年8月に発売されたトヨタの新しいコンパクトSUV、ヤリスクロス。


ヤリスシリーズならではの軽快感や先進装備が特徴です。


トヨタはすでにライズやC-HRをコンパクトカテゴリーに投入してますが、それぞれ異なる特性のパワートレインにボディサイズで、このヤリスクロスの投入によってトヨタはコンパクトカテゴリーのすべてのユーザーにリーチを掛けたものだと理解できます。


そのなかでヤリスクロスの上位に位置するC-HRは、発売から4年が経過し、中古車市場でも価格がこなれてきているという状況。


これにより、現在は新車のヤリスクロスと高年式・低走行のC-HRで、乗り出し価格が同程度となっており、どちらにするか迷ってしまうところです。


そこで今回は、ヤリスクロスとC-HRそれぞれの特徴を比較、購入を検討する際の参考にしていただければと思います。



■いま話題のヤリスクロス



『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


ヤリスクロスは、コンパクトカー向けのGA-B プラットフォームを採用。


ヤリスの持つ凝縮感とSUVならではの力強さをバランスさせ、洗練されたデザインとなっています。


パワートレインには、1.5Lの3気筒ガソリンエンジンと1.5Lガソリン+モーターのハイブリッドが用意されます。


街乗りからレジャーまで活躍できる4WDシステムや、クラストップレベルの燃費性能を持つハイブリッドシステム、最新の予防安全パッケージなど、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUVというコンセプトで開発されました。



■安定した人気のC-HR



『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


C-HRは、2016年にTNGAの第2弾として登場したSUVで、プラットフォームはGA-Bよりも上のサイズをカバーするGA-Cを使い、パワートレインには1.2L直4ガソリン直噴ターボと、1.8Lガソリン+モーターのハイブリッドが用意されています。


デザイナーの想いをそのままの形で実現することを目指したというエクステリア(外観)は、スピード感のあるキャビン形状と彫刻的な面造形が採用され、独創的なシルエットが特徴です。


ガソリンモデルに関しては、ヤリスクロスより小さい排気量でほぼ同様の最高出力(C-HR=85kW/ヤリスクロス=88kW)ながら、気筒数、最大トルク(C-HR=185Nm/ヤリスクロス=145Nm)で異なり、C-HRのほうが上位機種であることがわかります。



■室内の広さは同等



『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


ヤリスクロスの室内寸法は、室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,205mmです。


いっぽうC-HRは、室内長1,800mm×室内幅1,455mm×室内高1,210mmで、両車にそれほど大きな違いはありませんが、幅の広いC-HRのほうが空間にゆとりを感じます。


『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


どちらもコンパクトクラスですから、ファミリーカーのように広々とした後席スペースがあるわけではありません。


大人2名乗車+荷物といった使い方がベストでしょう。



■荷室容量はヤリスクロス



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ヤリスクロスのラゲッジ容量は、クラストップレベルの390L。


しかもトヨタのコンパクトSUVとしては初めて、4:2:4の分割可倒式リアシートを採用(グレード別)していますので、4人乗車で長尺物を積むといった使い方をするユーザーには便利です。


対するC-HRは318L。


ヤリスクロスより小さくなりますが、ここはデザインを優先させた結果。


『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


しかし後席を倒したときの容量は、ヤリスクロスが1,102Lに対してC-HRは1,112Lとわずかに大きくなります。


大きな荷物を載せるのであれば、使い勝手に大きな違いはなさそうです。



■ガソリンエンジン排気量はヤリスクロスが上だけど…



ヤリスクロスの1.5L 直3ガソリンNAエンジンは、高出力化と燃費向上を両立させた直噴エンジンです。


最高出力は88kW(120ps)で、駆動方式は2WDと4WDがあります。


WLTCモード燃費は、18.2km/L(4WD・CVT)と20.2km/L(2WD・CVT) ハイブリッドは1.5Lガソリン+モーターで、システム最高出力は85kW(116ps)。2WDの他に、電気式4WDシステムの「E-Four」も用意されています。


燃費は29.0km/L(E-Four)と31.3km/L(2WD)です C-HRのガソリンモデルは、直列4気筒の1.2L直噴ターボで、2WDと4WDのラインアップです。


2WDモデルには6速MTも用意されています。


WLTCモード燃費は、14.3km/L(4WD・CVT)〜15.4km/L(2WD・CVT)です。


ハイブリッドは1.8Lガソリン+モーターで、システム最高出力は90kW(122ps)。


ただしC-HRのハイブリッドにはE-Fourが設定されておらず、2WDのみ。


燃費は25.0 〜25.8km/Lです。



■新車のヤリスクロスと中古のC-HRどっちを選ぶ?



『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


ヤリスクロスの新車販売価格(ガソリンモデルが179万8,000円〜244万1,000円、ハイブリッドモデルが228万4,000円〜281万5,000円)に対し、C-HRの中古車相場価格(2020年12月現在)は、ガソリンモデルが約150万円〜270万円で、ハイブリッドモデルが約150万円〜300万円となっており、とても悩ましいことになっています。


どうしてもハイブリッドの4WDモデルが欲しい場合はヤリスクロスという選択になりますが、2WDモデルで検討するなら、C-HRのハイブリッドはかなりお買い得です。



■それぞれのおすすめポイントは?



『新型ヤリスクロスと中古C-HRは、好敵手!?』


ヤリスクロスは、凝縮感のある洗練されたすっきりデザインに、4:2:4の分割可倒式リアシートと組み合わせて、便利に使えるクラストップレベルのラゲッジ、さらにハイブリッド4WDの「E-Four」が選べるということがポイント。


対するC-HRは、独創的で先進性のあるデザインに、クラスを超えた高い質感のインテリア、あらゆる速度域での操縦安定性と乗り心地を徹底的にチューニングしたスポーティで気持ちの良い走りなどがポイントです。


デザインは、オーナーの好みもあると思いますが、ドライバビリティや内外装の質感は、当然ながらC-HRのほうが高く、新車にこだわりがなければC-HRを狙うのも大いにアリだと思いますよ。




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