【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』

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【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』

2020.11.15

SUVが人気とはいえ、国内の軽自動車販売上位は、未だスーパーハイトワゴンです。


なかでも、ホンダN-BOXは、実用的なパッケージでデビュー以来、高人気を維持しており、2017年発表の2代目でもそれは変わりません。


そのライバルであるダイハツ タントは、2019年にモデルチェンジを行い4代目に進化。


2019年度は、N-BOXに次いで2位の新車販売台数を記録しました。


ここでは、2017年発売の2代目N-BOXと、現在の礎となり中古市場で人気の3代目タントを比較します。



■ライバルの追随を許さない不動のホンダ N-BOX



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


N-BOXは、2011年に登場したホンダ初のスーパーハイトワゴンです。


ホンダならではのセンタータンクレイアウトのメリットを生かし、室内空間はクラストップレベルの広さを確保。


ファミリー層を含むあらゆる世代から絶大な支持を得て、一気にホンダの看板車種へと成長しました。


2017年には2代目が登場し、初代のデザインを踏襲しながら、メカニズムや装備を全面的に刷新し、普通自動車と変わらない安全性能や最新装備の採用などにより、規格の制限がある軽自動車のなかで“ファーストカー”の選択肢に入るクオリティーを目指して作り込まれました。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


いっぽうダイハツ タントは2003年に初代がデビューした、元祖スーパーハイトワゴンです。


親しみやすい外観とミニバン顔負けの広い室内空間で、子育て世代を中心に高い支持を得てきました。


2007年登場の2代目から、センターピラーをドアに格納したミラクルオープンドアを採用。


子供の送迎や買い物など日常使いにおける利便性を圧倒的に向上させ、その人気がさらに加速します。


くわえてエアロパーツやスポーティな装備が満載の「カスタム」を若い男性ユーザー向けに設定したことで、人気に拍車をかけました。


こうしてタントは、軽自動車を“安いから選ぶ”ではなく、“好きだから選ぶ”ジャンルへと成長させたモデルとなりました。



■デザインは好みの分かれるところ



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


N-BOXのエクステリア(外装)は、シンプルで自然体のすっきりしたなかに品格も兼ね備えた、軽自動車の枠を超えたデザインになっています。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


2013年登場の3代目タントは、それまでの親しみやすいタントのイメージはそのままに、立体的なノーズまわりとバンパーの造形で質感を向上。


エッジの効いたキャラクターラインは使用せず、全体的に穏やかな曲線と面で構成されており、どちらかといえば女性的なデザインです。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


インテリアは、N-BOXが上下二段のレイヤー構造になった横基調のすっきりとしたインパネで、運転席側と助手席側それぞれの乗員が、実寸以上の広さを感じられるように工夫されています。


エアコンの操作パネルはピアノブラック調で加飾されるなど、広さと上質感を感じられる室内になっています。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


対するタントは、インパネ上面をフラットに、横長のセンターメーターすることで広さを表現。


広々とした視界を確保すると同時に、助手席前のちょい置きトレイ、運転席前のアッパーボックスなど、実用的な使い勝手にも配慮されています。


またドアトリムの形状に丸みを持たせることで親しみを表現しつつ、ポケットにも使えるプルハンドルで利便性も追求しています。



■空間をフル活用するシートアレンジ



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


N-BOXには、通常のベンチシートのほかに、助手席が570mmスライドできるスーパースライドシート仕様が設定されています。


ベンチシート仕様にも用意されるスライドリアシートと合わせて、室内での過ごし方や乗り降りの自由度を高めています。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


タントの室内の利便性は、ミラクルオープンドアを抜きには語れません。


380mmのスライド量を持つ助手席を前方に目一杯出すと、後席の足元には最大695mのフロアが現れますが、その際、センターピラーがないため、大きな荷物やベビーカーをそのまま出し入れすることが可能。


もちろん子供やお年寄りの乗り降りも容易になっています。


その助手席のシートバックは前方にたたむことができ、シートバックテーブルとして活用したり、長尺物を積載する際にも便利です。


助手席背面にシートバックレバーがあり、外側からでも運転席側からでも操作が可能です。



■軽自動車を超えたハンドリングと乗り心地



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


重心が高くなるハイトワゴンにとって、足回りのチューニングは快適な乗り心地と運転のしやすさにつながる大切な要素です。


N-BOXは、剛性を高めながら軽量化を達成したダンパーロッドや、スタビライザーリンクをスチール製からアルミ製に変更してばね下重量を低減させ、操縦安定性や乗り心地を向上させています。


いっぽうタントは、基本となるロール剛性を向上させるとともにばね定数を見直し、ブッシュ類を改良することで、高い操縦安定性と快適な乗り心地を実現しています。



■リッターあたり30kmに迫るエコエンジン



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


N-BOXのNAエンジンには、軽乗用車初となるホンダのバルブコントロール機構「VTEC」が採用され、吸排気効率を高めて燃費性能を向上させています。


ターボエンジンには電動ウェイストゲートを採用し、低燃費化やレスポンスの向上を図っています。


トランスミッションはCVT、JC08モード燃費はNAが27.0km/L、ターボが25.6km/Lとなっています(2WD/カスタムは25.0km/L)。


【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


タントのエンジンはダイハツのe:Sテクノロジーを進化させたNAエンジンに加え、ボディに樹脂パーツを採用したり、デザインで空力性能を向上させたり、エンジンやトランスミッションのエネルギーマネジメントを見直すことで統合的に燃費性能を向上させています。


トランスミッションはCVT、JC08モード燃費はNAが28.0km/L、ターボが26.0km/Lです(2WD)。



■安全性を高める先進機能



【軽ハイトワゴン対決】『ホンダ N-BOXとダイハツ タント、使い勝手がいいのはどっち?』


安全性能の面では、N-BOXが全車で「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備。


対して2013年デビューのタントは、当初こそ低速域衝突回避支援ブレーキ、誤発進抑制制御機能、VSC&TRC、先行者発進お知らせ機能で構成される「スマートアシスト」でしたが、2015年には衝突警報機能(対歩行者)と車線逸脱警報機能の追加と、その他の機能を向上した「スマートアシストⅡ」へ、2017年にはさらに機能を向上させた「スマートアシストⅢ」へとそれぞれ進化しています。


ファーストカーとしても使える上質な内外装や、クラストップレベルの室内空間、ホンダならではの走りの良さが魅力のN-BOXは、普段使いはもちろん、後席に大人が乗る機会が多いという方にオススメ。


タントは、子育て世代を中心としたユーザーの日常使いで強い味方になってくれるでしょう。



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