『迷ったらこれ買っとけ!リセールが良さそうなSUV (FJクルーザー、ランクル70、ランクル、ハリアー、ジムニー)』
2020.12.11
クルマを定期的に乗り換える方にとって気になるのは、リセールバリュー(再販価格)です。
乗りやすくて使いやすいクルマであるのはもちろん、手放すときに高く売れると、次も買いやすくなるというわけ。 それは中古車でも同じです。
そこで、現在、中古車市場でリセールの良いクルマをピックアップしてみました。
賢い買い物をするために、ぜひチェックしておいてくださいね!
■リセールがいい5つの条件
リセールバリューが期待できるクルマの条件にはいくつもありますが、ここではわかりやすい5つのキーワードで話を進めましょう。
まずひとつ目が『人気』です。
新車販売時において人気のモデルは、中古車市場でも購入したいと考える方が多くなり、リセールが期待できます。
ふたつ目は『信頼性』。
中古車はある程度距離を走ったものが販売されるわけですから、距離が伸びれば伸びるほど、それぞれの個体に違いが出てきます。
故障やトラブルが少なく、信頼性の高いメカニズムを積んだモデルは、中古車市場でも人気です。
またクロカン系なら耐久性も重要な要素になります。
トヨタは、前述の信頼性において、一流の『ブランド』です。
また、FJクルーザーなど単体でイメージが確立されているクルマは、少々古くても人気があります。
高級であったり、信頼性や耐久性であったり、性能であったりと、名前を聞いただけで、誰もが共通のイメージが浮かぶクルマであれば、それだけの価値がつくわけです。
よっつ目は『希少性』です。
人気があって、なおかつ期間限定、台数限定などで販売台数が少ないモデルは、必然的にリセールが高めになります。
最後は『国外人気』です。
海外でも人気のモデルは、もしも国内販売よりも条件が良ければ、そちらに流れるので、必然的に国内の在庫が減って、結果中古車価格を押し上げることがあります。
こういった条件を踏まえて、中古SUVを眺めると、また違った発見があるかもしれません。
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※価格は支払総額
■リセールが良いSUV5選
★トヨタ ハリアー
ハリアーは「高級クロスオーバーSUV」の元祖と言えるモデルです。
特に先代モデルの3代目は日本国内専用モデルとして開発されただけに、日本の道路事情でも使いやすいサイズとスタイリッシュな外観、高級車として申しぶんのない装備とメカニズム、“若い方でもちょっとがんばれば買える”絶妙な価格設定がウケて、大人気となりました。
2020年6月には4代目となる新型が登場し、その人気はさらに上昇中です。
高級モデルならでは充実した装備が特徴ですから、中古でも満足感の高い買い物ができます。
★トヨタ ランドクルーザー
クルマに詳しくない方でも「ランクル」という言葉は分かるくらい有名なクルマ。
それは世界的にも同じで、本格クロスカントリーとして非常に多くの人の生活を支えた、まさに日本の自動車業界を支える柱的な存在です。
ランドクルーザーには、本格クロカン性能に豪華装備をプラスしたステーションワゴン系と、高い悪路走破性や耐久性を持つ、ランクルの真髄ともいえるヘビーデューティ系、ランドクルーザーの高い走行性能を備えながら、気軽に4WD走行を楽しめるライトデューティ系がありますが、日本国内ではステーションワゴン系が圧倒的人気です。
現行のステーションワゴン系は、2007年に登場した200系。
高い剛性と耐久性を持つモデルなだけに、一般的なクルマでは“過走行”と呼ばれるようなほど距離を走っている個体でも、価格はそれほど下がりません。
買うときには年式や走行距離の割に高く感じるかもしれませんが、そのぶん売るときのリセールも期待できるでしょう。
★トヨタ ランドクルーザー70
日本国内では最後のヘビーデューティ系となった70(ナナマル)の復刻版モデル。
1984年に登場した70は、2004年に販売が終了したものの、世界的にはいまだに販売する国がある大人気モデルです。
2014年のデビュー30周年に合わせ、1年間の期間限定で販売された70シリーズは、復活を望むファンの強い要望に応えたもの。
本格的な悪路走破性や堅牢なシャシー、パートタイム4WDのメカニズムはそのまま、デザインがモダンなスタイルに若干変更されていました。
歴史的な名車が期間限定で再販されたとあって、当時からおおきな話題となった70は、根強いファンに支えられて中古車市場でも大人気、長いスパンでリセールが期待できる1台と言えそうです。
★スズキ ジムニー
軽自動車で本格クロカンSUVという、まさに唯一無二の存在で人気のジムニー。
1970年登場の初代から、堅牢なラダーフレーム、パートタイム4WDというメカニズムを伝統的に採用し続けています。
小さくて軽いボディはぬかるんだ道でも埋まりにくく、シンプルなシステムは故障しても修理が簡単で耐久性も高いため、本格的なオフロード走行を楽しむユーザーを中心にファンが多いのもうなずけます。
2018年に現行型にモデルチェンジとなりましたが、基本的なメカニズムは昔から変わっておらず、パーツも豊富。
中古車市場では、軽自動車という手軽さもあって、根強い人気があります。
★トヨタ FJクルーザー
2006年に北米市場向けに発売されたFJクルーザー。
往年のランドクルーザー FJ40型のデザインをモチーフとしたレトロクラシックな外観と、ランドクルーザー プラドのシャーシがベースの本格的なオフロード性能、4.0L V6ガソリンエンジンのパワフルな走りが特徴となっています。
日本では2010年から、SUVがブームになる直前の2018年まで販売されていたモデルで、SUVがブームになるにつれて人気が再燃しています。
本格的なオフロードファンも注目する1台は、希少性もあって高値安定傾向です。
ランドクルーザーやジムニーは、時代に左右されることなく、つねに人気のモデルとして認知されてきましたが、昨今のSUV人気がそのバリューをさらに引き上げました。
この人気は、いましばらく続きそうです。